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   深度 、急速潜行~
[Life as a Half Drow]Darkness, your name is. Session #1 Eevry Person is Different
▼てことで、クトゥルフ新作キャンペーン(予定)「汝が名は暗黒 ~Darkness, your name is」第 1 回セッション「Eevry Person is Different (十人十色)」マスターしてきました。あいや、ホントはキーパーか。まぁうちのプレイグループではゲームを問わずマスターと呼んでしまいがちというか、わたしがそうしがちなので、そこは気にしない方向性で。
 今次キャンペーンは、さしあたっては現実時間にかなり連動の、2012 年 6 月下旬スタート、舞台は(すくなくとも各回の導入の舞台は)日本、と考えております。
 で、プレイヤー人数は最大 7 人。クトゥルフとしてはかなり多めなので、そのあたりの運用は意識しつつやってこうと心に刻む次第。初回は 6 人ですが、これでも多めは多めですな。
 で、それぞれのキャラクターを把握し、また、PC 同士もとりあえず知り合い(退場する PC は別として、続投可能な PC については)となってからであれば導入もいろいろとやれるとは思いますが、初回はそれらの条件もない(「読み切り」からの続投 PC もいますが、あのときはやたらデッドリーだったので、退場組も多く……)ということで、もう全編使ってキャンペーンの導入にするぐらいでいいか! と、まず腹をくくるところから作ってたり。中盤で全員集合、後半ではとりあえず全員を神話的事態の舞台に強制な感じで引っ張り込んで、「このメンバーで事件を経験した」こととする方針にしてみました。
 以下、レポともいえないようなものを水面下に。
 参加者は以下の通り。
アーサ・ナイト(artemis):21 歳女性、大学生(民俗学専攻)
 新キャラ。外見は Zero セイバー。
荒俣宏美(BOSS):26歳女性、TV 番組ディレクター
 「読み切り」で死亡した荒俣宏子の妹。
各務麻美(DISK):18歳女性、大学生
 「読み切り」から続投。データ的には再構築しており、高校から大学に進学。
ガイゲルシュタイン(OTTO):年齢不詳男性、医師
 「読み切り」の最後に発生した事態でキャンペーンの主役に。データは再構築。左目に眼帯をしている。フルネームは「ガイゲルシュタインじょう」のはずだが、「じょう」部分のスペルは未定!
松戸桐子(vabo):25歳女性、大学院生(化学)
 新キャラ。科学至上主義者のマッドサイエンティスト。
安室烈(Wao):36歳男性、フリー SE
 新キャラ。カンで動く技術者。

■序盤
 序盤、というか時間的には半分ぐらいを使ったような気もしますが、前半は全部導入部、としました。舞台は日曜日のパシフィコ横浜、会議センター。そこでは「日本診断光学会学術総会」と「チベット少数民族文化研究会」が開かれており、PC は何らかの理由でどちらかに来てくれ、今回はずっとここが舞台だ! とほぼ宣言してスタート。
 ガイゲルシュタインは揺籃学園大学の客員教授で、総会主催者の揺籃学園大学医学部教授に借りがあるので運営の手伝いに駆り出されている、としました。揺籃学園というのは昔のわたしの学園クトゥルフキャンペーンの舞台になった学園(そのときの舞台は附属高校)で、とりあえず、今回のキャンペーン世界にはあの学園が存在してるよー、という表明もしつつ、という設定です。
 松戸はこの時点では所属未定(後に、揺籃学園大学所属ということに)でしたが、この日に発表がある、として参加させることに。
 安室は、学会の企業機器展示の手伝いに来てもらうことに。
 荒俣は、この学会の最後にある市民公開講演「見えないものを撮る技術~幽霊から UFO まで~」の取材に来るか、「チベット少数民族文化研究会」に興味を持つか、の二択を提示してみましたが、公開講演を目指すことを選択。
 アーサは、同様に「チベット少数民族文化研究会」に興味を持つか、通訳のアルバイトなどもしているということで、学会に参加する外国人研究者の通訳をするかの二択を提示し、通訳のほうを選択。うお、チベット側導入がほぼ使われないってことになったかこれ?
