深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]121113 ~ケルベロス 鋼鉄の猟犬~
▼押井守「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」読了。
 満喫しました。
 いやー、たまらんのう。独ソ戦の薀蓄を語る。それが、手段ではなく、目的だったんですよ。というか最初っからそんなこったろうと思って読み始めたらやっぱり期待通りそうだった、という感じで。
 すげぇぜ、毎度のことながら。毎度ってほど数読んでるかどうかはともかく。
 んでまぁ、「ロシアの街道を走るという体験なしに、この戦争を理解することは難しい」というのに、おおう、というか、なるほど、と思ったり。
 ていうか、この戦争を理解することなしに、大規模な戦車戦を理解することは難しい、のだろうなぁ、というのはなんとなーく思っていたことではありましたが、その理解の一角がちょっと遠くに見えたなぁというか。
 結局さー、大国総力戦クラスの戦争における空母機動部隊の大規模戦闘を云々するなら、どうやったって太平洋戦争を知ることは必要になるし、同様に、大国総力戦クラスの戦争における装甲陸戦部隊の大規模戦闘を云々するならどうやったって独ソ戦を知ることは必要になる(西部戦線もまぁ重要にせよ)ってことであり、オレは結局前者についてはそれなりには以前から、むろん軍オタ格の方々には足元すら見上げても見えないレベルにせよ、接してはきていて、その一部には、東京都の島嶼部程度へとはいえ太平洋を船で移動した経験やら、旅客機でとはいえ太平洋上空を航空機で移動した経験も何かしらの形で噛んでいるわけですよ、そりゃあ。後者については、じゃあ、どういうことなのよ、という、そこんとこがまさにこの 1 文であるわなぁ、と。
 軍オタ格である方々は、その「難しい」ことを乗り越えた(乗り越えようとしている)方々であったり、あるいは体験しに行ったことのある方々であったりするのでありましょうが、まぁ、オレ程度にゃあ、やっぱり、難しいです。テとしては、「ゲーム(TRPG、ボード SLG またはウォーゲーム、コンピュータゲーム)で疑似体験する」もあるのかもですが……それは、作り手がそれこそ十全に「理解」した上で優れた表現力を示してくれてやっと……というところでありましょうし。大戦略あたりだと、エディタ駆使で、やり方次第でけっこう再現しようとすればできるとは思うんですが、結局、季節効果は入れようがないからなー。
 ……てか、戦場まで苦労して持ってって、いざ激突! と思ったら何割かは動かなかったぜ、なんてのがゲームで再現されたらコントローラー投げるかな、普通は……。
2012/11/13 (Tue)
121112 * Top * 121114
■ Comment
・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
 
■ Trackback
この記事のトラックバックURL
・この記事へのトラックバック
* Top *