深度 、急速潜行~
[Life as a Half Drow]Darkness, your name is. Session #7 It takes one to know one.
▼クトゥルフキャンペーン「汝が名は暗黒 ~Darkness, your name is」第 7 回セッション「It takes one to know one. (蛇の道は蛇)」マスターやってきました。
 もうさすがに暦は気にしてないぜ! 時期は 2 月頃、下着王と呼ばれた実業家ロナルド・トリンプが米国大統領になった直後ぐらいということで、まぁ、そんくらいの年なんだと思われます。大統領の名前は実際の人物のをどうもじればちょっとそれっぽくなるかなぐらいで適当に考えたので意味はあんましないです。
 今回は「渡米編」ということは前から決めてました。キャンペーン後半は渡航多めで、というのは最初から考えてた方針ですが、普通にやっててもまぁ、なかなか自然にそうなる流れなんて組めないわけで、若干強引に。いや一応、前回で「今後はそういう方向性だよー」という仕込みはしたハズなので、そこまで強引な連れ出し方ではなくなる予定だったのですが、誰も覚えてなくてな……わたし自身も覚えてなくてな……。
 まぁ、仕込みはしてあるハズなんで、そういうことで! と云い張って、まず「君たちはロサンゼルス国際空港にいる。それぞれの事情で別々にやってきたのだが、新大統領の入国制限政策のあおりで入国に手間取ったりしている間に予定していた乗り継ぎ便を逃し、そうした人々のために増発された小型機臨時便の出発ゲートにやってきたところ、そこには何故か見慣れた面々が……! ってことで、何でこうなったのかそれぞれ考えて教えて!」というところからスタートしました。
 我ながらアレですが、「今回は渡米編!」というのは前もって云っておいたことでもあり、みんななんとかしてくれました。サンクス。
 てことで以下水面下に。
アーサ・ナイト(artemis):21 歳女性、大学生(民俗学専攻)
 外見は Zero セイバー。
 ネイティブアメリカンのフィールド調査が目的で渡米、という申し出があり、採用。うむ、ジャストフィットだ。
荒俣宏美(BOSS):26歳女性、TV 番組ディレクター
 「読み切り」で死亡した荒俣宏子の妹。
 こちらは当然取材目的ということで、前回ちらっと話した内容のメモがキャラシーに残っていたようで、米国中西部の「黄金の七都市」伝説を求めて渡米という設定に。
各務麻美(DISK):18歳女性、大学生
 「読み切り」から続投。データ的には再構築しており、高校から大学に進学。バイト戦士。
 こちらは荒俣のアシスタント的に荷物運び手として。
ガイゲルシュタイン(OTTO):年齢不詳男性、医師
 「読み切り」の最後に発生した事態でキャンペーンの主役に。データは再構築。左目に眼帯をしている。フルネームは「ガイゲルシュタインじょう」のはずだが、「じょう」部分のスペルは未定! 揺籃学園大学医学部客員教授。
 米国外科アカデミー学術総会に出席するために渡米。ついでに、米国在住の四賀楓の保護者に頼まれ、楓を連れて行くことに。

 今回もシナリオは、ブツとしてはほぼ未完成という感じでのセッション突入となりました。飽くまでブツとしては、ってことで、組み上げる時間はなかったものの考える期間は充分にあったので、できてないものをぶっつけ本番、というわけではなかったのですが。
 前回は自由度高めるためにシナリオの段階で書き込みすぎない、という意図からあまり書かずに突入したのですが、今回はもう、筋としては一本道もいいところで、あとは時間さえあれば全部書き出せるぜという状態にはなっており、うぬぬぬ、と唸りながら書けてるところまでを印刷してみたところ……書き終えてた分だけでも、けっこう過去にもあんまし類を見ない枚数になってしまって、「なん、だと……」とか呟いたりしておりました。実際には書き上げた分もろくに見ずにプレイしてたけどねー。次以降のための記録よ記録!
