深度 、急速潜行~
[Life as a Half Drow]Scenario #17: Prehistoric Island
▼予定していたシナリオタイトルと異なりますが、尺の都合でそこまで行かなかったのでタイトル変更ということで。
 前回、大海原に旅立ってもらった PC 隊に、今回は恐竜が闊歩する無人島で、ずっと昔に滅びた文明の遺跡を探索してもらったわけですが、まぁ色々と予定通りには行かないもので。
 シナリオは全体で四つの段階を踏むように構成してみました。

1) 島の周囲の岩礁で座礁した船を救出し、島付近をナワバリとする強大化したエラスモサウルスと戦う。
2) ジャングルに覆われた島を歩き回って遺跡(難破船の船員たちが情報を出す)を探す。
3) 遺跡の数々の仕掛けで悩む。
4) 時間に余裕があれば次の段階もアリかも?

 といった塩梅。
 各段階が、プレイヤーのアイディア次第で伸びもすれば縮みもするわけで、作ってる間は時間が読めなくてドキドキだったわけですが、まぁ、いろいろと想定外の事態が。
 第一段階はまぁ予定通り船の救出じたいはまぁだいたいどんな手段を提示してもらっても可能とする予定でした。要点は、船の救出のために呪文その他のリソースを割かせておいて、そこにエラスモサウルスをぶつけるという部分だったわけで。しかしまぁ、HP 316 とかまで強大化しても AC 17 とかじゃなぁ。お話にならないわけでして。まぁ一応それなりに削りはしたものの、結果的にはワンサイドゲーム。しかし、恐竜のひと噛みでフレンジー状態に突入したフレンジードバーサーカーが手当たり次第に味方だろうと自分たちの船だろうとお構いなしに殴りはじめたのでパーティは恐慌状態に! クレリックがカームエモーションズやホールドパーソンで止めようとするも、妙にダイス目がよくてこれら全部セーブ通されて大騒ぎに。最後は「バーサーカーにかけてあるウォーターウォーキングを解除して沈める」までやってなんとか阻止。終わってみれば「あれが今回最大のピンチだった」と云われるイベントになったのでした。
 その後、エラスモサウルスの経験値でレベルアップすることが判明したバーサーカーが「今から(前回船の修理などで滞在し、今回の出発地点となった)島に戻ってレベル上げる」と云い出してこれがまたダイス目も相まってステキな事態に。このバーサーカー、HP に魂を賭けてて、今までの HP 決定ダイスの目は平均値が 10 以上なんじゃないかってぐらいの勢いでここまで来てます。で、今回のキャンペーンのレギュレーションは、「基本は一発振り、あるいは FIX も可。一発振りの目が気に入らない場合はリロールしてもいいが、その場合はリロールした目の良し悪しにかかわらずその値を使用」というもの。
 全員の視線が集中する中でバーサーカーのプレイヤー(OTTO)が大きく振りかぶって~、投げた~! 6! 微妙!
 しばらく悩んだ後、リロールを決定! バーサーカー二球目、投げた~!  4!
 大騒ぎ。
OTTO「頼むマスター、6 を使わせてくれ……」
わし「うーん……まぁ、そこまで云うなら、次のレベルアップ時のリロール権を放棄ということで」
OTTO「オッケー」
外野「ってそれでいいのかい!?」
OTTO「いや、次がひどかったら一回死んで復活してレベル下げて HP 振り直す!」
 そこまで……そこまで云うか……。
 いや、今回のレベルアップでも、「死んで HP 振り直せば?」という提案はすでに出てたんですが。ひどいプレイグループだな、うちら。
 なお、これによりパーティーレベルが上昇して 10 から 11 になりました。これが後々あのような悲劇を招くとは……。

 第二段階の密林探索は、作ってる段階ではいちばん時間が読めなかったステップでした。歩いて探せば発見までに何週間もかかるだろうし、飛行しても森が深くてそう遠くまでは確認できないことにしておいて、歩くよりは時間短縮ができるにしてもやっぱり時間はかかるという設定。マスター的にはプライングアイズあたりを活用してもらって数日の行程で到達していただこうと思っていたので、数日× 24 時間分振るという想定でワンダリング表を作成しておいたのですが……。クレリック(プレイヤーは BOSS)がひとこと。
「ファインド・ザ・パスを Cast」
 一発。
わし「うへぇそいつは想定外だったぜ……まぁ、歩いて一時間はかかるので、artemis(ファイター/クレリック/テンプラーのプレイヤー)、10 % のワンダリングモンスター出現チェックを振ってくれ」
artemis「了解……10!」
 こいつは……。
 前回は前回でドラゴンタートル出しまくるし……。
 ランダムエンカウンターの表を振ってみたところ、登場モンスターは「スパイダー・スウォーム」ということに
わし「よし、これなら CR 1 だから経験値にならない!」
PL隊「うーぜーえー」
 まぁ、なんせ CR 1 ですから脅威にはなり得ないわけですが、今回のキャンペーン(というかうちのプレイグループでのサードのプレイ)で初めて出したスウォームだけに、妙に苦労していた模様。経験値にならないということもあってウィザードが範囲攻撃呪文を出し惜しみしたのかもしれません。被害は大して与えられなかったものの、這い回るクモの微妙なダメージにまたしてもフレンジードバーサーカーがフレンジー状態に突入。またしてもちょっとした大騒ぎに。今度はカームエモーションズが効いて事無きを得ましたが、ここでプレイヤー隊はひとつの決断を。
「よし、今日はフレンジーがないぞ。今日の間に探索すませちまおうぜ!」
 もはや敵よりも何よりも大きな恐怖として認識されているフレンジードバーサーカー君でありました。

