深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]120131 ~フリークス~
▼綾辻行人「フリークス」読了。
 不思議なテイストの作品でありました。てかミステリ度とホラー度(というか正気度低い度)がどちらも高いため、どういう心構えで読むのがいいものかフラフラしちゃう感じで! 面白かった、とは思うけど、好きか、と問われると悩ましい、ってとこかなぁ。
 ところで、解説に、「綾辻さんは本来、読み手を紙面の向こう側に決して連れ込もうとしない(中略)そのスタイルに当て嵌まらない作品が二つだけあり、うち一作がこの『フリークス』、そしてもう一作が二〇〇八年に刊行された『深泥丘奇談』だ」とあるんですが、これ……えええ? と。まぁ、数は読んでないんですが、眼球綺譚や Another の吸い込みパワー、すごかったんだけど……? で、このフリークスはむしろ、ずっと、こちら側から見下ろしているという感覚が抜けなかったわけで……。「最後の記憶」も実はフリークスの直後に読み終えてまして、こっちは文句なく面白く文句なく大好きだったわけですが、吸い込みパワーも絶大な一作でありました。
 おい、オレ、相当ズレてる?
 むしろ、そもそも向こう側の人間すぎるんじゃろうか……?
 そういや Another の解説にもあったんだよにゃー。鳴に関して「読者に過剰な感情移入をさせない」とか書いてあって「はぁ? アホか? 全力で引っ張られてるの、わからないの? なんで?」と。別の人なんだけどにゃー、綾辻作品の人物描写に対する共通見解なのかなぁ。とすると、やっぱオレがおかしいんだろうか……。
 むむむむ……。
 まぁ、とにかく、作品片っ端から追ってって損しないって確信は得ましたので、これからも続々読み漁るぜぇー。といいつつ、ド中核殺人推理だけはちょいと回避しつつ! そっちはそっちで順番とかちゃんと考えて、遠からずちゃんと着手しようかなぁとも思いますが、とりあえずは置いておこう。
2012/01/31 (Tue)
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