 以下は、今回は一本道だったので、章分けみたいな感じでサブタイつけつつ記録してみます。
・ロサンゼルス国際空港
 順次、それぞれの渡米の理由の回想を処理した後、探索者たちと、数名の NPC は空港のすみっこの出発ゲートに集まることとなりました。同じ臨時便に乗るのは、探索者 4 名と同行 NPC の楓、前回登場した米国ローランド・サイエンシズ社の研究者ガリスン・ダーチェイン博士、その同行者、片目を眼帯で覆ったアレッサンドロ・ロッシの 7 名。まぁたくさん乗った機でイベント発生というのも考えてはいたんですが、現実に近い世界で関係者でない登場人物が増えると、世間体だとか法的なマズさだとかが枷になって、思い切った行動に出にくくなる、ってのは今回のキャンペーンではとくにずっしり感じるところ(いや、その葛藤じたいはいいのですが、ひたすら時間食うのがねー)なので、ここは最小限のメンバーで行くことに。
 同乗するのは、この 7 人の乗客に機長、副機長、客室乗務員を加えた 10 名。ガイゲルシュタインは客室乗務員が男だというので不満タラタラでしたが、倒すべき敵なんだし気にすんな、の方向性で。つうか今回の NPC は、同行の楓を除いて名前つきは全員男だったな……。
 搭乗機は、米国内で営業する小さな航空会社が運用する小型旅客機。設定的には、最近の大統領の入国審査厳格化政策により海外からの各地への直行便が減らされ、大きなハブ国際空港に集められた結果、海外客の国内便需要が急増し、それをビジネスチャンスとして少なからず小規模航空会社が参入している、というような背景をでっち上げてみました。まぁさすがに現実の米国はそんなアホなことはしてないと思いますが、アホなことがあったときに、小規模起業から食い込んでアメリカンドリームだぜィエ! というノリはあるだろうという妄想は実際あるということで。日本だと、そういうとこに小規模の起業者がバンバン名乗り上げてきたりしなそうだけどねー、というような偏見から。
 搭乗時に、客室乗務員がロッシに何かこそっと言葉をかけたのにガイゲルシュタインは気づきましたが、内容までは聞き取れず。その場はそれで流して、飛行機は飛び立つことになりました。
・どこへもたどりつかない飛行機
 で、なんとなーく、乗機は飛び立ちました。なんとなーく OP の続きみたいな感じで拒否権ナシな感じで飛び立たせてみたわけですが、さすがに高度 30,000 フィートで巡航に移ったあたりで、「で、我々どこに向かってんの?」という疑問が。わはは。いや、単に拒否権ナシって感じなだけで今まで訊かれなかったわけではなくて、米国内の地名なんて云われてもピンと来ねぇよ、ってことではあったのだと思いますが。「んー。どこか。カンザスあたり? まぁ、どこにもたどりつかないよー」とか答えたわたしもわたしですが!