 第三段階は、セッション終了後にプレイヤーにバラしましたが、ファルコムの名作「太陽の神殿」を元ネタに軽くアレンジをかました遺跡探索にしてみました。あのゲームの猛烈な高難易度は、随所にある一発ハマリの仕掛けによるところが大きいわけですが、強烈な呪文満載のこのレベルのパーティーならそれらには対処できるだろう、というのもあって。以前から「太陽の神殿」ネタの探索シナリオは幾度かやってるんですが、今回のは一番原作ママイキだったんじゃあるまいか。一番苦労したのは、やっぱり「白いブロックは取らずに押し込め」というところでした。取ったらハマリというのは TRPG じゃヒデェので、取ってからもう一度置くもオッケーにしましたが。最後は宝の守護者として古代の王のミイラを登場させてみましたが、「ミイラの長:ブラックガード 10 レベル」は呪文リソースとかかなり消耗した状態での戦闘だったにもかかわらずあさり殺されて終了。んがー。やっぱテンプラにスマイトグッド(+ディヴァインマイト +5)三発のフルアタックのほうがよかったのかにゃー。でも、それだとたとえ殺せたとしても次ラウンドのバーサーカーのフルアタックで確実に灰だったわけで、自分の生存を考えて武器破壊を試みたのはキャラクターのロールプレイとしては間違いじゃなかったんだろうと思っておく次第。まぁ、対抗攻撃ロールの目が悪すぎて話にならなかったんですが。
 この第三段階は「太陽の神殿」ネタという段階ですでに趣味に走りすぎなんですが、さらに趣味に走って、「球戯場」で「シッポボール」という球技にいそしむリザードフォークの一団を登場させてみました。シッポボールは手足を使わずに主に尻尾(あと胴体や頭は使っても良い)でボールをコントロールして相手のゴールに叩き込み点数を競うというスポーツ。
わし「フムン、それなら「真意看破」は成功だな。かれらは遺跡について他にも知ってることがありそうだ。『ボクたち、新しいボールが欲しいんだよね』とか云ってるけど?」
ウィザード「ではファイアーボールをプレゼントしてやろう」
PL 隊「待てい!」
 まぁ、基本的にリザードフォークのシッポボールチームは子供として演じておいたわけで、たいしたプレゼントじゃなくても何か子供の興味を惹けそうなモノを渡せばオッケーにしようと思ったんですが、このウィザードのプレイヤー(あめじん)がさらにステキな発案を。
「我々「尻尾のない種族」にもよく似たスポーツがあってな。サッカーというんだが。我々のそれと君達のシッポボールで勝負をしないか?」
 シッポボール VS サッカーの PK 戦 5 本勝負が勃発! ちょうど PC が 5 人だったというのもあって。
 判定は「職能:サッカー or シッポボール(DEX)」の対抗ロールとし、PC 側は全員技能なしながら、「GK グローブだよ」と主張してグラブズ・オブ・デクスタリティを装備するという裏技を使用、リザードフォークは全員 DEX +2 の技能 4 ランク持ちとして勝負。PC 側 3 本、リザードフォーク側 2 本を取った状態で 5 本目に突入し、PC 側最高 DEX を誇る Dervish(プレイヤーはこちら)のシュートを止めるも、Dervish がリザードフォーク 5 人目シューターのシュートをはじいて PC 側の勝利。その場ででっち上げた判定だったんですが、なんか都合よく最終戦までもつれ込んだりして、今回のセッションで二番目くらいの盛り上がりになりました。わはは。
 事後、BOSS に「サッカーネタは先を越されたかぁ。時事ネタだし使いたかったんだよ」とか云われましたが、わたしは昔っから DnD に謎の球技ネタを持ち込むのが大好き(以前、クラシックでインスマウスネタをやったときに、インスマウスに野球場を作ったことなんかがあります)なので、こちら的にはまぁいつものノリだったということでひとつ。

 このキャンペーンは「3 版(現在は 3.5 版)というルールをそのまま味わってみよう」をテーマにしてるというのもあって、なんだか毎回ダンジョン探索と熱い戦闘の繰り返しになっており、これはこれで楽しいのがさすがにルールよくできてるなぁってなものではあるわけですが、シナリオ書いてるとさすがに一本調子な気がしてくるわけで……。今回はちとハメを外してみました。
 次回は BIG CITY。恐らくシティアドベンチャーっぽいものになると思いますが、現状で内容は未定。何か妙なネタも仕込みたいところです。
 そしてその次からはいよいよ別次元界への旅立ちだッ。
 今から楽しみです。シナリオ書くのが。フィーンドとかフィーンドとかフィーンドとかフィーンドとか出すぞー!

 そして、シナリオクリア後の経験値計算にて。
ウィザード「うーん……あと 500 点ぐらいレベルアップに足りない……」
わし「ああ、途中でバーサーカーのレベルアップしてなかったらパーティーレベルが 10 だったから、そんくらいは入ってたよ?」
ウィザード「バーサーカーきさまー!!」

 参考資料:
 太陽の神殿、攻略(サターン版)太陽の神殿、攻略太陽の神殿、地図(FC 版)チチェン・イツァ写真集
2005/06/20 (Mon)
050617 * Top * AGI 完成
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