深度 、急速潜行~
[Life as a Half Drow]ソードワールドのキャラシー
ワロタ
 高校時代はソードワールド(SW)ばっかやってました。いや、もちろん他のゲームもやりましたが、頻度として一番高かったのは SW でした。
 箱ゲーのよさをいくら力説しようとも、ガッコで放課後遊ぶには文庫であることが利点だってことを認めないわけにはいかなかったのです。ダイスにしたってエンピツにちくちく針刺せば足りるからね、6 面なら。
 当時、わたしは生徒会系の有志委員会(ツッコミ禁止)に所属しておりまして、TRPG サークルには客分として顔を出すだけだったんですが、このサークルってのがそもそも同好会としてすら正規には認まっていない不正規集団だったので、それでもまぁ大して問題はありませんでした。集団としてはただの不正規集団だったのですが、それでも当初はいちおうアジトみたいなモノはあったようで(なんせ最後まで、入り浸りつつも客分にすぎなかったのでよく知らないのですが)一応そのアジトというか母体集団に籍を置いてた者もいたりもしたように覚えてるわけですが、その母体集団というのが、漫研だったのでした。
 我々は、まぁ一太郎(三太郎)ぐらいなら使えるようにはなっていたのですが、SW に関してはべつにキャラシーを自作することもなく、ルールブックの文庫に綴じ込まれていたオフィシャルシートをコピーして使っておりました。
 漫研においても TRPG 活動は行われていたようで、わたしはたまたま何かの機会に漫研の部室を訪問したさいに、(われわれ不正規集団で主に活動している連中ではなく)漫研の連中が使っている SW のキャラシーを目にしたことがありました。
 かれらは、イラスト欄を広くとるために、単に、オフィシャルシートを拡大コピーしたものを使っていたのでした。
 おおう。
 そりゃ漫研の連中ならみんな絵は描けるわなぁ。
 そんなコトを思い出してみたり。

 まぁ、それはそれとして。
 わたしは SW のキャラシーが大嫌いでした。まぁ今でも嫌いですが、実際に使わないものを憎み続ける理由もないっつーことで。
 わたしはキャラシー上にさまざまな計算経過を常に書き付けておくようにしてあるシートが全般に嫌いです。
 SW の場合、キャラ作成時にしか使わない A ~ H の「能力値算出の元値」を書き込む欄がキャラシーの一番トップの部分にデカデカと鎮座しておりまして、あれがもう憎くてしょうがなかったのです。あんなモン、プレイ時には何の役にも立たないじゃねぇか。
 さらに下半分には戦闘関連の数値計算をするための表がずべたーっと広がっております。これも正直見るに耐えない醜さであるとわたしは思います。表の半分ぐらいの面積は「該当する記入事項なし」を示す「■」で埋まってるんだぜ? ナニこの無駄……。しかも、戦闘クラスを取ってなければ表のほとんどの部分は使用しませんし、戦闘可能なクラスを取ってても、ファイターとレンジャーとシーフと、あとなんだっけ? それ全部使うコトなんてそうそうないわけで、自分の取ったクラスの部分以外は無駄になるわけです。ゆゆゆ許しがてぇ。何がかなしゅーて表のあっちこっちに「0」とか「-」とか要するに使わないコトをカリカリカリカリ書き込んでやらにゃならんのじゃ。そんだけの面積を自由に使えたらもっともっといろんな情報やメモや一時的な修正やらを書き込みやすいだろうに!
 そう、わたしは、ある数値を書き込む場所がワクで囲まれてるようなキャラシーが嫌いです。タテヨコがカッチリ組まれた表組みが多用されてるキャラシーも嫌いです。
 当時、我々が使っていた DnD(当時はクラシックです)のキャラシーはとても単純なものでした。
 単なる B5 のレポート用紙。
 これのいちばん上の数行に、キャラ名とクラスとレベルと HP の最大値といったようなコトを書き込みます。で、その下は二段組にして、左側には「STR/INT/WIZ/DEX/CON/CAR」(スラッシュは改行)と書きます。一部スペルが変ですが当時はこう書いてたのじゃよ。右の段には「死/棒/石/息/呪」です。これで完成。残った下のほうの広大なスペースにはまぁ好き放題いろんな情報を書き込んでました。呪文、装備、所持金、ヒッティングロールのメモ、各種修正値のメモ、言語、場合によってはシナリオ進行用のメモも。
 これは素晴らしく便利です。ちょっとした一時的な数値変化はフリースペースに適当に書き込めばよし。用が済んだら取り消し線で消しておけばよし。長く使う場合にはセッション終了時に不要な部分はケシゴムで消して書き直したりしますが、まぁその程度。使えなくなったら次の紙に書くだけです。
 実際、ソードワールドだってその程度で済むはずなんです。表の所定の場所にいっしょーけんめー小さい字で筋力修正だの器用度修正だのファイター技能のクラスレベルだのをちまちまちまちま書かなくたって(そしてキャラが育ったりするたびにいっしょーけんめー必要な箇所をちまちまちまちま書き直さなくたって)
 「AT:Fig2+Dex2(=4)」とか一行書いときゃすむことじゃん。で、修正入ったら横線一本引いて次の行なり同じ行の右の余白なりに書けばオッケー。どうよ。
 うん、それをやらなかった理由はただひとつ。
 レーティング表でした。
 あればっかりはなぁ、ワクがかっちりしてないと見づらいし。それだけコピーして使うのもシャクだし使いづらいし。
 わたしが SW のレーティング表を憎む理由はひとつにはこのあたりにあるのかもしれませんな。

