深度 、急速潜行~
[Life as a Half Drow]PC の流用だなんて
▼ありえなーい。
 だってあたし、シナリオすら二度使えない困った病癖の持ち主だもの。
 まぁ、それはいいとして、つい先日から、久しぶりに小説でも書いてやろうと思ってかつて自分の設定した NPC を主役にして書きはじめてみた矢先だった身にはちょっとクラクラでしたとさ。フゥ。うーん……うーん……うーん……うーん……悩む……。
 ま、あの小説じたいがリハビリみたいなモンだからよしとしとこう、というセンでひとつ。はぁ。
 しかし、他所で使った PC をどこか別の場所に持ち込まないってのは、これは、その PC に愛着なり思い入れなりがあればあるほど当然の縛りだと思うんですがどうか。
 この名前の由来、前にどんなことをしたPCかは、その場にいなかった人間には全く関係ないことですから。
 はまったく正論ですが、付け加えさせていただくとすれば、「その PC にとっても関係ないこと」でしょう、普通は。
 DnD のオフィシャルワールド全部使いますって云ってオフィシャルの最新の年表に則ったレギュレーションで、どうやって以前のプレイの世界からプレインシフトと場合によってはタイムトラベルまでして今回のゲームまでやって来たかをつじつまあわせてやるようなプレイならば別でしょうけど、そんなプレイは例外中の例外でしょうし。さもなきゃ、グレイホークのワールドガイドで風呂敷広げてたみたいに、「世界中の誰もが同じレギュレーションで作ったこの世界における His/Her PC を持ち寄って遊ぶことが可能なれ」とやらかしてるんでもなければ。
 キャラクターはキャラとして立っていればいるほど世界と切り離されて存在し得ない(あなたというキャラクターの現在の能力や性格や過去における実績は実際にあなたがその中で生きてきた環境と無関係に存在し得ますか?)のであって、世界が同一である(すなわち多少メンツは入れ替わったかもしれないにせよキャンペーンとしては同一のゲームを行う)ならキャラクターが同一であることは認められるべきですが、そのキャラクターが自分の過去の実績ばかりを吹聴したがるようならそのキャラクターに対する他のキャラクターの見方もまぁそれなりのものになるでしょうなぁ。
 とまぁ、自分がつい最近試みたコトを連想してしまったり PC の持ち込み持ち出しについても何か云っておかなきゃならないような気分になったりして前置きが長くなりましたが、こっからが本題。

 そのサークルに初めて入ったりした場合、「あとから入った人間にはわからない話題」が展開されてわけわからんということがよくあると思います。
 こういう時はどうするか。


 燃えます。
 えーと、たとえば、SF なりホラーなりの小説の、まったくシリーズものでもない一冊完結の一冊を買ってきて、ページを開いてみて、それが一人称モノで、文章は現在形で物語の進行をおっかけてるけど、設定的にはずっと後で回顧して書いたってコトになってるコトってよくありますよね? そこで、その冒頭に、「あれは冗談みたいに暑くて雨が少ない夏だった。その年の台風の通し番号は結局例年の半分以下までしか増えなくて、でも、そのことにどんな意味があるかなんて、その夏のはじめにも、あの事件が起こったお盆の前後にも、それどころか夏が終わって一切合財の取り返しがつかなくなってしまったそのときにでさえ、ぼくらは考えもしなかった」みたいな――いいじゃん、新城カズマの新作読んでるんだよ。……って、あんまし上手い例を作れてないのが残念ですが――それを書いてる、事件の数年後って設定の話者には当たり前でその時点ではとっくに衆知の事件になってしまってる事象なんだけど読者にとってはまるきし未知なアレやコレが書かれてることは、全然珍しくないですよね? それらはその後物語を追うことによって少しずつ明かされていくわけで、その過程が物語を読む楽しみのひとつになるってぇパターン。
 自分が初めて飛び込んだある集団で、ある内輪ネタが大流行してたような場合、わたしは、上述のような物語を読む読者の気分になります。そして、とりあえずはその状態に対してこれといったアクションはとらず、そこで見聞きしたネタをそのまんままとめて情報として回収してしまいます。そんで、それからの付き合いの間に、上述したみたいな物語のページをめくる読者の気分でわくわくしながら情報の断片を収集して、その集団のそれを知ってる連中が大盛り上がりするような事象って何なんだろう、と自分の中で再構成していきます。
 うん……こうして書いてみて思うんだけど、病んでるかなぁ。
 で、問題はここからなんですが。
 わたしは、新入りさんを歓迎するときに、意図的に、そうしたネタを、軽めのモノを選んで、撒いてみることがあるんですが。
 ううーむ……。
 よくない手法かなぁ……。
 なんだか退いてしまう人のほうが多いのかなぁ。
 いや、べつにそんなコトする必要はないんですけどね、TRPG では。
 シナリオの中でそれ(最初は意味不明の情報の断片をばらまいておいて、それらを追跡しつなぎ合わせて事件の全貌を推測してゆく作業みたいなもの)をやらせますから。

 ちょっと違う角度から云います。リンク先のブログ様の最新の記事に関して云うなら、そういうネタばっかりだと確かに萎えると思いますが、適度に(適度の度合いが難しいなら一篇につき一度きり、とかそういう基準でもよろしいかも)混ぜ込む分にはむしろ、そのプレイグループのプレイしてるその時間のフンイ気みたいなモンを伝える(さらに別の云い方をするならば、そのプレイグループにリアリティを与える)要素としてプラスに働くんじゃないかなぁ。
 とかそんな感じ。

 ふたたびひとつ前の議題に戻って、この件からはかなり乖離した話を。
 かつて実際にものすごい意味のあるコトが起こっていて、その断片が(あるいはそれに居合わせた人の証言の断片が)目の前にあって、その実態には触れられないとしても、そうした断片や傍証を目の当たりにするってのはなかなかエキサイティングな体験なんじゃないかと思うんですがどうか。

 以下引用。新城カズマの新作から
「楽しいよ。みんなの話聞いてるのは」
「わかんないくせに」
「わかんないなりに楽しいの」
「あっそ」
「そういうことってない? 外国語の歌を聴いてて、なんだかわかんないけど嬉しくなっちゃうとか」

 ……うーん……なんか最初の議題からどんどんズレてるなぁ。
2005/06/27 (Mon)
■ Comment
・心して
読ませて頂きました。
何が正解ということはないと思いますが(いろんなケースがありますしその内輪ネタの程度も……)、そういう見方もあるのだなと参考になりました。
ありがとうございます。
2005/06/28(Tue) 06:56 * URL * がちゃ #-[編集]
 いやまぁ……こちらがあまり心して書いてないモノで申し訳ないです。後半のとっちらかり具合とかもう赤面の至りであります。
2005/06/28(Tue) 20:18 * URL * DRR #/7QgdNBM[編集]
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