深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]140810 ~春風のスネグラチカ~
▼沙村広明「春風のスネグラチカ」読了。
 やー、迷わずひっ掴んで買って、例の馬車と同系、っぽい? と気づいたときには、これ大丈夫なんじゃろうか……とかしみじみ不安になったりもしたわけではありますが、なかなかの一品でございました。てゆか、世界が妙にロシアづいている、んだろうか……?
 しかしまぁ、(経緯としては「逃げる機会はあったけど望んで踏みとどまった」のであるとはいえ)この逃げ場ねぇ感は気が滅入るものではありますな。例の馬車も、その点では似ていた部分もあったとはいえ、あれはまず第一にファンタジーだったという意味で多少気分が楽だった部分もあった、のに対し、これ一応史実的な背景に乗ってるからなぁ。
 住みづらい場所と時代だったんだなぁ……とかそんなことをしみじみ思ってしまったり。や、より下がった時代ならマシかというと、それはそれでカーテンの向こう側だった頃とかアレな気もしないではないですが。いや、時代を遡れば遡るほど、楽に生きられた時代と場所なんてどんどんなくなってくとは思いますが、あの場所は気候とかの面でもけっこう、温帯育ちとかから見るとタフなアレでもあるわけで、最悪アウトカーストでやってくぜ、というような考え方にとっても、ほかの場所よりもより難しそうだなぁ、というのも含めてなぁ。
 で、そんな中で拷問とか食らいつつも活動可能な状態で生残したツンデレの優秀さに感服してみたり。うむ、ある意味主役だったな、あのツンデレ。
 ということで、1 冊完結でなかなか満足度の高いブツでございました。
2014/08/10 (Sun)
■ Comment
・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
 
■ Trackback
この記事のトラックバックURL
・この記事へのトラックバック
* Top *