 さて、そんなふうに SW のキャラシーを憎んでいたわたしですが、よもやその十年以上後に、待望した、そしてルール的には「これだ、こいつを待ってたんだ!」と諸手を上げて歓迎したくなるようなモノとして完成されていた DnD サードのキャラシーで同じ憎悪を覚えることになろうとは想像もしていませんでした。
 ホビージャパンのココのページのいちばん下にある「キャラシー記入例」を見てみてください(PDF)
 ぎゃあああああ!
 囲み多すぎ! 計算過程書く場所多すぎ!
 俺が数字とかその他の情報を書き込む場所に、いいか、「ワクをつけるんじゃねぇー!」
 全体を囲むんならいいが、「ひとセルごとにワクで囲むんじゃねぇー!!」
 ブチ切れたわたしは、ソッコーでキャラシーをでっちあげました。

左ページ右ページ


 クリックで拡大。まぁ、一部激しい誤植があったり、英語版の時代に自家訳で作ってるせいでスキル名が日本語版の現在のものとは大幅に異なったりしてますがそのへんは目ェつぶってくれ。
 ものすごくスッキリした白いシートができあがったと自負しております。えっへん。
 ……んがまぁ、問題はこれが使いやすいのかどうか、自分にとってどうなのかすらわからないって点ではあるわけですが……。
 あの頃から今に至るまで、サードプレイ時間の大半をマスターとして過ごしているからなぁ……。
 現在、うちのプレイグループではこのシート(訳語は直して 3.5 版対応などもしてます)が当たり前に使われているんですが、みんな不便感じてないかなぁ? 感じてないといいのだけれど……。べつに強制してるつもりはないしね……。
 なお、プレイヤーとしては、わたしはこの B5 2 ページ相当(B4 一枚に並べてコピーして使ってます)に加えて、B5 版のメモ用紙を常に準備し、それに刻々と変化するその日の呪文(あ、知ってる呪文リストは CDS:PE 様の呪文リストを使用)やら所持金やらを「いっさいケシゴムを使わずに」記録しています。それがどのようなアリサマを呈するかは一緒にプレイしてる皆様にはよくおわかりのことだと思います。
「あんたよくその紙から必要な情報拾えるなぁ」
 とよく云われます。
「実験ノートみたいだな」
 と云われたことも。まぁ「間違おうがなんだろうが決して消すな」が実験ノートを書くトキの基本なので、間違っちゃいないのかも。
2005/08/09 (Tue)
050808 * Top * 050811
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