深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]090421 ~ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)2 巻「黄金の幽霊船」~
▼笹本祐一「ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)」2 巻「黄金の幽霊船」読了。
 大満足。
 っつーか、この版形この枚数この長さに、過不足なくパァーフェクトな盛り上がりを詰め込んだ素晴らしい一冊でありました。プリンセス・セレニティ(という名前)は笑うトコだけど、きっと!
 一点、ちょっと物足りなさがあるとすれば、親父についての言及がもうちょっとあってもよかったかなー、ってとこでしょうか。つーか、そこに限らず、裏事情についての説明はちょっと端折りすぎかもなぁ。
 以下、ネタバレのため水面下。
 ここからネタバレ水面下。

 「どっちにつく!?」「女ぁ!」ってのは、カリオストロの名シーンでありますが、「宇宙海賊は正義の味方なんでしょ。弱い方に付くに決まってるじゃない」に全力でやられました。かーかかかっけぇー! ってかその直前の「トランスポンダー発信! ここに弁天丸がいることを大声で宣言して!」も素晴らしいですが。主役ってのはこうでなくちゃだ。キャラスペックでは周囲にいくらでもバケモノが揃ってる中で、能力、性能は(決して悪いわけじゃないけど、そのバケモノの中では)たいしたことなくても、その「判断」で物語の舵を切るのが主役の役目です! っていやまぁ、こういう話では、ね。他には TRPG なんかでもそういうモンであるべきだと思います。
 さらに、「お話の中の宇宙海賊がどうすればよいのか考えれば、すぐにわかるわ。一番かこいいのに決まってるじゃない」って、字面だけ見ると笑うところかと思うっつーか実際笑うわけですが、「エンターテイナーとしての海賊業」という設定を考えると、実はある意味けっこう重要で実践的な判断だよなー。
 んでもってトドメは終盤の無音会話からの連携。その口火の一言。「もちろん、むほうもののかいぞくから」
 おおおおおおお! すっげぇー! かっけぇ! っつーか、このあたり、オレの大好物の「作戦会議と残弾確認」であり、「おほー! この盛り上がり! これでなくてはな! さて、どんな按配でアクションに突入するんだ?」とか逸ってたところに強烈な一言が降ってきてノックアウトでありました。
 前巻の時点では「映像化する必要がないくらい映像的だからあまり映像化されてないんだろう」なんてなコトを書いたりもしたわけですが、今巻読んですっげぇアニメが楽しみになりましたとも。
 ついでに前巻で書いてた「ソーラーセイラーみたいな熱い道具立ての後だとネタが苦しいんじゃね?」とかいう危惧も杞憂でありました。よもやグランドストリームでエグザイル探しをやる展開になろうとは。そして王家はコーディネイターでありましたか。
 ……次はどんなネタ仕込んで来るんじゃろ。
 本格的にシリーズとして始動つーことで、続きが楽しみです。
 個人的には「チアキの出番増量に期待」と!
 いや、登場人物ん中で一番普通なキャラかもって気もするんですけどねー。
2009/04/21 (Tue)
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