深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]121208 ~火の鳥 鳳凰編~
▼手塚治虫「火の鳥 ヤマト・鳳凰編」読了。
 ああ、これだ、以前ちょっと触れたことのある「火の鳥」の断片は。
 これ全部に触れたんだったらまた違ったでしょうが、これの断片に触れたに過ぎず、正直、子供心に我王の人格があまりにも支離滅裂だろうよ、と感じてしまい、遠ざけてたんだよなー。
 で、その印象は、歳食った今になっても、部分部分においては同じでした。ただ、全体を通して読むと、全然違った味わいが湧き上がってきて、ああ、これはちゃんとまとまって読まなきゃだめだったんだな……という感じで納得。
 しかしまぁ、茜丸の最終的な処遇は苛烈というか、過酷というか、どうなんだろう……という気なんかもしてみたり。実際そういう運命を課す、というだけでなく、それを火の鳥が言明するというのは、なかなかに相当なものなんじゃないでしょうか。
 異形編もそうでしたが、「ただ殺そうとして殺す人々」よりも、「何かしら情状酌量の余地がありそうな理由を持って殺す人々」に辛く当たってる印象があるよにゃー。そこに込められた意図みたいなものも……あるのかなぁ……などとも思うところです。
 しかし、この世界が繰り返す環であるならば、茜丸は次の周回で人に生まれることになるでしょうし、そうならないのだとしたら……毎周回、茜丸は別の魂が同じ運命に導かれていく、ということなのかなぁ?
 なんてなことを考えつつ次巻へ!
2012/12/08 (Sat)
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