 各務はどうしようかなぁ……と思ってたんですが、パシフィコ横浜会議センターのカフェテリアでアルバイトをしてる(夕方には営業時間が終わる店)ということになりました。今後も事件の起こる場所で「たまたま」バイトしてる、というのは使い易い設定になるかも。
 で、とりあえずは学会の描写をいろいろしつつ、今後キャンペーンのネタに使う予定の NPC の顔出し作業などを展開してみたり。ここのプレイでは、PC が今どこにいるのかを示してもらうために、パシフィコ横浜会議センターのフロア見取り図を印刷して拡大したものをダンジョンタイルがわりにテーブルに並べ、そこにミニチュアを置いてもらいました。バラけての行動が多くなる現代もので、人数が多くなると誰がどこにいるのかわからなくなりがちなので、その対策、という意味もありますが、後半部の伏線的な意図もあって、です。
 ガイゲルシュタインの「(名前のある)女 NPC となるともすぬごい勢いで突進する」というアクションが期待以上の勢いを見せてくれたり、松戸の学者ロールプレイが期待以上の気合だったり、おおいに楽しませていただきました。それぞれを詳細に記すことはしませんが、今後の参考のために、このあたりで登場した NPC について、メモなど残しておきます。
 大須久絵:女性、研究者。米国ミスカトニック大学の某附置研(アーカムではない土地を予定)所属。
 四賀楓:女性、高校生。2 年前のドイツの事故で両親を亡くし、大須に引き取られている。右目に眼帯をしている。揺籃学園高校 2 年生。
 大郎・ローズ:男性、研究者。帝東大学所属。天文学と数学が専門。米国でネイティブアメリカンから買ったという奇妙な形のペンダントを身につけている。
 大須と四賀は主にガイゲルシュタインが突撃していました。ひっそりと「ミスカトニック大学」とか口走っておいてみたりも。ローズは松戸の口演に鋭い質問を飛ばし、松戸は(お返し的に)ローズの口演に鋭い質問を飛ばす、という、期待以上に熱い学者プレイが発生し、わたし的に大喜びしたりも。
 初期導入では誰も乗ってこなくてちょっと焦ったチベット少数民族文化研究会のほうにも、けっこうみんなついでという感じで足を運んでくれました。こちらは出そうかなぁと思ったところでなかなか技能が成功せず、あまり情報が出ておりませんが、その「少数民族」らしき写真に映っている何人かが、「ひどく醜く小柄で、同じ人類とは思えないようなどこかしら両生類じみた特徴を具えている」ことは見知った PC もいました。民族の呼称はおそらく「酬綢」ということも判明。展示物のひとつ、「原始的な技法で表現された神仏の像」についてはここでは知見なし。なお、荒俣は撮影もしたかったようですが、「手を触れねいでください」「写真撮影はご遠慮くだちい」という貼り紙で思い止まってもらったりも。ここで確認されたことだったと思いますが、「IC レコーダは回しっぱなしにしてる」という宣言はしていただいてあったことが後々効いてきた、という経緯になったかもです。
 この段階ではいろいろと、キャンペーンを通してだと意味を持ってくる予定の伏線情報やら NPC 紹介やらをさせていただきましたが、今回の事件そのものはまだ全然起こらない、ということで、全員登場できたところで、なんとか時間を詰めつつ次の場面に移行。

■中盤I:眼帯の下
 午後の早い時間をもって学会の閉会式が終わったところで、楓がガイゲルシュタインと密室で話をするイベントを用意しておりました。必要とあらば学会運営の人々を経由してガイゲルシュタインを呼び出そう、と思ってたんですが、これは速攻引っかかってくれてた(昼飯も一緒に食べてた勢い)おかげで、すんなり確保。「暗い場所で話しませんか?」と、楓の眼帯の下の右目が強い光に耐えられない状態になっている(そして、何故楓がそう確信したのかは明示してませんが、ガイゲルシュタインも同じ症状です)という理由で、そういう云い方で誘ってみたわけですが、当然のごとくアレなノリで食いついたガイゲルシュタインが、暗い場所でふたりきりになったとたん、発言がドマジになったのがびっくりかつ感服でありました。わ、わかってるじゃねぇか。
 ふたりは、お互いの眼帯の下の異様に鮮やかな緑色の目を見せ合い、そうなるに至った経緯についてとても簡単に話します。というか、ガイゲルシュタイン側は具体的には何も云わなかったような気も……。楓のほうも、「2 年前の事件で」とだけしか云わず、それについての「両親もそのときに?」というガイゲルシュタインの問いにうなずいた程度だったと思いますが。