 何にせよ、つまり飛行中にイベント発生、という宣言ではあるわけで、一応、発生前に兆候ぐらいはつかめるチャンスは用意してみたんですが、これは不発というか、あんま興味持たれず。まぁ、搭乗時にちょっとだけ妙な行動があった、というだけで、客室乗務員の行確まではしないわな……。
 同乗している NPC たちについては情報収集が行われ、判明したのはイタリア人のロッシが二重人格者であること、現在の主要人格は片目を眼帯で覆っているその理由となる眼の異常を治療したいと思って現地病院を受診、現地病院から眼病の研究で知られるローランド・サイエンシズ社に相談し、今回はローランド・サイエンシズ社の研究施設で調べるために移動中であること、しかし副人格のほうは眼の異常をむしろ望ましいものと受け止めていて、治療するという方針に反対しているということ、などでした。
 だいたいそのあたりが出揃ったところで、次のステップへと移行。
・蛇を殺してエデンへ帰還する
 どこへもたどりつかないのが何故か、というと、機上で戦闘が発生し、それに伴って飛行機が北米大陸中西部のどこかに不時着する事態に陥るから、なわけですが、実際、PC たちには何が何だかわからないまま戦闘が発生し、戦闘中に多少は事情が判明したものの、結局いまいち何が何だかわからないまま次の落下コントロールイベントに突入していっており、それをそのまま時系列に記しても何が何だかわからないので、ここは、ここで起こったことをマスター目線で記載してみます。
 まず、各 NPC の背景事情について。
 前回から登場のガリスン・ダーチェインはかなりインタクトなヘビ人間で、「似姿の利用(若干アレンジ版)」により人間に化けています。ヘビ人間の例に漏れず人類を下に見てはいますが、人類の科学と医学を学び、それに従事する知的生物として、人類の科学やその一部の構成員に対しては一定のリスペクトを持つこともあり、また、父なるイグに対する敬愛の心に曇りはないものの、種族全体としての地球の支配への復権だとか勢力の拡大だとか、そういったことにはあまり熱心ではない、自分の興味の追求や仕事の達成(その中には人類社会の中で築き上げた自分の立場、居場所を守ることも含まれる)を重視する、云ってみれば世俗派イグ教徒ヘビ人間、みたいな生き物として描写しようとしてみました。もしかれのヘビ人間の人脈を利用して情報だのを手に入れよう的な動きがあれば、対照的といえそうなヘビ人間らしいヘビ人間が(通信相手として)登場する準備もしてあったのですが、そっちにはまったく行かなかったので、なんか物分りのいい神話生物が出てきたな程度になってしまったかも。
 ガリスンの連れたロッシの副人格は、今回登場の神格オスイェグの分身を片目に宿していますが、本人の人格の面ではそちらにはほぼ(自覚的な)関わりがなく、「エデンの証人」という(自称)キリスト教系のカルト集団の一員である、という部分がアイデンティティです。とはいえ、オスイェグの宿る片目を肯定的に受け容れてはいます。これが、その片目に宿る神格に自由意志に干渉された結果としてなのか、自発的なものなのかは不明。
 客室乗務員はカカ語で「蛇を殺すもの」という意味の名を持つ、カカ族インディアンと白人のハーフ。オスイェグを崇めるカカ族の一員であり、その目的のためにロッシを連れ帰りたいという動機もありますが、「エデンの証人」の一員でもあり、その教義の実践のほうをより重視して動いています。
 機長は「エデンの証人」の構成員ではありますが、熱心な、というわけではなく、今回は客室乗務員の協力者として参加していますが、PC たちの介入等もあって不首尾に終わりそうとなったところで、腹をくくって自分も直接戦闘に参加することになりました。
 副機長はまったくそれらの事情に関係がなく、そのため、機長が戦闘に参加する前に口封じで殺してしまっていました。
