深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]090425 ~グインサーガ 126 巻「黒衣の女王」~
▼グインサーガ「黒衣の女王」読了。
 唖然。
 以下、ネタバレ水面下。
 ここからネタバレ水面下。
 いやもうなんというか、あれですな。開いた口がふさがらん、という類の衝撃でございました。しかも、「いい意味で」って、何を云っているのかわからん感じですが。
 おい、お前ら、前巻のラストで、カメロンがどんな思いで……。最悪だ!(←絶賛)
 前巻の最後のほうについて、「そのヒキはどうなのか」とか書いたりもしたわけですが、なるほど、作者的にはヒキでもなんでもなくて、「カメロンとかもうどうでもいい」ぐらいの勢いだったわけですね! 納得! っつーかまぁ、もちろん、どうでもいいわけはないにせよ、現時点ではそっちのヒキなんぞは重要ではなかった、と。っつーかイシュトヴァーン自身がもはや何も気にしちゃいねぇのがなぁ! ……ま、そこらへんは本当のところはどうなのかはわかりゃしませんが。
 そしてまぁ、「正直オレはこんなん全くもって向いてねぇんだよ……。でも、民のためだし、やらんわけにゃいかんだろうがよ!?」的に、嫌々、とまではいかないにせよ、あんま自分でも納得してるわけでない義務感みたいなもので動いてるパロのトップ 2 名が、「そんなん知ったこっちゃねぇー!」と何でもかんでも放り出して突っ走るイシュトヴァーンに、当然のごとく押され気味になってるのがなんとも笑えるところで。トリックスターの面目躍如じゃのう。んまぁ、イシュト先生は熱望していた何かを手に入れてしまうと平然と放り出しがちな(にもかかわらず自分が放り出されることには耐えられない)パーソナリティーなので、リンダもスーティーも簡単に手に入ったりしてあげずに、せいぜい引きずりまわしてさしあげるとよろしいのではないかという感じでございます。いやしかし、やっぱこいつは死んどくのがみんなの幸せのためには最善なんじゃないかとしみじみ思うけどね。幸せかどうかが重要かどうか、というのはもちろん別の問題として。
 あとは、あんだけ散々にいろいろあったゴーラ/モンゴールの再侵略的なものと云ってもそう違ってはなさそうな、連中の襲来に対して、悠然と飲み込み包み込み真綿で絡め取って真珠にしてしまいそうな不気味さを見せた、パロ貴族軍団の底知れん懐の深さというか胃袋の強さには感服仕ったと申し上げるしかないところでありましょう。
 スゲェスゲェ。
 んまぁしかし「なあ。リンダ――俺は、王になったよ。俺は、王になったんだ!」はさすがに感無量でございました。まぁ、前巻でほとんど王座を捨てる勢いだった気もするのはこのさい都合よく忘れる方向性で。
2009/04/25 (Sat)
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