深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]130921 ~海賊の世界史(上)~
▼中公文庫「海賊の世界史」上巻読了。
 まぁ、毎度のことではありますが、ある程度以上古い時代の旧大陸西部の史実というやつは、全力で一神教のコップの中で嵐が吹いてるという要素が大きいため、多神教的背景を前提にした TRPG のキャンペーンセッティングなりその他創作なりの糧というふうな考え方に消化吸収してくのはなかなか骨であるなぁ、とか思ったり。いや実際んところは宗教そのものじゃなく、対立している国家や勢力があったりする場合、それぞれが「たまたま」それらの宗教を旗に掲げていたりいなかったりする、程度のこととして読めばいいんだろうとは思うのですが、いちいち地の文がそこ(宗教な部分)を重視するみたいな書き方をする(キリスト教圏に生まれてトルコの庇護下に入った海賊を「背教者」とか呼んでみたりさー)のがウザいというか。
 あとはまぁ、実際この本が総覧を目的としており個別の日々の描写を目指しておらず、また、この本にも書かれてたように、「基本的に記録を残さない連中」のことである以上、文句を云う筋ではないし、文句を云うつもりもないのではありますが、欲しかったなぁと思ってしまうことは避けられなかった要素としては、実際の船上での生活や戦闘のより日常的な描写とか、実際の連中の武装の詳解とか、それで海上ではたとえば海賊が、海賊の奴隷が、軍人が、商人が、そういう生活や戦闘をしていた頃、そいつらと根を同じくする陸上の連中はどういう生活や戦闘をしていたのかにゃー、というような部分を思ったりも。や、戦闘については本とか探しやすそうではあるんですが、やっぱ銃ぐらいは普通に撃てる時代の話だと TRPG 用とかにはそのまんまじゃ難しいよねー、てのはあって。
 などとなんか文句っぽいことばっか書いてしまいましたが、総覧として興味深さは大いに感じるところでありましたので、下巻も近々行く予定であります。
2013/09/21 (Sat)
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