 で、この連中の属する「エデンの証人」というのが何かというと、「蛇を殺してエデンへ帰還せよ」という教義を掲げるカルトで、具体的には、アメリカ政治を牛耳る爬虫類人類レプティリアンを見つけ出して狩る、ということを目指しています。このキャンペーン世界で実際にそういうことがあるのかというと、それは全然なく、教団上層部などはそのあたりは重々承知で、かれらが実際に狩ろうとしているのは北米大陸を中心に人類史のの影に潜み、人類社会に寄生して生活しているヘビ人間たち。しかし、下手にヘビ人間を狩ればその恐るべき父神の報復を招くことになるのでなかなか実際に手は下せない、という事情で、実行のされ方は非常に限定されることになっています。具体的には、「地面に接している状態でヘビ人間を殺害すると、高確率でその父に感づかれる。とくに北米大陸の地面はマズい」という制限の中で行動しており、今回は、「北米在住のヘビ人間を地面に接していない上体で殺害する千戴一隅のチャンス」ということで行動を開始したのでした。まぁ、このあたりは、要するに「機上で戦闘して不時着させよう。じゃあ具体的にどうしよう」という流れでねじり出した設定(そもそも蛇やかれらの父は今回の主題では全然ない)なので、その程度のアレと思っておいていただければ幸い。今後は出てこないよー。
 で、それでは、かれらの実際の作戦はというと、客室乗務員と機長が結託して武器等を機内に持ち込み、上空で、ロッシの同志人格が目覚めた時点で行動開始、ヘビ人間を狩るためにかれらが開発した特殊な毒によってヘビ人間を暗殺、というものでした。この毒は下等なヘビ人間であれば 1 ドーズで即死、ガリスンのようなタフなヘビ人間に対しても 2 ドーズで死亡、ヘビ人間ではない存在(ただのヘビや人間など)に対しても無害ではないものの、まぁ針刺し事故があってもそうそう死ぬようなことにはならないかな、というようなもので、どうやって作ったのかは知らん。
 というわけで、プレイでも実際その作戦通りに実行され、何が起こっているのかわからない PC たちは、目論見通り、ガリスンへの最初の注射の段階まではまったく手を出さずに傍観となったのですが、ガリスンが 1 撃では死なない程度に高ランクだったことがカルティストたちの想定から若干外れたこと、攻撃時に発した「蛇を殺してエデンへ帰還せよ」発言から(オカルトロール成功により)かれらの正体を見抜いた PC がいたこと、あたりが誤算になってか、事態は戦闘に。誤算とか云ってますが、マスター側としてはそうなってくれなければ困るわけで、なかなか動き出さない事態にやきもきしていたところではありました。敵としても、ガリスン殺してほかの波風は立てずに終わらせられたらそれが一番なわけで、わざわざ PC たちに自分から攻撃仕掛ける必要はないわけでな……。
 戦闘になってからも、PC 側には武器はないわけで、敵側もこっそり持ち込んだ武器はそんなに多くはなく、なかなか決定打が出ない流れになり、うーん、どうしよう、と思ってたところで、ガイゲルシュタインが機長に直訴に行くという行動に出、よし、じゃあここで機長登場で一気に埒を明けるぜ、と方針転換。機長が出てくるのはロッシと客室乗務員が制圧された後の予定だったので、同時に相手にする敵戦力が増えてしまうことにはなりますが、PC 側から遠慮を取り除く効果はあろう、と。
 機長は副機長を殺害し、操縦系統を(不完全なやっつけ仕事ながら)破壊して出てきていたため、戦闘中に機は大きく姿勢を崩し、その衝撃で戦闘参加者たちも体勢を崩し、これはさすがに都合優先すぎるかなーと思いつつも、あわてた機長が誤射で客室乗務員を殺害し、機長自身も「ここまでやっちまったにもかかわらず作戦失敗」に絶望して拳銃自殺。ロッシとガリスンは意識不明、という状態で次のステップへ。
・急降下
 敵は全部沈黙したものの、戦闘ラウンドでの処理は継続しつつ、次は降下のコントロールを試みてもらうことに。
 といっても、もちろん PC の中にジェット旅客機の操縦ができる者はいないわけで、実際に操縦技能に成功してもらう必要までは想定していませんでした。というか、具体的なクリア方法は決めずにプレイに臨んでいます。本気で調べてリアリティ重視で組む時間も根性も予備知識もないし、プレイヤーのほうに、さすがに操縦技能はないまでも知識豊富な方がいた場合、中途半端にしっかり作ってしまって、不整合が生じたりすると面倒なので。まぁ、機内マップぐらいは作れればと思ったところではありますが、実際のプレイにはほぼ影響なかったかなぁ。
