深度 、急速潜行~
[Life as a Half Drow]Towering Frontier
▼つーことで、持ち回りキャンペーン第 2 回、マスター担当で遊んできました。世の中は 4 版ゲームデイだってのにね!
 前回、それぞれに生活していた PC たちは、「目覚めると」見覚えのないダンジョンの中に、組んだことのない冒険者たち(他 PC)と一緒にいることに気づきました。ということで、今回は、そのダンジョンから脱出したところにあった街での市民権の獲得と、街の中央にそびえる塔の入口近辺の探索を準備。ダンジョンから出るときに「この(読めない言語で書かれた)契約書にサインしてねー」という(強制ではないけど)イベントがあったのを拡げてみた感じです。
 つーことで続きは水面下。
 参加 PC は以下。キャラ紹介エントリは別途作ろうかニャーと思っておりますので、とりあえずは羅列で。全員 ECL 3 です。
 ドルカン(artemis: ヒューマン・ファイター/バーバリアン)
 ロッキー・ゴーリキー(BOSS: ゴライアス・ファイター/バーバリアン)前回名乗った名前はファミリーネームだった、とのことでファーストネームを追加。
 マリア(OTTO: ヒューマン・ダスクブレード)前衛は充分そう、ということで、ハンマー屋からアーチャー型に転身の模様。
 サクサー・ファッド(DISK: ギスゼライ・スワッシュバックラー(モンク志望))
 カーリー神父(Musha: ヒューマン・クレリック)
 とりあえず、最初はこの街における身分の選択から。
 この街の周囲に他の集落は知られておらず、まわりには(生活のではなく)冒険の舞台に相応しい、さまざまな地形の荒野が広がっているってなあたりの基本情報を出して、街の統治者と市民契約を結ばないといろいろと不便(ルール的には Gp Limit が殺人的に低い、としました)ということを提示。身分の選択を迫ってみます。
 まず、このまま身分証明なしの「二級市民」として生活する選択。これは Gp Limit が厳しいため、まぁ冒険者としてはかなり不可能。
 対極は、例の地獄語の契約書に署名して正規市民となる選択。グリーンカードと呼ばれる身分証明カードを交付され、Gp limit は 15,000 Gp となります。街に対して大きな貢献をしたりすると、ゴールドカード(Gp Limit 40,000)、プラチナカード(Gp Limit 100,000)、ブラックカード(上限ナシ)にランクアップが可能になりますが、それは今回はとりあえず視程外ということで。
 ほかの可能性としては、まず「良心的契約拒否者(conscientious objectors: CO)」が挙げられます。これは、二級市民の中で自発的なボランティア活動などを行うことを条件に参加できる互助団体を形成しており、多少 Gp limit が緩和されますが、やっぱり冒険者としては厳しいライン。
 シナリオ作成時に、わたしが本命と看做していたのは「偽装市民」で、これは「Guild for Guilt」(頭文字が重なって音も近いものを of とか for で結ぶ名前をつけたかったので、意味としては妙だったりするような気が)と総称される数々の非合法団体の力を借りて偽造のグリーンカードを作成する選択肢です。処理的には偽造の精度(価格に反映)により Gp Limit が異なる設定。ただ、より上位のカードほどコストパフォーマンスは悪くなります。
 これらに加えて、塔の探索についても軽く踏み込んでもらい、選択肢を提示して「さぁどうする」の構えに。
 塔では、外壁外から(上層の窓などからと思われる)モンスターの襲撃などがあり、それに対抗するための見張りと迎撃のための部隊を維持する「遺跡管理委員会」が存在します。この財源は、塔に入る冒険者が毎回支払う入塔料。これが、いくつかの条件で変動します。一番高いのは、身分証を持たない者。二番目が身分証を持つ者。そして一番安いのは、「Happy Tower Firends (HTF)」という塔探索者の互助団体に入会すること。で、入会金はやはり、身分証を持たない者は高く、持つ者は安く設定。
 さぁどうするよ。
 驚いたことに、サクサー、ロッキー、マリアの 3 名が正規市民に。びっくりだぜ。サクサーについては、契約を結ぶ予定であることは聞いてましたし、ローフルでもあることだし、まぁ妥当だと思うんですが、混沌連中が続々転んだのは予想外じゃったぜ。混沌だから契約を恐れないのかなんなのか。うーむ、わしにはよくわからん。
