深度 、急速潜行~
[Life as a Half Drow]Divine Basterds #1 Basterds Are Go!
▼5 版キャンペーン、はじめました!
 えー、初めてテストランやってから 2 年近くも経過してしまいましたが、今度はちゃんと気合入れて進めるぜ! 予定!
 むろん、3.5 版と 4 版キャンペーンが現在進行形である中で新作を始めるというのもどうなのよ、という環境は変わっていないところではあるんですが、それはべつにわたしがマスターやるプレイ機会の余裕がない、という意味ではないわけで、先日、ちょっと充電全放出という感じでナイトメアのマスターをやらせてもらって、今後しばらくのやりたい方向性はどっちじゃろう、と思ったときに、これはクトゥルフ期やナイトメア期というよりも DnD 期だよなー、という感じに、自分的に、なったところであり、ここはもう素直に新作突っ込んで行く方向性がいいじゃろう、と。
 あとはまぁ、5 版についても充電期間を置いたことで、3.5 版や 4 版とプレイヤー内でルール感覚とかがごっちゃにならなそうな方向性が自分的に見えてきたかなぁ、ということで。
 機はけっこう熟した! と!
 以下水面下に。
 今回はまず、独自設定の提示から。

・背景設定に基づく性格等の設定、およびそれによるインスピレーション配布のルールは使わない。
 正確には、ルールを、というよりは、その性格等の設定に公式の項目、リストから選択する、という方法を用いない、ということですが。
 あれ、よい方向に機能する環境ももちろんあるだろうというか多数派だろうとは思うんですが、うちのプレイグループだと枷としての影響のが強すぎる感触だったんだよねー。
 ってことで、かわりに以下を投入。
・PC は全員神の子。
 これ思いついた時点で、「行ける!」と思った思いつきでした。
 自分は何の神の何某の子である! というところを、設定の軸にしてもらって、細かい項目をいちいち決めずに、インスピレーション源になりそうなロールプレイの契機にしてもらう、という。「トロイア戦争全史」を読んでて思いついた模様。
 まぁ、カジュアルに神々がモータルの戦いに介入してきたりするし、神の子もけっこうゾロゾロいるし、我が子を助けるために神が敵の目に靄を送り込んだりするし、そんくらいのノリでいきたいなー、と。まぁ、アリオンよりは若干距離感遠い予定ではありますが。
 そんで最後に以下。
・タイル&ミニチュア戦闘を行わない。
 これには主要な意図がみっつありまして、ひとつは、並行している 3.5 版や 4 版のプレイ感覚との混乱を招かないこと。ふたつめは、せっかく戦闘の軽くなっている(はずの)5 版なのだから、より戦闘所要時間を削っていって、単位セッションあたりの進行を加速したいな、または、単位セッション数での踏破ダンジョン数が同じでも、ダンジョン内での遭遇(戦闘に限らず)数を増してより古風な広大大深度ダンジョン感を実感させたいな、ということ。で、最後に、もうひとつは、「職場からいったん帰宅せずに会場に行ければ、仕事後の合流でもあまり遅刻せずにはじめられるのでは?」ということ。多少大きめの鞄にルールブックとか詰めて出勤するのはまぁ現実的ですが、ミニチュアひと山抱えて出かけるのはちょっとハードルが、な……。
 なお、主要ではない思考としては、「代用ミニチュアでのミニチュア駆使プレイ」に気分的に限界を感じつつあった、というのもありました。テクスチャはゲームの楽しみの本体に影響しない、というのはむろん真理ではありますが、PC 用はまだしも、敵用のミニチュアはけっきょく揃えられる限度がありまして、「今回は実はワイバーンなんだけどカッパードラゴンで代用だよ」とか、「こいつら狼だけど伏せ型で数の揃ってるのがこれしかないからスコーピオン使うよ」とか、そういうのがなー。ヒューマノイドはそれなりにそれらしいのが用意できやすいのですが、4 版の敵が、とくに序盤はヒューマノイド偏重がすごいので、5 版ではヒューマノイド敵を極力使わずに、というか非ヒューマノイド敵をもっともっと前面に押し出していきたいな、というのがありまして、非ヒューマノイド敵をビジュアルで表現するのに、現状ミニチュアを用いるのはむしろ不利なのではないか、という感覚が強まってきていたのです。で、じゃあ、かわりにどうするかというと、モンスター(と、できれば PC 側も)カード化して、二次元ならばかさばらないことを活用し、より代用品ではないビジュアルで表現しつつ、配置もざっくり前衛後衛ぐらいは盤上で示していってみよう、と考えたのが今回。
 ま、全部の絵を自分で描いてるわけでは、もちろん全然、ないので、権利面でクリアーな画像では、全然、ないものです。内輪でのプレイに限っての使用ということでカンベンな! ということで。
 ちなみに、口では、「ウィザードリィテイストで!」みたいなことを口走りましたが、実際にイメージしてたのはむしろ「ダイナソア」でした。「ダイナソア 戦闘」あたりで画像検索すると、かなりわたしがイメージしたまんまのがバリバリ出てくるかと思います。まぁ、中身はふつうに昔のドラクエ、ウィザードリィ系の戦闘なんですがにゃー。戦闘以外でもカード的表現を満載してるのも特徴で、敵ユニット以外もけっこうカードっぽくしたのは、そのイメージに引っ張られたためではありました。
 まーダイナソア名作なのでみんなやるべし! 熟練度稼ぎは面倒なので連射パッド推奨ですが!

