深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]131028 ~極北ラプソディ~
▼海堂尊「極北ラプソディ」読了。
 うむ、ノンストップでした。
 っつーかこう、ふだんの舞台を離れた場所(ってのはこっちはこっちで重要かつワンオヴ主要な舞台にすでになってる以上、不当な云い方ではありますが)で、こんだけ絢爛たるメンバーが惜しげもなく脇役に投入されてる感みたいなものって、なんつーか、けっこう、特有、とまでは云わないにせよ、けっこうなものだと思う次第です。たぶん、月姫と Fate 空の境界と、あのへんの連中が「同じ世界」にいるよーもちろん、というのと同じ方向性のおおおお感なんじゃないかなー。つーか、脈絡もないっちゃないんですが、隆慶一郎ワールドもこういう方向性になってればなぁ……みたいなことを毎度のように思ってみたり。
 このシリーズに絞って、そういうおおおお感を軸に云うと、これまた毎度の感想な気もしますが、こう、登場人物どもが本格的に化け物じみてくるにつれて、逆に、あの珍異名群がどんどん影を潜めてきてるよねー、ってのも面白いつうか、まぁ、そうなるよねぇ、と思うところだったり。や、異名のセンスについても全部が全部気に入らないってわけではないのも毎度云ってることな気もしますが。でも、もう、そういう単語とかで外連を貼る必要がないぐらいに、そこまでに積み上げられた描写だけで、それこそキャラクターたちの、異名、ではなく「本名」だけで「うげぇ」ってなインパクトを与えられる世界になってきたことであるよなぁ、と。
 しかしまぁ、世良の着地点については、あ、あれ、それでいいの? ともちょっと思わなくはなかったり。いや、全然いいとは思うんですが、「シリーズ全体」を編む糸としてのかれの役割を思うと、いいのだろうか、とな、ちょっと思わなくはないところだったり……。
 そして、読み終わって書泉のカバーをはがして帯を見て大笑いでありました。「救急医療に全力を尽くす将軍・速水とともに外科医・今中は医療格差の現実に立ち向かう!」って! ……あの、そんな話、なの、これ?
 ところで、全然関係ないっちゃ関係ない話かもですが、「十字(クロス)」と「十字架(何だっけ?)」って別物……だよね……?
2013/10/28 (Mon)
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