深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]140830 ~鶴翼の絆~
▼内田弘樹「艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆」読了。
 あ、買ったのは発売の(けっこう)直後だったのですが、なんとなく未着手だったのを、引っ張り出して読んだ次第です。
 と、いうか、E-3 周回するにあたり内田大明神のご利益に与りたくなって画面脇に供え、まぁ供えるだけでは信心的にどうなのよということで読み始めてみたところ読み切った、とかそういう感じで。ご利益は……あった、のだろうか……本来のご利益は建造に来るものであって、ドロップは別のような気もしますが、矢矧引いたのは大金星ではあったからなぁ……。続きも買って供えて読んで初風も探していく方向性で。
 というわけで、本題の本についてですが。
 まぁ、率直に申し上げて、文章としては、クリーンヒットなものでは、まぁ、なかったかな、という感じではありました。それで、買った当初は積み気味になってたんだけどねー。が、読んでみて、ちょっと勢いつけば読了ったわけでして、まるで合わないってわけではなかったかなー、と。それ以上に中身の熱量がスゲェことになってるのが効いたと思いますが。ゲームネタも史実ネタもえらい質と量と密度なんでなぁ。飛鷹のあの場面はもちろんあれを連想したところですが、まさか大詰めで主役が実践しちゃうとは思わなかったよ!
 ……と、微妙にネタバレ臭い発言をかましたところで、本格的なのは水面下にー。
 ここから水面下。
 やー、けっこう最初のほうでねー、瑞鶴視点の三人称の地の文で「テレビ」「リモコン」「セクハラ」と来たときには、おわ!? と思ってしまったわけですが。でも今 wikipedia で調べたところ、テレビじたいは戦前にすでに日本でも存在はしてた(一般放送はしてないっぽい)のね。し、知らなかった。まぁ、(この先は調べようがなかったんですが)当時の言語感覚なら「テレビジョン」なんじゃないかなぁ? と想像してみたり。どうなんじゃろ。リモコンについてもリモートコントローラーの概念じたいは古いと思いますが、それが「リモコン」という外来語由来日本語(だと思うけどこれも調べ方が考えつかなかった……)として確立されたんはいつごろなんじゃろう。セクハラについてはこれこそ、セクシャルハラスメント(非省略)でさえ相当新しい概念な気がするんですが。とはいえ、このあたり、歴史モノを多々著されてる著者が何も考えずに書かれてるはずはないと思うので、意図はちょっと気になるところだったり。瑞鶴視点でこうした言葉が使われることが妥当な理由が設定上あるのか、地の文の「瑞鶴視点」の濃度を薄める意図か。――オレの単なるカンチガイということもあるかもだけど! いや……ありそう……かも……ですが……。
 加賀さんについては、実はあんまし(このゲーム的には)気に入ってはいない艦でして、というのは、オレが五航戦脳なんでなぁ。いちいち五航戦を dis るのがウザいというか。とはいえ、加賀の云う「五航戦の「子」」ってのは、五航戦の艦、ではなく、搭載機を指しているのだろうとは思うのですが。「みんな優秀な子たちですから」と云っているときの「子」は明らかに艦載機を指してるので、それと同じ「子」という言葉を使ってるということは、ねぇ。ただまぁ、そうは思っても気分のよいものではないわけでして。
 で、今作でもその言葉を「五航戦の「艦」」の意で使われてるのは若干、まぁ、そうきたか、と苦笑するほかなかったところではありました。んが、その先は熱かったぜ。「お前は「もうひとつの一航戦」になるのではない。「五航戦として」大成せよ」というのがねぇ。しびれるぜ。今巻ではいまいち、じゃあ、一航戦の真価はどのように違ってどのように素晴らしいのか、ってのが描かれなかった感があるので、そこは続刊に期待ということで。
 決戦については、雪風、響の活躍にうひょーとなると同時に、生き残り組の駆逐艦が最後しっかりトドメ持ってくとこまで描写しろよ! とも思ったところ。いやまぁ、これも「ここでこいつらのキメ台詞使うわけにはいかない」使いどころがこの先準備されてるからこそと思うので、今後に期待だぜ。
 ってことで、いきなり初巻で主役その必殺技使っちゃっていいの!? という心配はちょっと生まれもしておりますが、続きもなかなか楽しみになってまいりました。最新巻とか AL/MI なんだべ? 谷風! 谷風! 谷風! 期待してるぜ!
 電書で買える本ということで、そのあたりは悩ましいところですが、やはりお供えとしては紙の本で持っとくほうがいいのかなぁ……?
2014/08/30 (Sat)
■ Comment
・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
 
■ Trackback
この記事のトラックバックURL
・この記事へのトラックバック
* Top *