 ……ってことで、以下、簡単に記録など。
 参加者は以下。
 DM: DRR
 リーウェン(artemis):Human Wizard (Son of God of Fire)
 ケネカ(BOSS):Halfling Rogue (Son of Trickstar)
 リンツ・オーゲン(DISK):Halfelf Fighter (Daughter of War God)
 ルキア(OTTO):Human Cleric (Daughter of Goddess of Death)
 ……はい、誤算はありました。
 つうかさー、最初にイメージしたのがトロイア戦争なわけで、なんかこう、みんな大神とか太陽神とか愛と美の女神とか海神とか、なんかそんな感じの厨な神様の子で来ると、何の根拠もなく想像してたわけですよ。
 したら。
 最初に名乗りが上がったのが、ケネカの「トリックスター」ですよ! いやね、順当に考えてたわけですよ、神話っぽい話にするからには、敵の大物はトリックスターか冥王あたりですよねー、とかそんな、感じに、漠然と。まず片方が PC の親父さんになっちゃったよ! で、次に来たのがリンツの戦闘神ですよ。いやまぁ、これは順当ではあるのだが……あるのだが、戦闘神の中でも勝利をもたらすものとか国家民族等々の守護者とかというわけではない、理由とか結果とか目的とかは二の次的な「純粋に戦いを楽しむ者こそ~!」的な戦闘神とのことで……うぬぬ……と。∀的にラスボス格じゃねぇか、と。そして、ルキアですよ。「死神」ですよ。生死の理を司る者、的なアレですよ。冥王、とはまぁ違うにしてもそっち系が! 想定していた敵の大物候補のもう一方も PC の親父さんになっちまったよ!(その後、母に設定切り替え、だったかな? 最初から母だったかも) ということで最後――リーウェン選手が予定していたのは「眠りと怠惰の神」……とのことだったのですが、こう、もうちっと裏街道じゃない神を! 頼む! と頼み込んで、第二候補だった火炎神にしてもらいました……。
 ええと、裏街道というか、「厨な神」を期待してたら「中二な神」だらけになっちまった、ぜ……。
 なんてなー、勝手に方向性を想像してましたが、ひと通り見た後で改めて考えてみりゃあ、そりゃあそうだよねぇ……俺だってそーする、でしょう。自分の PC の親は神、どんな神かは自由に考えて、と云ったら、表街道よりは裏街道な神を考えるよ、ね……。
 んまぁ、それはそれで、誤算ではあっても、世界を書けなくなる方角では全然ないので、決まってしまえば歓迎です。

 導入は、今回は PC ひとりひとり、それぞれに戦闘遭遇アリで個別に用意しました。回転上げるよー、というのがテーマのひとつなので、とりあえず、贅沢に戦闘回数をこなしつつ、新機軸戦闘システム周りのテストランをしてみる、といったあたりを考えて。その導入の主役が自 PC を使っている間は、他プレイヤーには、その戦闘に参戦している「一般人」等をプレイしてもらいました。
 最初はリンツ。暮らしていた場所でも立ち寄った場所でもいいので、どこぞの農村で、村に攻撃的意思を持って現れた熊を退治してもらうという設定。で、「で、農村におるんだけど、どんな事情で来てるのか適当にでっち上げて」みたいなことを云ってみたら、「熊退治とか?」とか云われてマスター大焦り事案。な、何故バレた!?
 次はリーウェン。やはり町の人が怪物退治で助けを求めてきたわけですが……「スライムとか?」とか云われて絶句。まさに相手はグレイウーズだよ!