 とりあえず、ここまでかけてキー的 NPC(予定)との顔合わせ的なものも済ませ、楓はここで「そろそろ戻らないと門限に間に合わない」ということで退場。次の場面に移行。

■中盤II:市民公開講演会
 閉会式と、それに前後するイベント処理を終え、その後の市民公開講演で今回の事件がスタートします。ここはまぁ、全員強制参加としました。時間に余裕がありそうなら参加はしなくても近くにいれば巻き込むイベントは考えてはいたんですが、いろいろあって時間的に余裕がなくなってきていたので。
 一部の PC は、チベット少数民族文化研究会の主催者側にいた外国人の何人かが、この講演の会場にも流れてきたのを目撃しています。
 この講演の演者はガイゲルシュタインとは知り合いで、「共同研究の調整役として非凡」な宇野公夫教授。講演では、「これまでにないスペクトルの光を記録できる新規映像記録技術「4dOF」」と、それによって記録されたいくつかの映像サンプルが提示されます。
 講演表現はちょっと……その……あんましよくない意味でリアル、というか、リアルなこのテの講演表現のあまりよくないんじゃないかなぁというような部分を表現しすぎてしまったかなぁ、と思ったりも。感じはうまく出せたと思うんですが、やっぱ眠かったよね!
 この新規映像記録技術は素晴らしいクォリティの映像を記録、再生できるが、「記録媒体を作るのに、今のところ中国内陸部の「政治的に言明しにくい土地」でしか産しない素材(呼称「ナー・クレイ/Mnar Clay」)が必要」、「その本来の記録クォリティは紙に印刷したりディスプレイに表示したりでは表現できず、専用の再生装置で直接見るしかなく、記録されたデータもその媒体以外のは記録できず、通信で送ったりすることができない」「記録媒体は常に、携帯電話の待機電力程度ではあるが、電力を供給していないと維持できない」といった弱点もある、という説明に続いて、「某社の協力により、本来の再生装置での再生再現度には遠く及びませんが、従来のプロジェクターなどよりはずっと優れたクォリティでお見せする方法が用意できましたので」ということで、それを用いて実際のサンプルが提示されます。
 で、いくつも提示されたその映像サンプルの最後のひとつで、「少なくとも PC の誰もが過去に見た覚えのないような淡い奇妙な色の無秩序に入り混じったような映像」が提示され、宇野は「終わりです。これで終わりです。プロジェクター止めてください」と云って終了。
 で、その後の質疑応答時間に事件が発生。ローズが質問に立つのですが、その胸元のペンダントを指差して、チベット少数民族文化研究会から流れてきた数人の外国人が何かわめきだし、ついにはローズを取り囲んでペンダントを奪おうとするほどの騒ぎになります。この事件そのものは実は今回はまだ関係してこないんですが、とりあえず PC 全員が「何かの事件に巻き込まれる」という明確な状況を作るためのものとして起こしました。ガイゲルシュタイン、安室、各務がまず、明確にそれを止めようと行動を起こし、外国人が(ペンダントを奪うことはできずに)逃走に移ったのを途中までながら荒俣が追う、という展開に。松戸は冷ややかに腕組みして見物、アーサもとくにアクションを起こさなかったので、このふたりには、バラバラに逃げ出した外国人たちの逃走経路にたまたまぶつかってしまい、外国人たちにハデにぶつかられる、というイベントを発生させて巻き込むことに。
 結局、紊乱者は逃げてしまい、講演会はそのままなんとなく白けたような空気の中で閉会となりますが、講演者で、調整役としてマメな(そしてガイゲルシュタインに今回の仕事を振った教授によると「政治の人」である)宇野が、騒ぎに関わることになった人々(つまり PC たち)を、フォローの意味で食事に招待することになりました。ローズも関係者なのですが、次の予定が詰まっているとして、ここで退場させることに。
 食事は会議センター隣のインターコンチネンタルホテルのレストランで。いや……ちょっと高級すぎね? とも思ったんですが、その後の展開の都合上、隣の建物ぐらいにしておきたかったので、ここは宇野先生に財布を軽くしてもらう方向性に。なお、この場面で、宇野が「私の奢りで」と云ったとたん、ガイゲルシュタインと安室と荒俣が大喜びし、「ちょ、タダメシで大喜びするのはまずわたしでしょ!」と各務がぶーたれる場面があったり。云われてみればその通りというか、ガイゲルシュタインはとくに、確かに最初に喜ぶ立場じゃないかもね!

