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   深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]100721 ~ソリトンの悪魔(下)~
▼梅原克文「ソリトンの悪魔」下巻読了。
 いやぁ……今回もしっかりありました! 下巻冒頭でギャースってのが!
 ……んがまぁ、過去に読んだ作品のような、どっちかつーとがっくし系のギャースではなく、「なるほど、そう来たか!」とかそんな感じで納得できるものだという印象を受けたのは……なんとも読み手としてアレな話ではありますが、「ホラー」と銘打たれてなかったからかも。ホラーとして読んだらありえんけど、ファンタジーなり SF なりならむしろそんくらいの勢いで行け! ってな感じで。前半でそもそもホラーらしさがまるで演出されてなかったから、ってな云い方にすれば、「銘打たれてなかったから」よりはマシな感想になるか……?
 満喫いたしました。次の作品が気になるぜ!(と十五年前の作品の感想で書く神経はどうか)
 内容については、古い作品ではありますが、一応水面下に。
・秋華は古い描写のままだった感がなくもなし、かなぁ。まぁそれはそうと、しばらく「シェンメ!」が脳に焼きつきそうです。読んでる間は「シィット!」とか「ファアック!」といったような意味合いだと思ってたんですが、調べてみたら「何!」の意味だとのこと。えー。
・「私の観察では、男ってコンピュータがエラーを返すとカッとなって、『よし、言うことを聞かせてやる』と一心不乱にマニュアルを読み出すのよ。(中略)女の場合は、できないことはできないと、諦めて、そこだけ手作業に変えるか、今までの端末にデータを移し変えて、今まで通りの方法で古いマシンにやらせるのよ」なるほど。ではオレは女だな。というか、オレの観察では、男と女の対応はまるで逆な気がします。観察してる例数が多いわけじゃない(し、この発言者女性(秋華)は台湾人ですが、オレの観察対象はほぼすべて日本人です)のであくまで印象ですけど。
・政治方面の皆さんが重要そうな顔して登場したわりにその後いっさい出番がないあたりは素敵。
・ソリトン化した主役の立ち回りはムダにカッケェというか、光ファイバー誘導の魚雷を結んで無力化するとか描写が熱すぎです。『このボケ野郎! おれは納税者だ』最高。
・卵の手品がまさかあの大詰めで効いてくるとは思いませんでした。見事。
・で、キットたちのいる海底プラットフォームに岩塊が迫る! 手を尽くして逃げ出そうと試みるも彼我の速度差は絶望的! そして、衝撃! ……それから二年後、海底で元気に取材対応をするキットの姿が!
・『クソッタレのアホンダラどもだ』ゲラゲラ。

 最近読んだ中ではダントツの娯楽アクション大作でした。ちゃんとした形で映画にできればすげぇ面白そうな気もしますが、まぁ、難しいかなぁ。
2010/07/21 (Wed)
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