深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]090322 ~Lyrical Magical, Drive Ignittion~
つづきー
 で、「いろいろ」頑張ってファーストシーズンを観つつ、各地を回って A's 全巻をひたすら探しまわる日々に突入。いや、まぁだいたいどこにでもあることはあるんですが、値段が、な……。本命のサントラが、だいたい全巻合わせて CD 一枚分の曲数として、一巻 2,000 円で買えても 12,000 円なわけであり、厳しいものがありますわ……。
 そりゃ音屋に金が行ってくれれば嬉しいですから、その意味では新品を買うのが本筋なんでしょうが、値段的にちょっと出ないわけであり、中古屋を探し回って、まぁ、なんとか一巻平均 3,000 円ぐらいかなぁというあたりの出費で揃えました。……うむ、こうしてみるとでかいな出費。これが「なの破産」というやつかー(←たぶん本物は桁が違います)
 ってことで、「魔法少女リリカルなのは A's」全話視聴。
 感動。
 すげぇ。なにこれ。徹頭徹尾、正直云って「どっかで見たような」パーツばっかで構成されており、にもかかわらず、むちゃくちゃ面白ぇ。どうかしてる。
 シリーズ観ようと思った動機のひとつは、何度も書いてますが、「マジカルスタッフから排莢」という描写に感動したからなわけですが、これ、どうやら初出は紙姉妹、じゃねぇ、ヴォルケンリッター(雲の騎士?)の武器だったようで、「あー、杖でやるから新鮮なんであって、普通に剣やハンマーみたいな「武器の形した武器」でやっても普通だよなー」とかそんな感想だったとか、そもそもこいつら紙姉妹すぎるとか、とにかくどれもこれも「どっかで見たような」素材ばっかで作られてる感じなのですが、にもかかわらず、ちゃんと面白い。それだけに飲み込み易いというか、すんなり入ってくるというか、そういう理由なのか? でも、「面白さ」は「ちゃんと新鮮な面白さ」だと思うわけで、この感覚はなんだか新しいぞ。不思議だ。相当新鮮で、相当むちゃくちゃ面白いのに、パーツにしてみると全然新しいところが挙げられねぇって、これ、わかんねぇ。でも、どっかで知ってる面白さってのとはちゃんと違う。おおお。
 ファーストシーズンでは全然でしたが、こちらでは一応キャラ萌えらしい感情もないではなく、なるほど、二時間後じゃなくて十数時間後ならフェイトに転がるのはわからんでもない、とかそういう気分に。とはいっても、やっぱり「おいリアルにいたらぜってー突撃するぜ?」とかそういう形の萌えとは違いまして、なんつーかもちっと違う種類の感情移入です。「やばい、このままだと現行キャンペーンの同行 NPC がフェイトになっちまう」みたいなそういう感じの。それはそれでどうなのか*。以前書いた「オレのナコルルに対する愛着は「ナコルルは俺の嫁」的なものでは全然ない、とてつもなく遠い、ということでございます。むしろこうです「ナコルルは俺のスタンド」」に、視野角としては近い感じ。「フェイトちゃんとちゅっちゅしたいお~」とかありえん。たとえば「フェイトちゃんと背中合わせで戦いたいお」とかのが圧倒的に燃えるだろ! 砲撃 Evoker あたりでやらかすぜ! とかそんな按配。ところで、バルディッシュのアクセントは、観る前は「ルディッシュ」だと思ってたんですが、「バルディッシュ」なんですな。なんか妙な気がしますが……。
 いやまぁでもさすがに Book of Vile Darkness 内部の場面とかはこたえました。「私がずっと欲しかった時間だ。何度も、何度も、夢に見た時間だ」あたりガード不能。ハルペル戦終了後のベクターとゲンジャ状態。なんだけど、なんかでもあれもナウシカ(原作版だよー)終盤のヒドラの庭を速攻で連想して「見覚えあるなぁ」とか思っちゃったオレはたぶん病んでますが。「母は(中略)わたしを愛さなかった。あなたが見せてくれた母の心象は、わたしの願望を利用した罠です。(中略)あなたは残酷ですがやさしい」あたり。やれやれ。