 で、正解は決めていないとはいえ、もちろんある程度の突破の道筋は考えてはありました。第一は、「幕間の成長」でそれ系の技能取得を推奨してみること。第二は、スマホ等通信装備を用いて、知識や技術のある人に助言を求めること。第一についてはアーサが試みてくれていたのですが、ひとけたパーセントの成功率に留まっていました。第二のほうがねー。そのために、機内は Wi-Fi 完備だよー、と、その後テロに走ることがすでに決まっている客室乗務員にわざわざアナウンスさせたりもしてたのですが、これは見事に誰も考えつきもしなかった模様。何度か参戦してもらっているプレイヤーの中にはそっち系を使いこなしてる民もおり(キャラクターも SE)氏がいたらどうだったかなぁ? とちょっと思ったりも。いやまぁ、制御を失って墜落に近い急降下を続ける機内で通信がまともにつながるかとか、わたしにわからないことが氏ならわかって、却って速攻で除外してしまったかもしれないけどねー。
 とはいえ、ひとけたパーセントとはいえ技能を持っている PC がいて、幸運ロールでラウンドあたりの高度低下を判定しながらいろいろ機械修理等で調べれば、操縦系を多少なりとも復旧させる方法は判明し、さらに機械修理と電気修理でそれを実践、あとは高度が尽きるまでひたすら操縦技能のひとけたパーセント成功を目指してダイスを振る! というところまでは到達。ひたすら振り続けた結果――結局高度ゼロになるまで一度も成功せず!
 わはは。
 結局、墜落一歩手前の不時着、みたいな感じで、しかし砂漠めいた地形で周囲に余分な被害を与えたり、地形にぶつかって機体に余分なダメージが入ったりすることはなく、強引な胴体着陸に突入。ここでも幸運ロール(んまー、この急降下不時着シークエンスではちょっと幸運ロールに頼りすぎたかにゃあ)の多数決を行ってもらい、衝撃でアーサが負傷した(そして戦闘のダメージと合わせて死にかけた)以外はダメージ入らずに、地上で静止状態までたどりつく、という結果になりました。
 ここで、意識不明だったロッシは結局死亡という結果に。機長と客室乗務員には死んどいてもらわないと困るところだったのですが、ロッシはどっちでもよかったので、どっちがいい? とプレイヤーに相談したところ、まぁ死んだってことで、と。ま、そのほうが面倒はなかったです。
 ガリスンは生存。
 なお、墜落の直前、操縦席にいたメンバーは、一点から放射状に伸びる無数の線からなる巨大な人工物地形を遠く目撃していました。これが今回の後半の舞台になります。
・遭難者の一夜
 不時着して、とりあえずひと息ついた段階で、時刻はすでに日没に近づいており、一行は、とりあえず野営の準備に入ることに。まぁ、この時間配分は都合で設定したものです、もちろん。
 まず判明したのは、GPS が役に立たないこと。それから、航空会社や近隣警察やらに連絡しても、(少なくともすぐには、その晩のうちには)役に立たないこと、など。正確な情報は得られなかったとはいえ、情報ゼロというわけでもなく、だいたいの場所としては、アリゾナ州とニューメキシコ州の州境付近、原住民族の自治権が強いあたりであるということ、などだったでしょうか。ちょっとこの段階でどこまで詳細に出してたかは忘れました。
 で、主にガイゲルシュタインが、ある程度ガリスンと腹を割った話をして、その正体を教えられる、というようなイベントも発生。ガリスンは毒の影響からは回復しつつありましたが、それ以外の何かで体調不良に陥っている様子。これはセッション中に言明する機会はなかったかもしれませんが、今回の本命カルティストたちが、重要儀式を蛇系の勢力に邪魔されないために行使していた(もちろん蛇たちの父ご本尊にはまったく無効ですが)蛇避けの魔術(独自設定)の成果でした。
