深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]130326 ~CAPTAIN アリス 9 巻~
▼高田裕三「CAPTAIN アリス」9 巻読了。
 うむ、たまらん。たぶん次巻最終巻、ということで、あらゆる角度から世界が一気に閉じにかかってるこの感じ。あとがきにある「初手から最終回を描くのが楽しみでマンガを始める」という言葉が、なるほどまさに、と思えるこの直滑降ぶり。素晴らしい。
 閉じるべく作られたストーリーとしての楽しみ以前に、旅客機の乗務員側を描いたマンガとして、最近(もちろん単に客として、あくまでエコノミーに、ですが)飛行機乗る機会の多い立場からとても興味深く読んでいた作品でした。墜落寸前みたいな状況下で、モノローグで悲鳴上げながら顔には笑顔を貼り付けてる初川さん(って名前、今巻ではじめてちゃんと認識しましたが)の根性とかたまらんぜ、とかそういうのをはじめとしていろいろと。もうちとちゃんと描かれてるキャラでは円さんがまぁ、立ち位置素晴らしいしカッケェし、いいよなぁ、と思ってたわけですが、ここへ来てそのふたりが焦点ド真ん中に突っ込んできて、で、この展開かよ! うひょー! という感じに。うむ、終わるべくして始まり、終わるべきときに終わろうとしている、というのは、こういうことですなっ。
 後半のエピソードはまぁ明らかにラストエピソード(の前半部)なので深入りは避けますが、最大級のピンチ、最大級の盛り上がりの中で迎えた最後のコマのアリスの表情は絶品でございました。てかねー、周りの連中がいろいろ感情的に足踏みしてる中、ひとり半歩そこから踏み出してるあたりはまぁ、主役特権、ってことだとしても、このヒトコマをもって、彼女は自分自身の殻をも超えたんだな、ってのが実感される感じで。
 や、オーラスにはまた戻るのかもしれませんけど! それならそれでカッケェだろうしね。
 よし、ラスト 1 冊、楽しみに待つぜ!
2013/03/26 (Tue)
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