■中盤III:会食
 会食に移動する前に、4dOF を開発した共同研究者の一角、菱石マテリアルズの担当者が通りがかり、宇野教授に対し、4dOF の記録サンプルは自分が先行して持ち帰っておく、と云って去って行きます。これを見て複数のプレイヤーの口から「こいつ死んだな」という発言が……いや、鋭い読みではあるが! ちょっと違うんだ!
 会食場面は、ふたつの目的で設定したものでした。ひとつは PC 同士の自己紹介的なことと、それに伴い今後のキャンペーンを一緒に歩いてもらうつもりのメンバーで親睦を深めてもらうこと。もうひとつは、宇野の口から、「最後の映像サンプル」についての情報を出すこと。前者については時間を取れればじっくりやりたかったんですが、そこまででもそれなりにつながりができてたことと、松戸が揺籃学園大学所属ということに決まってガイゲルシュタインとも少なくとも面識ぐらいはあるという設定にできたことなどでさほど不可欠性が高くもなく、また、時間的にも余裕はあんましなくなってきてたことで、少し飛ばし気味に処理。後者については、質問出なかったら重要な説明(次に発生する事件を乗り切るために、では、あまり、ないですが、プレイヤー的にいったいどういう事件だったのかがさっぱりわからないまま終わってしまわないように、という意味で重要)ができなくなっちゃうなー、とちょっと不安もあったんですが、ちゃんと質問が出てひと安心。
 内容は、シナリオノートに書いたのをそのまま転載します。
 以下が、それについて宇野が知っていることのすべて(の要約)である。話に出たときの状況などに見合うように説明するべし。
・それは、「撮影失敗」の類だと今のところ考えている。
・撮影(記録)場所はアメリカ東部、マサチューセッツ州の、「ご存知ないとは思いますが」アーカムという町からそう遠くない荒野。耕作地ではない土地で、いろいろと、写真で微妙な色彩を記録することが困難な奇形の植物などが繁茂しているという噂を聞いて、4dOFで記録しようとしたものらしい。らしいというのは自分はその現場にいたわけではないから。
・実は、そういうことに世論が敏感な時期なので云わなかったのだが、4dOFは放射線も記録できるのかもしれない。というのは、その土地はほかの土地に比べて有意に空間放射線が強く、植物の奇形の原因にも関連しているのではないかと思われていたのだが、記録した4dOF媒体を再生すると、放射線が検知されるのである。再生していない状態では反応しないので、実際に放射線が出ているわけではないと考えている。この特性についてはまだ未解明な部分が多く、自分も多くを聞いてはいないが、「実際には放射線が出てはおらず、一部の検知手段(ガイガーカウンターを含む)が反応するだけかもしれない」といった曖昧な報告も受けている。さらに、ほかの放射線源を撮影しても記録はできなかったようだ。
・映っているのも、再生するたびに違う、奇妙なスペクトルの色が混在した色彩に見える薄い色の映像にすぎないため、何らかの機械の誤作動で、何か奇妙な変化が4dOFに起こってしまったのかもしれないと考えている。
・気にはなるが、今は実用的な部分を煮詰めて特許を確立するほうが優先なので、廃棄もせず、深入りもせずに保存してあったものである。

 んまぁ、元ネタを、とくにゲーム用データとしてのそれを知ってる人には全部の情報が出ちゃったぐらいのものですが、さすがにそこまで詳しいプレイヤーはおらず、確信までは行かない程度の感触は与えられた模様。
 また、朝一のガイゲルシュタインの行動で、昨日までのうちに誰かが会場に忘れていったらしいガイガーカウンターを「主催者側で預かってくれ」と渡してあったのですが、この説明が出たところで「そういやなんか渡されてたな! このためか!」と思い出してもらったり。てか出したその場ですでに「すげぇ作為的なアイテムの出し方だな!」とか云ってたのにやっぱり忘れてたか! わたしもかなり忘れてましたが!