 そんなこんなで、夜が明けたらどう行動すんべぇ、というような相談をしてたと思いますが、ここはすいません、まるで具体的なところは覚えてなかったり。こっちは翌朝夜明けから強制イベント発生で自由行動の余地がないことがわかってるので、あんま聞いてなかったぜ。
・ミア族の使者
 夜明けとともに、一行の野営地に、一団の騎馬部隊が現れます。民族衣装に身を包み、ウィンチェスター M1892 を手にし、腰にはコルト M1873 SAA を挿したインディアンたちの姿は、まるで西部劇の時代からタイムスリップしてきたかのような印象を与えるものでした。って、描写側が云ってるだけではありますが。
 かれらは、直接的な脅迫という手段をこそ取らないまでも、それらの武装を顕示しつつ、一行に、自分たちについてくるように促します。かれらはこのあたりに暮らすインディアンのミア族と名乗り、今は自分たちにとってとても大切な儀式の時期であるから、この地域から出て行くことは認められないが、自分たちの宿営地に逗留して儀式の完了まで待ってくれるのならば危害は加えない、と語りました。
 もちろん、クトゥルフにおける儀式が無事に完了するとはあまり考えられませんし、儀式が無事に完了したとして無事に済むかはさらに怪しいアレではありますが、かれら自身は嘘を云う意図はなかったこともあってか、一行は素直にこれに従うこととなりました。なお、この場面でガイゲルシュタインが「女性陣に危害を加えることはないよう確約してもらおうか」みたいな格好のいいことを云ったのですが、直後に「まぁアンタとガリスン以外は全員女だけどな!」「マジで!?」とかいうやりとりが発生して間抜けな事態になったりも。最近は亜室の欠席率が高いので、PC の女性比率が高くなってるんだよにゃー。
・ミア族のキャンプにて
 一行が案内されたのは、不時着直前に上空から目撃した巨大(広大?)人工物の末端部にあたる場所でした。それは、中心部に何らかの構造物(この時点では確認できておらず)を擁し、そこから放射状に太い送電ケーブルが伸びており、その送電ケーブルに沿って無数の大量の太陽電池パネルが並ぶというもの。その放射状に延びた構造の末端部付近に、ミア族のティピー(インディアンのテント)が集まっており、そのうちふたつに、男性陣(ガイゲルシュタインとガリスン)と女性陣(その他 PC たち)が収容されることになりました。
 とくに敵対的に監禁されている等でもないので、一部で情報収集、というよりも民俗学的調査を試みた例もあったかもしれませんが、儀式の詳細部分等はまぁさすがにここではわからず。
 儀式の本番は翌日ということで、その晩の間に脱出、襲撃、といった展開も想定はしていましたが、そちらには進まず、夜が更けてゆき、キャンプに何者かが来訪したことには気づいた PC もいた、という程度で翌朝を迎えることとなりました。
・地下都市
 本来ならば、PC たち部外者は儀式には参加、参列せず、キャンプで待つ予定となっていましたが、翌朝、目覚めてみると、その方針は変更になっていることが判明します。昨夜の来訪者、ミア族と共同して儀式を行うカカ族が、PC たちも儀式に参列させるよう要求して、受け入れられた結果で、まぁ、クトゥルフで儀式に部外者をわざわざ参列させるというのは、そりゃあ、生贄とかにするためってことだよねぇ、というのはプレイヤーにもバレバレだったんじゃないかとは思いますが、誰もそれはおくびにも出さず(ミア族については実際その意図もないので)、一行(ガリスンは除く)は、放射状に延びるケーブルに沿うように、その中心部へと連行される(といってもこれもあくまでも紳士的に)ことになりました。
