深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]090423 ~帝国の双美姫 2 巻~
▼ひかわ玲子「帝国の双美姫」2 巻読了。
 つーかですね。まず読み始める→「あれ、これって誰? これってどこ? つーか状況がさっぱり思い出せんぞ! ヴァイナーテ様って何してるんだっけか?」→「いかん、さっぱりわからん。てか、エフェラ&ジリオラの正伝のほうと脳内が混乱する」→「……一巻読み直しましょう……」
 ってなコトになって、購入からずいぶん時間をかけてしまいました。ニンともカンとも。
 で、読み直してみて納得。ああ、2 巻冒頭の部分、まったく理解できないのは正しい状態だったのね! あんでディルフェカそんなとこにおんねん! リシンダの使徒って誰よ! この敵っぽい連中誰よ! って、1 巻の情報からじゃわかんなくて当然だったのでした。やられたぜ。まぁ、一巻読み直したのは結果的にはアリだったとは思いますけど。
 んでまぁ、相っ変わらず、タイトルの「帝国の双美姫」は超級 NPC という感じで、PC 的立ち位置にいるのは我らがルーク選手という展開でありました。途中、一時期だけ双美姫のかたわれアムディーラと同行して片鱗を見せるものの、その後は大帝の直属に移籍。わははは。全然双美姫の話じゃねぇ。ええ、シリーズ通してのファンにとっちゃあ全然問題ありませんぜ。看板はかなり全力でウソですが!
 しっかしまぁこんだけ人類の存続がピンチな状況下でも人間同士で、しかもどうにも不要不急な感じのする対立をやってるというのもなんともなぁという感じの展開ではありました。後々エックブルト大公国が敵になるってのはわかるんだけどねー。
 後の大魔道師ルーク選手もようやく秘められた実力を発揮しつつあって燃えます。なるほど、ジェネラリストメイジとはそういうことかぁー。
 というか、この人の「神々」の描き方は素晴らしいですな。前巻ではリシンダの、超おなじみ都合のいい味方神みたいなツラしながら悠然と信徒の魂を回収してくあたりとか、今巻では、ロードス島なら「精霊」がやってそうな仕事で大暴れする、サファリナに手を貸す水神とか、フィリスが搭載してる翼の神の獰猛さの描写とか、火の鳥とか、もちろんトリックスターのヴァイナーテ神とか、「神話らしい神々」の味わいが実にイイ感じです。
 魔術も便利そうなことがあったと思えば(神々が神々なので)毎回じつはハラハラだったりするあたりも上々。で、それより何よりインセクトプレイグが怖すぎる。あれは……さすがにどうなのか……と思わんでもない……というか、こんだけ「神話」らしく神々と神々の加護を受けられる超級英雄が暴れてる世界で一般兵として戦場に立つとかどういう気分なんだろうなぁ、としみじみ思ってしまうような大変な事態が発生しまくっておりました。こんだけ圧倒的なパワーが双方にあるとなると、配下に馳せ参じてどうこうっつーより、街道で旗でも振ってるほうが正しい気がしてくるよねぇ。まぁ、神話ってヤツはだいたいそんなノリな気はしますけど。イリアスとかそんな感じだったし。
 んでもって最後はダルーフォン先生ですか! っつーかヤングダルーフォンですか! びっくりだぜ。そして持ち歩いてるソレンジュが気前いいぜ。
 ってか二巻ラストでダルーフォン先生登場ってまたなんか既視感?
 続きを楽しみに待ちます。
 ……まぁ、三巻までの間にまた正伝の復刊が出て、またそっち読んで、また話がこんがらかりそうだけどな!
2009/04/23 (Thu)
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