深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]120304 ~暗闇の囁き~
▼綾辻行人「暗闇の囁き」読了。
 うおう、これはまたなんというか……こっち方角に来ると、「ギャグか?」というふうには思わないものの、かわりに、「栗本薫か!?」と思ってしまいがちなオレだったり。まぁ、あんなふうに病的なテイストって域までは行ってないですが。作者が男な分だけ、こっち方面では正気度が保たれるってことか? などとスゲェ勝手なことも思ってみたりしたのでした。
 例によってミステリ的なものでもあるので深入りして書くことはしませんが、見事な仕上がりだったと思います。軽く、緋色を含めたネタバレ(謎解き的なネタバレではありませんが、展開的なネタバレかな)を水面下に。
 ここから水面下。
 いや、緋色はねー、オレみたいな立ち位置だと、暗闇よりも盛り上がりやすい設定だったはずなんですが、なんせアレだ、「おっほー」と思うのが出てくると端から死んでっちまうために、そのあたりに限界があったのでした……。で、今作もまぁやっぱり登場人物はバスバス死んでくわけですが、あんまし惜しくもないかなぁってな方から順に死んでくので、舞台そのものは相対的に盛り上がらない側寄りだったにもかかわらず、浸ることが可能だったのかなぁ、とかなんとか思ってみたり。
 あと、いつもの「ケータイぐらい持てよ」というのは、今作ではちょっと強く思った部分もありました。以下、ちょっとネタバレ度強めのことに触れますが、けっこう本題になってる部分なんかについても、そうした文明の利器がある状態で組んだらそれはそれで面白いことになるんじゃないの? とかそういう感触も。どのように、という話にしちまうとそれはネタに触れすぎなので語らずにおきますが。まぁ、それ自体に強く寄せた作品はいろいろ出てるという感じではありますが、どちらから寄ってくかという意味で、こちらから寄せたものというのはあんまし見ない(や、寄せてはみたけど見当違いって感じのはむしろよく見た気もするけどさ!)なぁと。
 で、囁きシリーズって、シリーズと云うからにはいっぱい出てるのかと思ったら案外少ないのね? 次で終わりかぁ……どうすっかなぁ、すぐ手ェ出すか、ほかも渉猟してからにするか……。てか、ほかに「ど推理以外の綾辻作品」ってどんくらいあるんじゃろう……? いっそ、ど推理に踏み込むべきなのか……?
2012/03/04 (Sun)
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