 会食は終わり、宇野が会計を済ませて出てきたところで、その懐で電話が鳴ります。さきほどの「死んだな」社員からの着信で、「サンプルがひとつ足りない。忘れてきたらしいので、もしまだ近くにいるのなら回収しておいてくれないか」という内容。4dOFは記録を維持するために電力供給が必要なため、忘れたまま放置しておくわけにはゆかないとのこと。宇野は充電器を持っており、大した手間でもないしと快くこれを引き受けます。もちろん、PC はそれにつきあう必要はないのですが、駅方面へ移動する途中に会議センターはあるので、途中までご一緒しましょう、ということで一緒に移動を開始。この場面で、現場前を通りかかることなく帰ってしまうことがないように、会食の場所は近場にせざるを得なかったのでした。
 通りかかった会議センターは奇妙な状態になっています。入口の自動ドアはセンサーの調子がおかしくなっているようで、開くような、開かないような、おかしな挙動を示し、中は妙に薄暗い状態。さらに、ここでガイゲルシュタインの左目がずきりと疼き、「中の様子を確認したい」という気持ちが前触れもなくその胸中にモクモクモクと浮かび上がってきます。もっとも、ガイゲルシュタインは、そのイベントを発生させる以前から「忘れ物探しは、私もご一緒しましょう」と申し出ていたのですが。
 おかしな挙動をしていた自動ドアは中途半端に開いて止まり、「誰が入る?」と問うたところ、全員が中へ。
 一行が中の様子をざっと観察し終えたあたりで自動ドアは閉まり、そして開かなくなりました。
 ……何人かは外に残ることも予想してたんですが、みんな気合入ってて結構なことでございました。

■終盤
 会議場の中は、主な照明が落とされていることもありますが、妙に薄暗く、非常口を示す表示灯なども暗いだけではなく奇妙な色合いを帯びているように見える、という状態。
 中の探索は、予定では 5 分なり 10 分なり「ぐらい」を 1 ターンとして、各自ターンごとに行動を宣言してもらって、毎ターン、神話生物の攻撃がランダムで飛ぶ(会議場内にいる数人の NPC も対象に含まれる)という形だったんですが、時間的にそこまでの余裕もなさそうだったので、このターン単位の行動はもうちょっと粗く処理することにしました。探索は、昼間、学会の期間中に「どこにいるか」を示してもらうのに使ったマップをそのまま使用。昼間さんざん歩いた場所を、ほぼ無人になった、明かりは灯っている場所には灯っているのに妙に暗い夜に歩く、という感じが出したかったわけです。伝わってるといいなー。
 中には警備員や、学会運営サービス会社のしんがり職員などが残っており、すでに神話生物の攻撃で正気度や、場合によっては POW など能力値まで吸われている状態になっています。そうした人々の変わり果てた面相(この神話生物、本体目撃より、その被害者を目撃したときのほうが正気度喪失が大きいのです、なんと)や、不定狂気や精神的消耗による奇行などを目撃したりしてもらいつつ探索を進めます。その間も、何度か PC にも攻撃が飛び、アーサが一時的狂気に陥る事態なども発生。ただし、戦闘ラウンドよりも充分に長い時間単位で動いてもらっているということで、これは症状を収めてから探索続行を可能、ということに。こうして攻撃を受けたことで、アーサがその攻撃の「予兆」を感知すれば回避が可能、としたこと、そして、アーサが「回避」にけっこうな値を振っていたことが、最終段階につながった、かも……。
 今回の神話生物は、本来はそこまで極端な能力を持っているともされていないし、そこまで急激な影響を与えるものともされていないのですが、今回の事態は、4dOF に「記録」という形で囚われてしまった(強い磁場に囚われる、という特性から拡大解釈その他を経てそうなった次第)神話生物が、その中でバランスの悪い中途半端な成長のようなものを遂げ、不足した「栄養」を急激に消費する状態になっていた、というような言い訳で、このように急激な影響を与える処理としました。また、光学的に人智を超えた存在が広く影響をもたらしていることで監視カメラなどが機能せず、また、PC たちが持つ携帯電話などのディスプレイも使い物にならなくなっている、としました。きちんと管理されている建物内で怪現象が起こっているにもかかわらず、管理会社などが関与してこない理由づけとして設定したことですが、「カメラが機能しない」という点は、別の影響があるかも……知れんな……と今思ってみたり。荒俣がずっとカメラを回してたので。ただ、ずっとやってたことに何の意味もない、というのもつまらんので、何か考えようと思ってます。