 その他、盛り上がったトコいくつか。
・「仲間がいたのか」「友達だ」つーか、セカンドシーズンは初っ端から熱いですな、フェイト。
・「Three Three Three...」「P. L. E. A. S. E」かーかかかかかっけぇ! ってか、セカンドシーズン通してレイジングハートがゲロ燃えですって。
・「和平の使者なら槍は持たない」ゲラゲラ。とはいえ 5 話の戦闘描写は音楽的にも絵的にも脚本的にも素晴らしいデキ。「It can be done, as for my master」とか、その直後、アクセルシューターが「曲がる」のにかぶせて「Concentration」合わせるとかたまらん。レヴァンティンの「Danke !」も素晴らしい。あれ、デヴァイスのセリフばっかだな。このあたりからヴィータがイイ味になってきた感触も。「やれるもんなら! やってみろよ!」とか絶品。
・つーか、5 話あたりから StS まで通してヴィータは素晴らしいですな。これはキャラがどうとかというよりも、デザイン(騎士甲冑のね)と動きが。ファーストシーズンでも兆候はありましたが、A's 以降、なんつーか「生身でモビルスーツ戦」みたいな絵面が定着してきておりまして、例の連ジのゲームシステムまんま使ってテクスチャ貼り替えれば「ミッド vs ベルカ」とか速攻作れそうなアレなわけですが、中でもモビルスーツ的にデザインの完成度が高いのが高町教導官とヴィータだと思われます。てか、StS なのはのカトキ立ちの似合いっぷりは異常。後半 ED 最後の絵なんか、「(JOKER 3100 の)破裂の人形」かと思ったぜ。んで、対して、空戦での正面絵が決まるのがヴィータ。もはやモビルスーツとしか思えんわ! とか思ってたらこんなモン考えてる人がいらっしゃいました。はやて 9 歳 ver とかガンタンクみたいな地上歩行性能になりそうじゃのう。しかし、カートリッジシステム未搭載の機体(←機体かよ)は 280 クラスになりそうですな。クロスオーバーはアルク・アン・シエルかな、やっぱ。
・7 話の戦闘は絵的に素晴らしい仕上がり。長距離砲撃の描写のカメラアングルとか、フェイト vs シグナムの長尺のメレー(「――ッ! 鞘!?」)とか、よくまぁここまでやったもんだ。久しぶりの長距離砲撃の照準のスコープ表示とかもやりすぎですが熱すぎ。「It's a direct hit」「ちょっと、やりすぎた?」「Don't worry」もなんとも。その直前の、全力で距離離して転送キャスト態勢に入る直前のヴィータの宙返りとかもよく描いたもんだよなぁ。
・んで、「にらんでねーです」へ。この緊張感たまらん。電脳通信と通信妨害が交錯する出島決戦みたいな張り詰め方。で、火エネルギー攻撃に対し、セレリティからコンティンジェントスペルあたりでメイジアーマーやらレジストエナジーやらをまとめて起動して踏み出し、「悪魔で、いいよ……」ってなぁ。
・「これでダメなら」「Master」「……もう少し、がんばらないとだね」「Yes」って、このあたりの精神面のタフさとかが、なのはの魅力が際立つところだよなぁとしみじみ。ここへ来て「不屈の心はこの胸に!」ってか。まぁ、萌えとか燃えとかっつーよりも、「ローフルグッドのウィザードのロールプレイの目指すべき境地」とかそういう感じで見てるオレは病んでるとは思いますが。
・で、まぁ、切り離した闇の書のウイルス部分(?)に対する必殺技投射大会はさすがにどうかと思ったわけですが。展開としてはまったく正しいし、流れとしては盛り上がるんだけど、ちょっと描写がクドすぎるかなぁという気も。「転ッ送!」のアルフとか、お前、攻撃呪文じゃないんだから、そんなハデにのけぞるなよ、とか。あと、ヴォルケンリッターが紙姉妹なら、なのはフェイトはやてはどっからどう見ても「光の螺旋」です。つーか、ざっと観ただけという artemis に「あれはどう見ても光の螺旋でしょ」つったら「ああ、あれね。光の螺旋だったな」と一発で通じたぐらいママイキ。いや、決して悪いとは云わんよ。こういうのが、「徹頭徹尾、正直云って「どっかで見たような」パーツばっかで構成されており、にもかかわらず、むちゃくちゃ面白ぇ」ところなわけです。