 中心部は地下へと続く通路で、各方角へと伸びたケーブルがそこに集中し、地下通路の奥へとつながっている、そのケーブル群の上に渡された鉄板(工事現場の足場みたいなの)の上を、カカ族、ミア族、そして PC たちは進んでいきます。中は明るく照らされており、曲がりくねった道はどうやら、地下に埋もれた都市の遺跡へと続き、その遺跡の中の特定の場所へと掘られていることが判明。カカ族とミア族が知る黄金の七都市、と云われるもののひとつであり、今回その中心部への道を特定できたことと、片目に神のナニカ(化身? 恩寵? まぁなんかそんなようなもの)を宿す男を確保したことで、長らく行えなかった儀式を決行できるようになった、というあたりのことを、この道行での会話なり、その後の儀式の場での会話なりで開示。
 この片目云々についてはロッシのことでもありますが、同時に複数人存在することもあり、ただし、その特性が覚醒しているのは同時にはひとりだけ、というのが今回の設定です。ガイゲルシュタインや楓の片目に宿っているものは同時に活動することもある点で異なるわけですが、それと「対になるもの」として今回のキャンペーンではこのように設定しています。カカ族とミア族はすでにロッシ以外の該当者を確保しており、ロッシの死亡は大きな問題にはならなかった、というか、「どちらが覚醒状態にあるかわからない」他方も確保しておくか、あるいは死亡により「自分たちが確保してある該当者が常に覚醒状態を維持できる」ということで、今回のロッシ確保作戦はどちらに転んでも問題がない作戦であったわけです。
 カカ族とミア族は、オスイェグが眠る「カカトミア」の地名から雑に命名。これも今回キャンペーン独自設定です。つうか「カカトミア」で検索してもヒットゼロってどないなっとるんやー!
 大量の太陽電池パネルからの電力を地下で何に使っているかということは、その中心となる、地下の巨大ドーム状構造に到達したところで明らかになります。電力はすべて、地下の儀式場を真昼のように煌々と照らし出す照明に使われているのでした。
 これも、ガイゲルシュタインと楓の目に宿るものと対になるように今回のキャンペーン独自に設定したもので、今回のキャンペーンで追っている、「暗黒を好むもの」の対として、儀式の場を光で満たすことを求める、ということとしました。オスイェグについてはいろいろ調べはしたものの、情報がほっとんど得られず、とくに「光を好む」と考える理由も全然ないのですが、「色は灰白色」ということで、色の面でそのように「対になっている」のなら、ほかの部分でも対照的にしてみてるのは、独自設定としてアリな方針かなーと思う次第です。
・召喚
 一行はとくに囚人扱いされていたわけではありませんが、周囲には武装した者ばかり、という状況で儀式は開始されます。
 それまでも十分に明るく照らされていた儀式場は、儀式のクライマックスに向けてさらに照度を上げてゆき、やがて、その光の集中する中心部に、召喚されたそれが姿を現しました。
 儀式側としては、オスイェグご本尊を招来したかったところだと思われますが、呪文が違ったのか、それとも照度が足りなかったのか、出現したのはオスイェグの落とし子。神話生物がここまで煌々と照らされて登場というのもなかなかないんじゃないかなー。それが出現すると、普通に物理法則に従って広間を照らしていた大量の照明装置から放たれる光は、すべてがこの落とし子に集中して(照明装置じたいの向きは変わらず、光が偏向して)照らしはじめます。もちろん、例によって例のごとく、神話生物は呼び出した者だからといって特段手心を加えることもなく、儀式者等を叩き殺し、これを合図に戦闘開始。
 ただ、カカ族もミア族も、この状況下でとくに闘争や逃走に移る様子もなく、といって平静というわけでもない様子であり、一行は容易にその手から(西部劇時代の)ライフルや拳銃を奪取することに成功。
 オスイェグの落とし子はむろん、容易に倒せるものではありませんが、武装が揃ってれば倒せないものでもない、程度のデータではあり、ひょっとしたら倒しちゃうかなー、と思ってたのですが、ろくにスキルも振っていない状態で、ダイス目もふるわず、なかなか命中弾が得られない展開となりました。対する落とし子のほうは、アーサを攻撃目標と定めて攻撃を繰り返し、命中判定は成功するものの、アーサ側が回避ロールですべて回避。当たったら即死安定、というほどの攻撃ではなく、確か各務による「肉体の保護」もかかていたと思われるとはいえ、アーサはすでに負傷していることもあり、よく避けきってくれた、と感服する次第です。
