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   深度 、急速潜行~
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[日々のいとまに]110625 ~中世の非人と遊女~
▼んでーっ、最初に買った三冊の最後。
 講談社学術文庫、網野善彦「中世の非人と遊女」読了。
 これは、期待通りというか、狙い通りというか、そんな感じの一冊でありました。満足。
 まぁ、先に読んだ「日本の歴史をよみなおす」に比べると、より学問っぽい文章になっており、また「先行研究のこの部分はアレであるといわなくてはならない」みたいな、「そんな先行研究知らんのだけどな……」とつまづく部分などもあり、見たこともない、どれなら参照してオレでも読めるかわからんような参考文献も満載の、まぁ、疲れるものではありましたが、今回の渉猟はこういうのを探してたんだぜ、ということで納得。てかこれは自分の内的蓄積が増すごとに何度も読み返すのがいいのかもという感じ。
 全般としては、後に被差別者となってゆく人々が、単なる外なる者的なものではなく、「天皇直属」を自認している例が多いというのは印象的なことでありました。うーむ、これはなんとも……いや、勝手に感情移入するのもアレな話なので深入りして語ることは避けておきますが、なるほどなぁ、と自分を省みて思うような知識だったり。
 また、遊女(と前置きなしで書くと「定住を強いられている人々」をまず想像する言葉だと思いますが、むろんここで云いたいのはその人々ではなく、たとえば「闇の太守」ではほとんど「旅の魔道師(女性)」の意(はちょっと云いすぎか?)で用いられてた感のある人々のことです)と女性の少人数旅についても実に、なるほどそういう見方(現在にまで広げた視野とかとくに)があったか、という感じで興味深いものがありました。この部分、つまり自由行動者である女性、ということについてもひっかかりは非常にあった部分でして、というのは、そりゃ今(だいたいオレの接してる範囲では DnD では 3 版以降)でこそ冒険者の性別比率は半々で当ったり前という表現になってきてますが、それこそ「実際の中世ヨーロッパでは云々」を参考書にしたがるような文化においては、そこ相当アクロバットにしなきゃ女性の冒険者満載とか難しくね? そこらへんどう折り合いつけてるんじゃろ? そういうプレイ集団内では男だけのパーティーが基本だったりしてた? とかなんかいろいろ「だから一神教下のヨーロッパと一緒にしたがんなよなーもー」とかボヤいて逃げ出したくなるようなアレだった部分だったりしたのです。んで、今回は、マイマインドのそのあたりになんとなーく、うん、とうなずく感じの知見が補給された感触でありました。てか、男女の地位の、相対的上下って話になるとまぁ安易に踏み込みたくないところではありますが、少なくとも女性を男性の「従属物」とするような感覚って、そもそも日本にはかなり薄かったというか縁遠かったであろうし、根付かせようという動きが一時期あったにしても、ろくに根付いたことはねぇんじゃねぇの? というあたりも感じたことでありました。……とはいえまぁ、やっぱり男の身で、充分な研究の裏づけもないままでのこれ以上の踏み込みはデンジャーな感じはすげぇするのでこんくらいで黙っておくけどさ! うん、黙った結果、この段落で何が云いたいのかサッパリってなことになってる気もするんですが、ま、オレん中でこういう部分はひっかかってたんだよーてか今もひっかかってるけどねー、そのあたりに「ほほう」と響くものがあったんだよー、という程度のアレということでひとつ。しくよろ!
2011/06/25 (Sat)
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