 で、みなさん身分を得て HTF に入会。名前はまぁひどいもんっつーか、もちろん Happy Tree Friends からの連想ですが、実は今回これを思い出す前に考えてた名称もありまして、それが「Happy Hacking Xxxxx」というものでありましたので、まぁ実は当初案からそんなには変わっておりません。「Xxxxx」の部分は未定(というか考えつかず)で、決まってれば HTF にはならなかったかもねー。こちらはもちろん「Happy Hacking Keyboard」からの連想。
 そしてダンジョン探索開始。まぁ、まさか到着翌日のいろいろな身分上の手続きを行った「その日のうちに」今回準備したフロアをクリアされてしまうとは正直予想外でした。キャスターが少なく、レベルが低いことで保険かけまくり度も低いため、リソース切れでの帰還の必要性が感じられなかったのが要因でありましょう。
 以下は、レポというより、プレイヤー向けに「こういう意図で組んだ遭遇だよー」というネタばらしで行きます。
 まず全般ですが、天井高は低いところでも 25ft、おおむね 30ft 以上で設定。同時にマップ方眼紙の縮尺はひとマス 20ft と設定。今回のパーティーは前衛が多く、道をふさいで後衛を守るような戦闘を想定する必要がない、というか、狭いと殴り屋が欲求不満になりそうだと思われたので、通路の遭遇でも幅 4 マス取れるように設定しました。天井が高いのはもちろん自分の PC の利便性を考えてですが、「なんでこんなにどこもかしこも幅が広いんだ?」と思ったときに「もっと大型の種族のサイズに合わせて作られてるとしたらどうだ?」と思い至ったというのもあります。
 1 階。すでに多くの探索者に探索し尽くされた設定で、とくに配置遭遇もなく、宝物はもちろんなく、マップはプレイヤーに開示してからスタートの通過フロア。とはいえ、わたしが今回作った範囲については、「外壁がここからここまで。これに重なる 2 階のどこに隠し部屋があるか想像してよし!」という意図もアリでマップ開示をしています。ランダムエンカウンターで小型アースエレメンタルに遭遇。DISK は一発でわかってましたが、タナトスタワー 1 階をイメージして作りましたので、これはプラズマ(地)に該当します。
 2 階に入ってからは、おおむね実際の遭遇の順番で。
 まずはダークマントル。まぁ低レベルでしか出しようがないので、低レベルでは毎度出してる感じではあります。上から不意打ちするところまではいいものの、命中が厳しいことと、当たっても組み付き対抗にさほど勝ちきれるものでもないことが災いして、あまり怖がっていただけた記憶がないブツ。初撃で捕らえそこなったところで、ダークネス展開して逃亡を試みましたが、追撃されて終了しました。天井が高い設定を利して、明かりの届かない天井に逃げればいけると思ったんですが、暗視持ちで高 WIS のモンクにはねー。みつかるよねー。
 続いては、水路をはさんだ向こう側からクロスボウで射撃してくるシュータースケルトン。遠隔武器は刺突が中心になりがちなことを利して、と思いましたが、まぁさすがに脅威度 1/3 が 3 体ではそれ自体は脅威にならず。味方が跳躍などで渡河して接敵したところでターンされ、AoO なども駆使されて終了りました。実は本命は水路を遊弋している小型ウォーターエレメンタルだったのですが、何度か落水者を殴ってみたものの、まるで当たらず。放置される事態に。ちぇー。なお、ウォーターエレメンタルが出るのはプラズマ(水)を意識してます。どうでもいいか。
 このあたりでは床が 5ft ほど高くなったり低くなったりしてたのですが、これは、高くなった分を水路で掘って水を引くために底上げしてただけです。
 それから部屋の奥に鎮座するトレジャーチェストの遭遇に。チェストは最初の予定ではミミックだったのですが、まぁ遭遇がちょいとヘヴィーすぎるという判断が出たので、ランクを下げてアニメイテッドオブジェクトに。で、その手前の床に落とし穴があって、下にはゼラチンキューブが待ち構えている(ただし、落下で直接刺さるような位置ではない)という構成。しかしまぁ、スカウトもいないこのパーティー、捜索しようとか考える以前に、「不用意に近づいて開ける。横一列で行軍」などと豪快なコトを云われて、単純にピットに落下する事態に。なんだかね! 落下ダメージに加えてゼラチンキューブはそれなりにビビってはいただけましたので、まぁ、この遭遇は成功だったかな。