 とはいえ結局、これは(被害が広がる前に)倒し切るのは無理っぽい、ということで、一行は撤退を決断することとなりました。
・脱出
 あとは、ひたすら、来た「曲がりくねった一本道」を逆に走って逃げる脱出行で、ここは数回回避を振ってもらったほかは特筆することはなかったかと記憶しています。目星かなんか通っていれば電源ケーブルの異常などに気づくことはできた予定ですが、誰も成功しなかったなんてこともあったり。まぁ、この先は結果は決まっていたので、それは大した問題ではなかったです。
 この逃走の間に、楓がドイツ語で、「わたし、知っている……? でも、光? ……闇ではなくて、光?」というようなことを繰り返しつぶやいており、それを聞いた一部 PC(のプレイヤー)が「なんでドイツ語? 中二病?」とか云ってましたが、楓はドイツ育ちというか一時ドイツ在住だったんだよー。そして、その頃の記憶に関わる何かを……というのはまぁ、まだ先の話なので、ここでは語らないでおきます。
 地下道から出るか出ないかあたりで、足元のケーブルから発火、外に出ると、太陽電池パネル群が燃え上がっていました。これはアスクル火災から連想したネタ。
 起こっていたことの(雑な)裏説明としては、際限なく光を要求する落とし子により発電→給電→発光という流れが(神話的な異常な力によって)より強くと強要され、落とし子が光を吸引する、その光を生むための電気の流れが強要され、発電パネルが過負荷を来して炎上する、という因果の逆転が生じた、というもの。近くで発電パネルが燃えてりゃ大変な熱だろうし、よく考えると、外に出たからといって、まだあんまし安全になってない気もしますが、クライマックスで、怪物が追ってくる地下道が炎上して崩落し、周囲も燃え上がる中を脱出してきた一行が、ようやく速度を緩めて振り返る、ってとこまで到達してそのダメージ計算とかやるのもアレだし、ここはそういうことでひとつ、ご理解いただければ幸いです。
 あとは描写と後日談説明としてですが、体調もようやく回復してきたガリスンと合流し、かれの、レプティリアンの陰謀というほどではないながらも皆無というわけでもない裏の人脈(ヘビ人間の)も使って一行がこの事件の捜査で面倒に巻き込まれたりすることはないよう取り計らってもらい、まずは予定された中継空港ぐらいまでは行けましたよー、というような流れで了。
 その途中、現場付近を離れる前の夜に、ひとりの男が、そのときたまたまひとりでいた(あるいは、「わざわざひとりになる時間を作っておびき出した」だっけ?)ガイゲルシュタインに歩み寄り、挨拶するというイベントも発生。その男が、儀式の場にカカ族の一般人参列者たちと一緒にいた、しかし神話生物が暴れ出して騒ぎになったときにひとり、ほかの者たちとはまるで違う様子で、興味深げに様子を見守っていたのを、ガイゲルシュタインは目撃していました。
 その人物は、近づいてくると、姿を変えました。というのも妙な云い方ですが、ゲーム的には、「似姿の利用」によりインディアンに化けていたのを解除した、ということで。
 その人物はガイゲルシュタインや楓と同じように眼帯をしていて、夜の闇の中でその片目を覆う眼帯を外してみせ、いずれまた会おう、というようなことを云って立ち去っていきました……。

 いやぁ……キャンペーンの軸神の「関係ありそうな神格」としてオスイェグ編はここらでやっておかねば、ではあったんですが、本命神格もかなり情報少ないですが、その比じゃない情報のなさに苦労&今回限りのでっち上げの連続で、疲れた……。
 今後については迷うところですが、一応、次回はこのまま米国編で行くことにしようかな、とかそんな方向性で、次回へ続く!
 ……あ、正気度回復出すの忘れてた……。
2017/02/26 (Sun)
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