FC2ブログ

   深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]110626 ~米・百姓・天皇~
▼そして、勢いで本の買い足しに Go。
 速攻で 2 冊買ってきて、さっそく網野善彦・ 石井進「米・百姓・天皇―日本史の虚像のゆくえ」読了。
 網野著作での読みやすさ、としてはまぁ、「非人と遊女」よりは気軽め、「日本の歴史を読み直す」よりはちょっと深入りめ、でしょうか。対談形式で、けっこう「日本社会の歴史」を前提にしてる部分があり、そのへんで若干、予備知識不足のもどかしさを感じたりもしましたが。
 焦点は今回の渉猟の本命ではありませんが、「オレが知ってる(ってことは、通しの認識としては中学時代に学んだコトまでさかのぼる)日本史の支配者と被支配者」以外にも目を向けてるという意味ではむろん興味の範囲内であり、相変わらず、「今の、通しの日本史の認識ってオレが中学で学んだ頃からどの程度変わってきてるんだろう」という疑問も湧いてくる感じで、文章としての読み易さもあり、一気読み。
 ……んまぁ、文系の科目だからって、数字とか考えずに文章丸飲みじゃアレなことになりかねないってのはあるよなぁ……数字計算したら、そりゃ全然違う(というか、文系科目の採点項目として焦点が当たっていない部分もある)よなぁ、なんてなところでも「なるほど」だったり。
 米食悲願民族とかねぇ、なるほどなぁ、と思ったりしたわけですが、これ検索してみたらまったく同じ題の本が出てたりして、ふむん? とも思ったりも。
 明治の選択は最悪、というのもなんとも納得のいかないところではあったり。ま、最善だったかと云われればそりゃ後知恵ならいくらでも云えるし、今の思考能力のみ持って(実際にどうなる、という知識は除くが思考の前提になる現在の考え方は持っている状態で)明治に行ったと仮定してもやっぱり最善には遠いよなぁとも思いますが、でも、最悪だったらとっくに日本地上にねぇって。んでまぁ、「アジアを抑圧して生き延びるぐらいなら、抑圧される側になってたほうがよかった」とか云い出すわけで、支配者ではない個人の感想あるいは選択としてはアリだと思うし、よりベターには「アジアを抑圧する以外の方法で生き延びられたらもっとよかっただろう」とはそりゃ思うけど、支配者に、「抑圧される側になろう」などと「選択」されては被支配者はたまったもんじゃねぇぜ、ともやっぱり思うぜ。それこそ最悪。
 まぁでも、確かに「江戸の扱い」については明治は最悪の方に振れた位置であることはまぁ、云われてみりゃそうかもしれんな、とは思います。
 あと大笑いしたのは「共産主義」という言葉について。これが「日本で作られた訳語」ってのマジっすか? つまりあんだけ反日反日と唱えてらっしゃる方々の根っこにある(と主張されている)思想は「日本語」をタイトルとして持ってるのかよ!? と思うと……いや、これって常識? 笑う要素なんてカケラもないナニカ?
 ……ところで、どうでもいいですが、ググルさまによると、英訳検索の候補が「Rice farmers Emperor」となっております。うん、百姓は Farmers と訳されてるのね。となんとなく思ったのでありました。
2011/06/26 (Sun)
■ Comment
・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
 
■ Trackback
この記事のトラックバックURL
・この記事へのトラックバック
* Top *