 その後、落とし穴の下を通過して、階段を上って、2 階の別エリアに。ここでは、これまた初期レベル帯でわたしが好んで出すバットスウォームがお出迎え。ここでは、ダスクがバーニングハンズを披露し、さらにロッキーが松明を振り回して大暴れして終了。というか、金がないわけでもないのに光源が松明だけというこのパーティーの有様はどうなのか、と思うわけですが、こういう時は便利だよにゃー。
 奥にはまたも宝の箱が。さっき落下したばかりにもかかわらず、またしても横一列に行軍して不用意に開ける宣言が。学習していたサクサーは入口近くで様子を見ていたのですが、ここでは箱の蓋が開くのと連動して入口近くの床が割れるという仕掛けが。サクサー落下。今度は下は水没。最初の予定では、ここは塩水で中型シャークが飼われてる、というひどい仕掛けを考えてた(っつーかそんなに簡単に飼えないだろシャーク)んですが、まぁちょっとアレかなぁと思ったので外してたところ。シャークがいたらサクサーはエサだったかもしれんな……。
 少し戻って上り階段を発見。階段の上にはスフィンクスがいて謎かけを行ってみました。謎かけといっても、マスターからプレイヤーへの問いではなく、NPC から PC への問い。具体的な問題を描写するのではなく、まず「長くて眠い問題文に耐えられたかどうか」のセーブを行ってもらい、それから「長くて眠い問題文の前文を理解できたか」の INT ロールを要求。さらに「問題の答えとして要求されているのが何であるか、問題文の主文を理解できたか」の INT ロール。「そのデーモンロードの名は?」という主文を理解できたところで、最後にその名を思い出すための知識ロール、という多段判定を組み込んだ形でアレンジしてみました。ってか、これ、「技能チャレンジ」にちょっと似たノリだったりする? 4 版はちゃんと知らないのでよくわかりませんが。ここは、この段階では答えがわからず、とりあえずほかへ。
 戻って別ルートへ移動した一行は、どこからか聞こえてくる声のような音に気づきます。が、「まだ方角はわからない」と、「能動聞き耳してみてねー」のつもりで云ってみたところ、じゃあ今はいいや、と全力でスルーされました。ゲラゲラ。
 その先の部屋は、柱が立ち並ぶ部屋。柱には天井付近に張り出しがあり、そこにガーゴイルの像が並んでいる構成。一匹だけガーゴイルがいて、そいつが奇襲をし、それからガーゴイルの像の間にまぎれて隠れる、という展開を考えてたのですが、一行が「予定したのとは別の入口から」入ってきたために、襲撃機会が得られず断念した次第。彼は今もひっそりと天井近くで得物を待っていることでしょう。
 続いて、またまた水路+飛び道具の部屋。ここではコボルドがクロスボウ装備でお出迎えです。豆鉄砲を食らったり避けたりしながら水路脇の通路を走るドルカンを襲うまきびし! まきびし! まきびし! ……いや、初めてまきびしを実戦活用したかも……。まきびしは多く種類の AC を無視するのですが、ここでは、まきびしにも有効な DEX が高いサクサーが活躍。まきびしの上をものともせずに突っ走って突撃します。ただし、HP は厳しいサクサーは、かなりのところまで削られて撤退。光源の貧弱さも重なって、なかなか押し切れないままにコボルドは逃亡に移り、結局半数ほどを逃がすこととなりました。いやぁ、まきびしだぜ。まぁ面倒だからもう使わんと思うけど。
 コボルドを追って進んだ先には、何やら床が水没している一角が。天井までの空間は充分にあるのですが、水深は 5ft。えー、たとえばわたし(リアルワールドのわたし本人ね)なら、顎までしっかり浸ります。そんな深さの濁った水に、奥で水が跳ねる音が聞こえた、というのでずんずん踏み込んでいくご一行さま。いい度胸すぎる……。ここは、後述の、「さらってきた子供を生贄に捧げる」儀式の後に、死体の残骸を処理するための場所。奥にはクロコダイル 2 匹が飼われております。当然のごとく不意打ちをかまし、快調にドルカンの肉を削りましたが、最終的には力負け。まぁ、地の利はあるとはいっても、足は届いてる状態だから、こんなものかなぁ。
 そして、鍵のかかった扉と広い部屋に。鍵のかかった石の扉を破る判定は Take 20 でも届かず、広間に移動。広間には何もなし。ここは、さらってきた子供を生贄に捧げる儀式の場で、この日の夜から儀式は開始される予定でした。儀式が行われた後なら痕跡が発見できたはずなのですが、まだ儀式が行われてないために何も情報は発見できず。
