深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]100122 ~機動戦士ガンダム THE ORIGIN 20 巻~
▼ガンダムオリジン 20 巻読了。
 いやぁ、ソロモン戦のしびれることといったら。
 ……一応ネタバレのため水面下、かな?
 スレッガーさんがもうたまらん感じでございました。TV サイズや劇場サイズでは「まだまだぁ!」までの流れにやはり若干の唐突感というか、スピーディーすぎ感を感じないではない場面なわけですが(それが悪いというわけではなくて、そういう、ある種の無常感は富野一流と云えるようなひとつの味だと思いますが)ちゃんとスレッガーの覚悟というか、展開の必然のようなものが積み上がっていくステップがいちいちしびれます。いずれもアニメ版からあったセリフもしみじみきつい。「おおお、いやだいやだ」も「どうもやりにくいんだよね、ああいうのは…」も「見てらんないじゃないの!!」も「ガンダムちゃん! しっかりめんどうみてよ!!」も……で、確かにここまで見ちまったらもう後には引けないよな、ってな納得を踏まえさせといて「悲しいけど、これ戦争なのよねっ!」だぜぇ。こたえる。そりゃもう、その一部始終をぴったり貼りついてたアムロからすれば「そうするしかなかったと思います……」と云うしかないよ! ブライトさんの「だれだって、死ぬんだよ!」もオレ的には押しも押されぬ名セリフですが、アニメ版にも増して恋敵(ってこの時点でそこまで煮詰まってたかどうかはあれですが)ではあっても認めてたんだなぁ、としみじみ来る描かれ方でありました。
 ブライトもセイラももういない……そんなガンダム界に新たな痛恨の訃報をもたらしたドズル中将の最期……はまぁともかく、最後の出撃から最終局面に至るロウソクの最後の輝きもまた感無量。つーか、ドズル自身もさることながら、これでこそ安彦作品という感じで、それぞれの人間らしさを感じさせる描き方をされている部下たちの心情を思うとまたしみじみ来るものが。ザクに引かれて戦場を離脱しながら、ビグザムに敬礼を送る兵たちの胸中たるや、いかばかりであったことか……。
 で、そのドズルが「誓って云うぞ! あの政治かぶれどもはいずれジオンを滅ぼすっ!!」と吼えた時点ではそれほどそこまで救いようがないという実感はなかった(オレ的にねー)キシリアとギレンですが、今巻ラストあたりの有様を見ればもう確かにドズルの云う通りだなぁとしか云いようがない感じに。おいキシリア……お前……それやっといて後で「兄上も甘いようで」をまさかやりやがったら、さすがにちょっと本当にどうしようもないということになるような……。しかし、デギンの「ヒットラーは身内に殺されたのだぞ」というセリフが変更されていたことを考えると、キシリアによるギレン暗殺が変更される可能性も……? まぁ、単に史実に鑑みただけかもしれませんが。
 ここからの本筋と思われるララァ、シャア、アムロについては、ちょっと想定外の展開に驚きましたが、それだけにまだ語れない感じ。
 複数回の輸血が必要なほどの傷を負ったハヤト君は「入浴はまだムリなんですけど」程度まで速攻で回復しててちょっと感服。確かソロモン戦が 12 月 24 日で、そこから 1 週間で終戦を迎えなきゃならん日程なのに、アニメ版でもきっちり復活してたわけで、ハヤトのタフさというか回復力はスゲェな。
 で、そういやカイさんはどうしてたんじゃろ……とか、ふと思ったりもしたのでした。
2010/01/22 (Fri)
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