 ……てな感じで読まれまくりでした……どないなっとるんやー……。
 その次はルキア。実は今回クレリックいないんじゃねぇかなとか思ってて、いなかった場合の対応も考えてはいたのですが、いる、ということになって、それならそれて考えていた導入を投入してみました。つまり、トロイア戦争とかの(もちろん、それに限らず)神の子だったりそうでもなかったりする英雄たちがよくやってる、牛一頭を殺して神に捧げて祈ったり云々、というのを、今回のキャンペーンでもやれるようにしておきたい、ついては、実際にはどんな手順でやってるのかを、せっかくだからクレリック(がいるなら)のプレイヤーに決めてもらおうかねぇ、という。
 で、クレリックの信仰は「自身(というのを、今回は PC が神の子ということで許可しました)」で、死神。まぁ、いきなり「生贄の手順考えて」と云われても、そんなに困らんだろう、と。
 どんなんにします? と云ってみたところ、実際困らずに、「かっさばいて血ドバー」とか云い出して、まぁ、ドン引き気味になりました……。いやまぁ、冷静に考えれば、由緒正しい、焼いて煙と香を神が取り、肉を人が取る、みたいなのだって充分血腥いんだけどねー。さらには、「裏の儀式としては罪人かっさばいてドバーみたいなのも」とのご提案もありました。どうしたもんか……。いや、まぁ、設定としてはあってもいいかと思いますが、さすがにそっちは描写までする機会はないかなぁということで。
 最後、ケネカについては、やはり個別戦闘導入を予定していましたが、新機軸戦闘手順は実際軽い感触で、2 戦闘で充分慣れれたかなー、ということで、ケネカ+NPC 隊予定だったところ、王都へ向かう道で偶然合流した後ということに設定変更し、全員 PC 使って進めてもらいました。
 この導入は、もともと今回の本題に直接つながるものとして考えていたものでもあったので、全員参加でもそれはそれで順当な展開となります。

 この時期、当該地方においては、一帯に君臨する偉大な王(領地そのものは都のみ)の即位 30 周年式典というイベントが近く迫っており、それに合わせて近隣住民たちも王に特産品等を貢物として持参しよう、と動いておりました。この王も片親が神で、とくに善政を敷いていたかとかは未定ながら、いろいろと人外の脅威にさらされているであろう民人をたぶん少なからず守ったり助けたりしていて、その恩に報いるというか、今後そういう助力を求めたいときに無碍にされないことを期待したりして、といったあたりもあるのではないかと想像しつつ設定。
 で、リンツは退治した熊の毛皮と肝を献上するに当たり輸送の護衛として依頼され、リーウェンは王の治世を称える石碑を作るために切り出した石材の輸送に同様に同行を依頼され、ルキアはやはり神の子かつ供犠を司るスキルを持つものとして呼ばれ、ケネカはハーフリングの村の特産品のひじきを献上するべく輸送部隊にやはり同行して、都へ向かう途上、知り合って、とくにパーティーの形にまとまるわけではないながらも、お互いを認識しつつ、けっこうな大所帯になった混成輸送部隊とともに都に向かって移動しておりました、という状況でイベント発生。(余談ですが、なんでハーフリングの村の特産品がひじきなのかはこちらなど参照というかリスペクトな感じで!)
 輸送部隊の先頭は、森の中を進む道の脇に打ち捨てられた、最近襲撃されて殺害され、強奪されたばかりと思われる馬車を発見し、その旨を、何人か隊列に参加していた神の子だという連中に報告しに来ます。
 調べていると、不意に周辺の木々が動き出して襲いかかってきました。
 ということで、全員揃っての最初の戦闘はトウィグ・ブライト 5 体と。
 倒して、さらにちょっと調べると、近くに、森の中へと何か大きなものを運んで行ったらしき痕跡と、その痕跡の付近に、「尋常ならざる死体」(ってまぁゾンビですが)から剥落したと思われる腐った肉片などが発見されますが、目的はあくまで輸送の成功ということで、ここでは深入りはしない方針とし、都まで移動。
 都では、王がリーウェンの、かなり歳の離れた兄(同じ火炎神を父とする)であることを明かし(これをやるために、「表街道な神」の子がひとりはいて欲しかったわけです)、ほかの神のとはいえ同様に神の子である PC たちに興味を持った王により、宴に招かれ、ようやくひとまとまりで親睦を深めることになったのでした。なお、王のビジュアルイメージは Fate / Zero の金色王でございました。前髪下ろしてるほうのなー。
 ……いや、うん、あれだ。構成からするとここまでは純然たる導入、どイントロ、まだまだ本編に片足も突っ込んでないぐらいの段階で、実際の所要時間としてもそんなもんだったわけですが、軽さ追求でチューニングしたことももちろん影響しているにせよ、さすがの軽さじゃぜ 5 版、簡単なつもりでレポート書いてこの行数……。
