深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]140528 ~鼻血マンガの有り得たその後~
▼何やら実質休載状態になるという形を取ることになったっぽい例の鼻血マンガですが。
 まぁ、そういう炎上逃げはどうなのよ、とか、そういう方向性のことをまったく思わないかと云われればそりゃあ、そんなわけないじゃないのよ、ぐらいには思いますが、この件についてまず思ったのは、休載的なアレと判明してからの、唖然とするほどの静まり返りっぷりでして。いや、もちろん、オレが見てる情報流通圏なんてごくごく限られて、偏ってるわけで、その外では今も熱い議論が戦われているのかもしれんけどさ。
 もう誰も話題にしてねぇ、っつうか、何やらそれなりに入魂っぽい関連特集を組むようなことを掲載誌は云ってたように思うんですが、それについても結局ひとっことも言及を見てない、ような……。
 観測範囲が偏ってるだけなんかなぁ?
 つーことで、オレ的にはあれに対する非否定的な評価は現時点で皆無なんですが、多少なりとも興味を持ちえた視点がどうも無意味になってしまったっぽいってことで、ちょいと寝言を書き記しておこうかと思う次第です。
 あ、先に云っときますが、断片的にしか読んでないよー。さすがにネットのキャプ画像だけ、ってほどアレじゃないですが、コンビニでの立ち読み程度なので、実に断片もいいところで。
 ――つまり、あれがあのまま実質誰にも舵やブレーキへの介入をされないままに続いてたら、いったいどういう展開になりえたんじゃろうか、という。
 っていうのはさぁ、あれ、現時点で普通に人が住んでよいとされている範囲の福島圏における放射線被曝で、有意に目に見える被害が出てる、って描写だったわけじゃん。で、それを「危険だ」って主張したいんだったら、鼻血出した主要登場人物、この後、「無事に済むハズがない」んじゃなかろうか……。
 実際、「鼻血出してる人はたくさんいます」ってのが嘘ではないとして、そう主張する人が「たくさん」と観察できる程度の実数は存在するとするにせよ、「聞いたこともない」という意見が大多数を占める程度には、相対的には少数にすぎないというのが現実なわけで、その現実の中で、実際には自分もまわりの誰も鼻血も出してないような人が、短期滞在で鼻血出す(目に見えて観測可能な健康被害を呈する)レベルの被曝した人が数週間後には美食マンガの平常運転に復帰できるという描写を真に受けたとしたら、「いわんや鼻血も出していない程度の被曝しかしてないオレたちなんてまったくノーダメージもいいとこってことじゃん?」という理解にしかならないはずなわけで、それはそれで「安全厨」もびっくりの無責任楽観認識でカンベンしてくれってなアレではありますが、そういう流れにしたかったはずは、ない、よねぇ?
 となりゃ、今後はより重大な健康被害が、あの主要登場人物たちを襲わなければ「ならない」ってことに、なる、よねぇ、当然の帰結として。
 それはちょっと見たかったかも、と思うのです。
 ……一番穏やかな可能性としては、それ以上の悪化は(福島を離れたことでそれ以上の被曝を重ねずに済むようになった、ぐらいの言い訳で?)しないものの、決して忘れられない程度に健康被害の描写が繰り返される、といったあたりでしょうか。平常営業の美食マンガの話の中で、脈絡もなく鼻血がタラーっと流れるコマが毎週のように表現される、とか……スゲェな、なかなかシュールというかアレなマンガになるんじゃないでしょうか。
 で、よりヤバゲな可能性としては、健康被害はその後も次々と積み重なり、やがて主人公の鼻血の頻度は上がり、毎度ひどい疲労感に悩まされるようになり、毛は抜け、下痢は続き、癌がいくつもでき、目の中にチェレンコフの光を見た人もびっくりの予後をたどる、とか? そりゃもう、危険だ危険だと云いたくて仕方ない人々が可能性を指摘する健康被害とか、ものすごいものがあるわけで、それを全部描写しつくしてしまう予定だったとしたら――それも、あの美食マンガの主要登場人物を用いてそれをやるつもりだったとしたら、それはそれで、ちょっと見ごたえのあるブツになってたんじゃないでしょうかね。「鼻血ごときで騒いでいる人たちは、発狂するかも」というぐらいのホラースプラッター描写が待っていたのだとしたら……惜しいことをした、のかも……。
 ま、最悪の可能性もかなり否定しきれない気がするのがアレなところではありますが。すなわち、「代替医療のアレやコレで治る!」みたいな展開になる可能性が……。
 なったらなったで、もうギャグだと思って指さして笑うしかない、ってことになろうとは思いますが、それはさすがに見る羽目にならなくて有難かった、と、思う、ぜ。
 以上、コンビニでぱらぱら眺めた程度で口走ってみたヨタでありました。
 あ、それはそれとして、低線量での被曝の蓄積については実はちょっと思ってることがないでもなくて。
 オレさぁ、研究室員時代、実験時間のかなりの割合を RI 実験室で過ごしてて、そこで毎日のようにやってた実験捜査のひとつとして、「32P ラベルした核酸を流した PAGE を加熱して真空ポンプで引きながら乾燥させる」ってのがあったんですが、あの真空ポンプ、べつにこれといって気合入ったフィルターとかそういうの、何もついてなかったように思うんだよねー。
 つまり、引いた空気はけっこう室内に拡散してたはずで、その中にいろいろ含まれてたとしたら、オレけっこうそれ吸ってると思うんだよねぇ。
 あれは問題なかったんでしょうかね。
 ま、汚染検査とかではとくに何もひっかからなかったから大丈夫だったんだろうけどさ。
2014/05/28 (Wed)
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