深度 、急速潜行~
[Life as a Half Drow]Hygiene and Epidemiology in Fantasy World
▼ジャンルの呼称の定義は知らないんですが、「我々のリアルワールドの住人が何らかの事情でファンタジーワールドに移動して/させられてはじまる」ファンタジーというジャンルがあります。
 わたしがはじめて出会ったそれ系のファンタジーは「リーンの翼」でした。いやまぁダンバインはそれなりに観てたんですが、ちゃんと最初から観てたわけでも通して観てたわけでもないので、きちんと自覚したのは、という意味ですが。
 まぁ、ほんとうにずっと昔の話です。ドラクエの第一作より早いか遅いかぐらいの時期でしょうか。
 同様の「リアル→異世界」モノのファンタジーは当時はむしろ最初っから独自のワールドを舞台としたものより多かったように思います。むろん当時小学→中学生であった身での情報収集能力なんてタカが知れてますし、今みたいな情報の流動性が高い時代ではなかったので、非常に限られた範囲での表層的な印象ではありますが。その他、当時わたしが出会った同様のカテゴリに含まれるフィクションで印象が強いものとしては、たとえばウルティマ I、II(ゲームブック)、ウルティマ(青背ゲームブック。III のファミコン版のゲームブック化)、黄金拍車(小説、角川)などが挙げられるでしょうか。スーパーマリオブラザーズとかもなんとなくそんなようなストーリーだったような気がしなくもないですが、まぁ置いておこう。
 で、「リーンの翼」ですが
 まぁ、あれがすげぇ小説でなぁ。
 わたしがはじめて出会ったエロ小説でもあったと申し上げても過言ではないかもしれません。どうしてくれる。
 エロ小説的な面があるということは、そういう描写がけっこうきちんと書かれてるということです。つまり、下半身の描写に無駄に気合が入ってる。
 この小説の序盤に、後に「リーンの翼」を顕現させ「聖戦士」と呼ばれることになる太平洋戦争時代の日本人、迫水真次郎が、宿屋の個室でフンドシを締めるシーンがあります。
 最初に出会ったこのカテゴリのファンタジーが「リーンの翼」であったがために……「我々のリアルワールドの住人が何らかの事情でファンタジーワールドに移動」する作品に接すると、わたしはまず「下着はどうするのだろう」ということが気になるようになってしまいました。
 まったく、どうしてくれる。
 最初っから「その世界の住人」だけで構成されてる場合はべつに気にならないわけですが。
 なんてなことを、「僕のクレンリネス・ワールド」を読んで思い出したり。
 ダンジョンでトイレねぇ。
 出したことあるぞ(←阿呆)
 あと、「スーパーブラックオニキス」(ゲームブック)では下水ダンジョンの入口が便所だったりしたのがやたら印象に残ってますが。
 まぁでもあれですな。最近ちと疫学っぽいコトも勉強してるわけで、こないだなんてブ厚い「熱帯医学」の本(すうまんえん。自分で買える本じゃねぇっす)とか眺めてしまったりもしたわけで。もとが感染症屋なこともありますが、衛生学的な知識が増えれば増えるほど、「自分と違う文化的バックグラウンドを持つ人のそういう部分は気にしないのが一番」と思うようになってきましたよ……。
 まぁクレリック 1 レベル取って「クリエイトウォーター」でなんとかするのが DnD 的には正解だったりするんですかねぇ?
 キレイ好きだの何だのの文化的側面は置いといても、そりゃ根が感染症屋ですから、衛生的にヤバい状態は病気のリスクと隣り合わせって点も気にしだすともうどうにもならない部分ではあります。ファンタジーの世界で、そのあたりの事情で病気になるとかそういう話は聞いたことがない(なったらなったで「リムーブディズィーズ!」以上!)ので、まぁ、気にしなくてもいいんじゃないかなぁ、ということで……。
 ……絶対病気にならないパラティンってやっぱりスゲェよなぁ。
2006/01/26 (Thu)
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