 神話生物の攻撃は、通常は何らかの予兆なりでしか見えず、ガイガーカウンターが反応することでそうとわかることはわかる、とはしましたが、それだけで事態の中心部がわかるわけでもなく、あてずっぽうで最上階に移動(しようとしてエレベータを呼んだらそこでひとイベントとかもありましたが)してみたところ、なんとその最上階に 4dOF は転がっていました。誰もいないのに、がたがたと震えながら動いたり、這いずるように動いたりしており、その周囲には淡い、見知らぬスペクトルのさまざまな色の光が満ちている状態。バッテリーが非常に消耗している状態ではあるが、まだ完全に切れたわけではない、という感じで、「4dOF の外には出ている」が「完全には切り離せていない」状態の神話生物と対面(正気度ロール)
 最上階が正解、というのは、ふたつほど、到達する経路を用意してありました。ひとつは、外に残った PC がいたら最上階の窓に奇妙な光があふれるのを目撃できる(ので、外からそれ自体の機能は失われていないケータイに通話で連絡すれば教えられる)という形。もうひとつは、ガイゲルシュタインの左目には、「攻撃」してきた神話生物が「見え」るので、攻撃後、「上のほうに去って行く」のを目撃できる、というものでした。がまぁ、時間内に到達できたので気にしない方向性で最終段階スタート。
 動き回る 4dOF を「組みつき」で捕らえて、それの STR 4 との抵抗ロールに勝てば動きを止められるので、そこに宇野の持ってきた充電器をつなぎ、充電器のコードをコンセント(目星なりで発見可)に刺し、転げまわった 4dOF の接続部が破損しているので電気修理なり機械修理(ペナあり)に成功すれば充電が再開されて神話生物をおとなしくさせられる、という設定にしてあったのですが、最初に組みつきに成功したアーサが STR がやたら低かったようで抵抗ロールに負け、その後ひたすら組みつきが失敗し続けるという状態に陥って時間がどんどん経過していくという事態に。神話生物側はこちらはこちらで、攻撃してきた相手を優先的に攻撃する、としていたのですが、そのラウンドに攻撃してきた中からランダムで目標を選定……としたところ、なんだかアーサばかり狙う事態になり、アーサはここではやたら回避の目がよく、もともと回避が高いことがほとんど影響しないぐらいの出目で回避しつづけ、ただただ無為に時間が過ぎていくような有様に。神話生物の攻撃はけっこうシャレにならない被害を与えるものなので、目標を分散しつつ命中してたら、これだけ組みつけない状態だとかなりのピンチ感を演出できたと思うんですが、結果としては単に時間ばかりが過ぎ、時間的に「接続部の破損」はオミットして決着としました。充電器を持って待ち構えてたのが電気修理技能を持っている安室だったので、ちゃんとやれてればキャラの方向性がうまくはまった場面になったのになーというのはちょっと惜しかったかなぁと思います。
 その後は、神話生物が施設の何か所かを明確に破壊してたので、その後始末で運営側は正気度ロールを振ったりしつつ、大急ぎでリアルで会場撤収。まぁ、警備室や管理会社に連絡だの、被害者の搬送だの、その後の事情聴取だの、いろいろあったでしょうが、次回までにはたぶん「いろいろあったよー」で終わらせてしまえることになってるだろうと期待しておきます。

 ……こんなところかな? 現場ではとにかくそこで起こっていることを捌き、時計を見ながら状況を進めていくことに全力全開でしたので、記憶をたどりつつ書き起こしてみましたが……いろいろ抜けてたり勘違いがあるかもです。まぁ、そのへんは、覚書つーことで……ひとつ、カンベン。
 ちょっと学会プレイに悪乗りすぎたかなーとも思わなくもないですが、なんとか初回を乗り切り、キャンペーンスタート宣言させていただきましたので、関係者におかれましては、みなさま、どうか今後ともよろしくお願い申し上げます!
2012/07/01 (Sun)
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