深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]120518 ~民間軍事会社の内幕~
▼菅原出「民間軍事会社の内幕」読了。
 こないだの、「戦争広告代理店」を手に取った流れで、また例によって「いくつかの候補の中から本屋であるものを手に取る」で購入。
 ……しびれる 1 冊でございました。あるいは、げっそり、とか云い換えてもいいかも。
 なんてかさー、時代が変わったのか、単に自分がトシ食ったのかはわかりませんが、結局、カネの話(ってのもこれはこれで、これだけだと誤解を招くと思いますが)なんだよなー、というか、なんかすげぇヘンな云い方をすると、こりゃこれこそが地獄、ってモンだよな、という感じで。生きてたのが神話時代な英霊の皆さんだって考え方が変わるんじゃねぇの? 的な。(フフーフ、次回 19 話を観たらまたオレの感想も変わるかもだがな!)
 「結局カネの話」的な側面はべつに最近にはじまったことじゃないですし、米帝がこうやってロジ部分を民間委託するような時代の前の時代のロジ部分がどうなってたかってことについてもあんまし気分のいい話はないわけではありますが、なんつーか……米帝の中でカネの話を直球で追求する連中がこれだけハバ利かせて世界のスタンダードを作りつつあって、その枠を作ってる米帝の価値観というのは要するに「結局カネ」というところに行き着くっちゃ行き着く(資本主義、って言葉はまさにそうだしな)のが実にゲッソリというか。うん、上手く云えん。べつに実社会に対する正義感とかなんとかそういうアレの話では全然ないのではあります。「戦争的フィクションとか好きだけど、そのフィールドがなんとも息苦しくなるなぁってな話であるなぁ」とかそういうアレの話として飽くまで申し上げたいわけでありますが。
 こんな現実感の中では、二次大戦テイストみたいな意味で熱い戦争的フィクションをらしく描くのも容易じゃねぇ感じだよな、とかそんなような、な……
 もうちょっと実世界に対するアレ的な云い方となると……ねぇ、民間人と区別つかない格好をした、というよりも民間人ですと強く主張する格好をしてる PMC の人々が、民間人と区別つかない格好をしたテロリストをそうと見分けられないから民間人ごとブチ殺すなどという有様は、まるで子ウシを見ているように憂ウツだよ、とかそんなあたりで。ひとつ。
 あ、「対テロ・セキュリティ訓練」の章はまたちょっと違った意味で非常に興味深かったです。なんせ、直前に、いろいろヤバい地域に踏み込んでった人々の手記とか読んだ流れで読んでるのもあってなー。
 うん、ま、だいたい全面的に周回遅れの感想っつー気もしますが、そこはカンベンで……。
2012/05/18 (Fri)
■ Comment
・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
 
■ Trackback
この記事のトラックバックURL
・この記事へのトラックバック
* Top *