 その後、水路の部屋のもうひとつの開口部に入り、チェストを発見。こちらは、「ミミックを警戒して攻撃してみるというアクションに対抗すべく、衝撃を与えると発動するジャヴェリンの罠を仕掛けた箱」でありました。まぁ、ミミックをワンオヴ主力敵にしようと思っていた時期の遺物。これは、不用意に接近して不用意に開けたドルカンのおかげで不発(だとしても経験値は出すつもりだったよー)……と思われたのですが、中身がしょんぼり気味なことを訝ったドルカンが「箱をガコガコ動かしてみる」とか云い出したおかげで、中身を取った後で罠が発動という事態に。このしょぼい宝は単なるランダムジェネレートの結果だったのですが、妙な派生に笑ってみたり。
 そろそろいったん帰るべー、ということで、戻る途中、ふたたび音のする部屋へ。今度は「もっと奥の音」ではないらしいということがわかったので、聞き耳を繰り返して方角を特定し、壁を調べて隠し扉を発見。中には子供達が鎖につながれていました。
 これは、HTF 経由で「子供達がさらわれた。助け出してくれれば懸賞金が」という情報がきていたのですが、その子供達でした。以降、1 日経過するごとにひとりずつ死んでいく、という予定だったのですが、あまりにも迅速すぎる一行の探索により、全員無事に保護。びっくりだ。というか、最初のひとりが「生贄に捧げられつつある場面」で会場に突入する展開を考えてたんですが、それ以上に早かったよ!
 で、子供達を解放していると、後方から敵登場。マジカルな探知手段で、生贄を閉じ込めた部屋に侵入者があったことに気づいた邪教(デーモンロード「ヘデーム(これはスフィンクスの問いのひとつの答え。名前の由来はツデロー・ヘデーム・ベトーン)」を信奉する集団)の手先が襲撃。これは 1 レベルウォリアー(ただしボス格設定でヒットダイスは最大値を振ったとしてありました)2 人とファイター2/クレリックの 3 人。儀式突入なら会える予定だった本命司祭(クレリック 4)は登場こそしませんでしたが、かれらにシールドオヴフェイスの支援を済ませてあるという設定。ウォリアー隊はハルバードで転倒を狙い、ファイタークレリックは重装甲とマジックウェポンつき武器で押すぜ! ってなあたりを狙ってみたんですが、対抗判定の目が悪くハルバードは不発。ファイタークレリックはクリティカルでロッキーを昏倒まで追い込みますが、反撃もここまで。
 この戦闘はしかし、マリアの暴れっぷりが光ったと申せましょう。味方を巻き込んでバーニングハンズを連発し、敵にももちろんいいダメージを通すものの、この傷がもとでロッキーは倒れ、その後敵のファイタークレリックが倒れたところに「よくもロッキーを!」と叫んでトドメを刺しに行くという意味不明な暴れっぷり。ロッキーが昏倒したのはお前のバーニングハンズのせいだろ! とプレイヤー一同からツッコミが入っておりましたとさ!
 ウォリアー 1 名がネガティブで生存していたので、これを治療し捕獲し、HTF 経由で市当局に突き出して一件落着。ついでに、この邪教団の司祭のザルゴウという名前も聞きだし、これをもってスフィンクスのふたつめの問いに答えて 3 階に通してもらえるようになったところで今回は終了といたしました。
 ……うーむ、長くなったな……。
 なお、隠し扉の奥に配置してあったブツは以下の通りです。一箇所が 230 Gp、もう一箇所は 1,000 Gp、宝石 2(30,80)、スクロール(アニメイトロープ)、スクロール(ディテクトソウツ)、ドワーヴン・ウォーアックス(+1) こっちはマップ構造的に発見は可能だったと思うので、これ取り逃したのが今回の収入がしょんぼりった原因かと思います。
 これら以外に、ウォーターエレメンタルのいる水路をくぐって進んで行くと発見できるチェストが実はありまして、そちらが 1,000 Gp、宝石(600)。こちらはまぁ、ちょっと容易には発見できなかったと思います。
 対抗手段のあるパーティーにとってはボーナスモンスター的な立ち位置になってしまうガーゴイル先生と、司祭ザルゴウ(どちらも CR 4)と戦えなかったことで経験値は若干目減りかなぁと思いましたが、前回分とあわせて両回参加 PC は ECL 4 に、かなりギリギリで到達。
 ……置いてかれてるなぁ、マイスカウト……。
2009/10/11 (Sun)
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