深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]130820 ~潜入ルポ 中国の女 エイズ売春婦から大富豪まで~
▼福島香織「潜入ルポ 中国の女 エイズ売春婦から大富豪まで」読了。
 以前からそれなりにファンではあったわけで、ずっと気になってた著作ではあったんですが、やっぱ文庫でも新書でもない版形の本ってのはねー、とてもとても購入のハードルが高い(収納コストの点で)ので、文庫か新書になるまで待ってたおりました。
 で、ようやく文庫に落ちてきたので速攻確保&読了となった次第。
 いやー、しびれたぜ。
 むろん、全編通して、の印象ではありますが、やはり前半 2 章の破壊力がこたえるものでありました。後半 2 章方面の話は NBO とかで、すでに多少は言及を見たことのある人物が多かったのに対し、前半 2 章はそうではなかった、ってのもあると思いますが。
 「感染症屋」のクラスレベルを多少なりとも持つ身としてはねぇ……こたえるわ、こういうのは。
 で、圧巻は、オレ的には、小娟の北京進出の野望に(心理的に)乗せられかかるあたり、でありました。まったく、「善意」とかそういうのに類する感情って、注意してねぇと、ホントにとんでもない場所への道を舗装しがち(その片棒を担がされがち)だよな……とか、そういう感じで。
 2番目は、田原のエピソードのラストあたりの話題、でしょうか。どっちの理由だったとしても、実にイヤな話だよな……もちろん、本人に責を問うようなことでは決してないのですが。
 やれやれ。
 や、云うまでもないとは思いますが、いろんな言葉を飲み込んでおります。吐き出さないのは、それがうまいこと吐き出せるほどの形にならないからというのもありますが。
 とはいえ、そうした言葉が自分の中にあぶくみたいにボコボコ生まれてきた、というのは有意義な読書であったことであるなぁ、とか、そういうアレな方向性で。
 なかなかオススメしたい 1 冊でございました。誰に、と云わずに。文庫だし安くて場所食わねぇので、ひとつ。
2013/08/20 (Tue)
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