 てことで、以下本編はさらに軽く行きます。

 報告を受けた王は、自分に貢がれるはずだった品が何物かに強奪されたことは面白くないわけで、その調査を PC たちに提案します。とくに報酬等は定めませんでしたが、あんまそいのへんについて踏み込まれなかったのは、やっぱ神の子たちの集い、ひとりは王でもある、という場面で、おおらかに、というか大雑把に、振舞ってくれたのであるかなぁ、とありがたく思う次第です。つうか今後もそんな感じで行く方針で。何せほら、5 版じゃどうせマジックアイテム買えない(んだよね?)わけで、金額に一喜一憂する意味もあんましないはずなんだし。
 王のおごりでたらふく飲み食いし、充分に休養を取った一行は、来た道を、今度は 4 人だけで戻り、襲撃現場を調査して襲撃部隊が去って行ったであろう方角へと追跡を開始しました。
 途中、トウィグ・ブライト、ニードル・ブライト、ヴァイン・ブライトからなる部隊の迎撃を突破し、洞窟を発見し、洞窟へと突入。
 最初の部屋にはバットのスウォームをひと山配置してあったのですが、これがたぶん今回の最大の苦戦となったかと思います。実際、配置するときにデータ読んでて、「これホントにこの CR でいいの……?」となった敵だったんですが、やってみたらやっぱり強かった、ぜ……。
 洞窟はもちろん、当初はマップを描いて、ひとつひとつの戦闘が軽いのをいいことに、ちゃんと古風なダンジョンハックを組もうと思ってたのですが、それは作業時間的に間に合わず、「右と左に道が分かれています」からの、「適切な技能に成功すれば、ゾンビ肉が落ちている通路がわかります」で、いくつかの分かれ道を通過してもらう、という運用になりました。まぁ、マップがあってもなくても結局やることは同じになったと思われるわけで、それ自体はいいんだけどねー。
 技能には成功しているのに、いちいちはずれを潰しに行ってくれたのは苦笑するしかなかったぜー。
 技能の目標値を、失敗しそうにない数値にしておいたにもかかわらず、各はずれルートの遭遇も用意しといたわたしもわたしですがー。
 というわけで、ジャイアント・クラブの集団+クロコダイル、グリックとの戦闘なんかもこなしつつ、ゾンビとスケルトンの部屋に突入。その奥の部屋で、今回の本命敵、クアジット、ドレッチに率いられたメイン集団というデーモン部隊と決戦してもらい、今回のダンジョンハックは終了。
 そして、デーモン部屋では、死体、チェスト、チェスト、小さな山になっている硬貨等、を発見、それぞれ、どれを調べに行くか、を問い、ここに運命の分かれ道を配置してみました。
 死体は、貢物を持ってきた集落の有力者と思われる人物(身元がわかりそうな形見は回収したとはいえ、速攻で埋葬したルキアの行動も今にして思うとなかなか、世界の方向性に重要な示唆を与えた、ような……。遺族に死体返そう、とか全然考えない文化なんだなぁ……という意味で。つうか、このノリだと、PC に死者出たときとかも蘇生呪文とか使いたがらないのでは……という一抹の不安が……。今回は神の子特性として「死亡」しにくい独自要素も組み込んではあるのですが、それでも死ぬときはたぶん死ぬからなぁ……)
 チェストのうち小さいほうと、硬貨等の小さな山は、リーウェンとリンツが担当。どちらがどっちだったかは忘れましたが、これらはまぁ、いったんまとめて分配等となるので、どちらでも大差なし、ということで。チェストの中身は一般的な芸術品等からなる王への「通常の」貢物と思われるもの。この中から「銀の杯」を、王への報告後にルキアが確保してました。
 で、最後の大きいほうのチェスト。これが今回の本題。
 真っ先に大きいチェストに飛びついたケネカが余計な荷物を背負い込むことになって第 1 回は了。
 中身は、1 体のヒューマンと思われる全裸の女性。それは、チェストを開けた者を最初に見、最初に見たものを(インプリンティング的に)マスターと呼ぶ、謎の女性でした。
 ……いや、まぁ! 謎のといいつつもちろんマスター的には考えてたんだけど! いろいろ予定から外れた設定が満載でスタートしたので、大幅練り直しです! ということで現状マスター的にもこれは謎の存在です。うぬぬ。
 ……つうか、そもそも最終戦闘のデーモン隊の設定から考え直しなんだよな! トリックスターか冥王の差し金でいいや、と思ってたら、それが難しくなっちゃったので!
 とはいえ、神々や世界の設定を、自分が全体像を描ける域から外れたものとなりうるようにと考えたからこそ、大雑把な枠組みさえ提示せずにゼロから親神を考えてもらったわけですので、ここは期待以上の答案をいただいたことを喜び、キャンペーン世界を組んでいきたい次第です。
 ま、今後ともよろしくー。
2016/10/23 (Sun)
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