深度 、急速潜行~
[Life as a Half Drow]好きなルール、嫌いなルール
▼どうやら今度のセッションはアーリアンロッドになるらしいですよ? 国産は久しぶりだぜ。ふだんのノリからいくと嫌いなルールに分類されるべきブツだって気はするんですが、この際は気にしないっちゅーことで。
 というのはですね。わたしにとって好きなルールとか嫌いなルールとかって判定は、どうも、「自分がマスターやってそれを面白くできるかどうか」という視点がけっこう比重を占めてる気がするんですよ。
 たとえば、わたしはかつてはクラシック DnD、現在はサード DnD (サードと云う場合は 3 版と 3.5 版の両方を含んでぐらいの気分でひとつ)をヒロイックファンタジー系の RPG として、クトゥルフの呼び声(d% 版)を近現代リアル系ワールドを舞台とした捜索系の RPG としてのマイベストと考えており、それ以外は、どっちかっつーと「好かない」ルールとして分類しています。けれど、だからといって自分がプレイヤーとして参加するさいに、それら以外のルールだったらケッとかいって背を向けるかというと、そういうわけでもないわけです。たとえばわたしの所属サークルでは、発足当時はナイトメアハンター(およびそれを大幅改造したローカルルールシステム)をメインに遊んでまして、わたしはこれを「好きではないルール」に分類してますが、これは単に自分がマスターやって面白いものにできると思えない(プレイヤーに面白いものを提供できると思えないし、マスターやる自分が面白いと感じられるとも思えない)というだけのことであって、プレイヤーとして参加する場合にはべつに嫌いでもなんでもなかったのです。
 というような形でルールの好き嫌いを語る性癖を持つわたしのような、云ってしまえば「マスター志向」の人間にとっては、こちらで語られてるような、
A「でもさ、今やってるのソードワールドとアリアンロッドだよ?お前SWは好きじゃないしアリアンもたいして食指動かんって前言ってたやん」
B「いやー。今TRPGに飢えてるしさ。嫌いだけど、べーつになんでもいいんだわー」
 の B クンの気持ちは理解できる(まぁ「嫌いだけど」はいかんな。「好きじゃあねぇけど」ぐらいにしといたほうがよろしかろう)し、A サンが不快に感じる理由がわからなかったりするわけで、うにゃー。
 そりゃ、そのサークルそのプレイグループそのキャンペーンにノッてくれば、自分もゲストで一回マスターやってみたいナーとかそういうふうに感じる日がくるだろうということは予想できるわけで、そうなったときにそのルールが「マスターとして好きになれないルール」だったらその自分の欲求は押さえ込むしかなくなっていまうだろうナーというふうに考えが進んでくと、そりゃルールは嫌いなルールに参加するよりは好きなルールに参加するほうが好ましいってことになるわけですが。
 逆の方角から見るとだ。
 単に(少なくとも当初は)プレイヤーとしてだけ参加するつもりでいる場合、自分が好きなルールでマスターやる人が嫌いなルールに参加するよりは、自分が嫌いなルールでもマスターやる人が「自信をもって御提供させていただきますホホホ」ってなルールに参加するほうが楽しそうだなぁと思うってことでもあるわけですよ、これは。
 となりゃあ、マスターやる人が「こいつは面白くなりますぜダンナ HEHEHE」って邪悪な笑いを浮かべて揉み手してれば、乗ってやろうって思うじゃんよ。
 A サンは「んじゃ帰るトキにゃあ「やっぱ好きです……とはいえねぇけど、嫌いって云ったのは間違いでしたゴメンナサイ」って云わせてやっからな、覚悟して来いよゲハハ」って云ってやれ、と、思う。

 まぁ、そうはいっても、「このルールはダメだ……」と思ってしまうようなルールも世の中には存在するってこともまた事実ではあります。過去にそう感じたルールの多くは「国産箱入り」システムでしたが。
 こうしたルールがマズかった点は、要するに「初心者がマスターやった場合に破綻しやすい」という点だったように思います。
 たとえば DnD やソードワールドは、初期段階ではプレイヤーがやれるコトは限られており、キャラクターの成長にともなってやれるコトが増えてゆくことにより、プレイヤーもまたルールなりシステムなりワールドなりに少しずつ慣れてゆくという形で成長し、プレイヤーとマスターが処理できる範囲を少しずつ広げてゆくことが前提となっています。これにより、マスターが初心者であってもゲームが破綻しにくくなっているのです。
 国産箱入りルールで、最初っから PC がやたら強力にできたりするようなゲームは、べつにマンチな作り込みをしなくても、簡単にセッションを破綻させ得るようなキャラクターを最初っから作ることが容易で、それに対応するべきマスターの指針がちゃんと定まってないものが多かったと感じます。そうしたルールを、そのゲームのマスターとして初心者であり、かつ、ゲームマスター全般の経験が浅い人間がマスタリングすると、低くない確率で物凄い勢いでゲームが破綻します。
 こういうルールに対しては、自分がマスターやるとかやらないとかいう視点とは無関係に「好かん」と申し上げるしかなくなることもまた多かったのでした。
 しかしながら、こうしたルールでもたぶん、そのルールについてもまたゲームマスター全般ということについても経験を積んだマスターが仕切れば楽しいセッションが実現するであろうということは理解できるわけです。
 だからまぁ、「嫌い」って云われたぐらいでそうムキになるなよ、と。
 でも、「嫌い」って云ってるからにはそれなりに根拠はあるだろうから、そう云われてるルールのマスターをやろうってときにはそれなりに気合入れてけよ、と。
 そんなところかなぁ、話が行き着くところは。
 というわけで、楽しみにしてるぜ、アリアンのマスター予定者よ。
2005/08/12 (Fri)
■ Comment
・ぎゃー
 邪悪な笑い?面白くなりますよ?んな自信はない!
 ・・・いやなんかこれだけ宣言すると『何あんた、面白くないと思ってるものをやらせんのか?』となりますが。
 基本的にネガティヴァー(そんな言葉はない)なので細かい事は気にしたら負けです。最善は尽くすけど楽しいかどうかは判らない! 自分は楽しいだろうし、自分がPLだったとしても楽しいだろう物は出す。でも他人がそれを楽しいと思うのかは別だー!

 そんな、とりあえず否定してみちゃう人間。
2005/08/13(Sat) 00:17 * URL * 司 #yl2HcnkM[編集]
 まぁ、とりあえず否定しとくよりはとりあえずハッタリでもいいから「おおう任しとけ!」とか云っとくほうがエンターテインな場面では正解な気がするんじゃがどうか。
2005/08/13(Sat) 01:54 * URL * DRR #/7QgdNBM[編集]
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