・んでラストへ。最終話は音楽的に素晴らしい盛り上がりでした。
・シリーズ構成も素晴らしく、これもおおいに勉強になったという感じ。まぁ、これ、たとえば円盤の人が云ってましたが、シリーズ構成は微妙っつー意見もわかるっちゃわかります。ただまぁ「最小回数で、毎回新しい味つけをして、たとえ伏線に取りこぼしがあっても、大詰めのために充分な尺を取ってちゃんと終わらせる」ってのは TRPG のキャンペーンを考えると、目指すべき境地だとオレには思われるわけです。周囲にはもっとサザエさん的に終わらないキャンペーンを愛する人も(あるいはそのほうが?)多いのであんま同意は得られないと思いますが、このくらいの勢いで行きたいものであるなぁ、とオレは思ってキャンペーン作ってたりします。……ん? 視点が間違ってる? 気にするな!
 ……ってことで、ええ、ご覧の通り、正直、ファーストシーズンよりセカンドシーズンのほうが圧倒的に好きですオレ。音楽的にも大幅に磨き上がった感触ですし。
 つーことで、以下、本命、音楽について。
・OP。ってまぁこれは本来本命じゃないですが。はじめは全然響かなくて、「うーん、まぁ、可もなく不可もなく」とか思ってましたが、通しで見終わってからほけーっと眺めてたら、完成度のあまりの素晴らしさがようやく理解できて仰天。っつーか BGV のデキあわせてですが。A メロ前半、紙姉妹とぬぬぬ、じゃねぇ、はやての描き方とか絶品。
・「金の閃光」は StS バージョンが素晴らしすぎるのですが、片鱗はすでに。燃える。
・「蒼穹、貫いて」、「流星」、「遥か、空の彼方まで」、「対峙」、「絶対たる力」、「逆巻く嵐」……ってまぁ、13 話のシリーズによくこんだけ戦闘曲そろえたもんだよなぁ。「ミッド vs ベルカ」は音楽面では充分作れますって。
・「予感」、「焦燥」、「懸念」、「運命」あたりも名曲。このテの曲は StS ではさらに磨きがかかるカテゴリですが、ここでは片鱗、というかすでにかなり仕上がってるかな。
・「High-speed Action」と「Concentration」はモビルスーツ戦がすさまじい仕上がりになってる 5 話での使われ方がなんとも印象的な名曲。基本、単純なつくりですが、単純に盛り上がる。てか、Concentration を背負ってベルリン市街で戦ってみたい勢いだぜ! そして闇の書さんが降り立って「Snow Rain」と。まぁ Snow Rain はさほど感動はありませんでしたが、それは単なる好みのズレですな。
・そしてなんといっても最強なのが「無限の記憶」「涙の意味、願いの行方」。これぞまさに「殻・雛」の響きよ。この二曲だけでも A's の音楽面は極まったと申せましょう。最終話の雪の場面とかもう完璧。
・んで、「ドライブ・イグニッション」の気持ちよさも相当なモンです。
 A's は全曲絶品なので、かえって「これを」というふうには語りづらかった、かな……。ファーストシーズンは必ずしもそこまで全部が全部気に入ったってわけでもなかったんですが。
 つーことで、本日はここまで。次は StS か。音楽的には StS の完成度は本気で素晴らしいので、また長くなる、かなぁ?

* でも PC でやるのはマズいよねぇ、と思う鳥取在住の老人です。PC で勝手にややこしい裏設定なんかつけても「ハァ?」ってなコトになるだけだと。思うのだが。最近はむしろ PC でやるのが主流っぺれぇ?
2009/03/22 (Sun)
■ Comment
・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
 
■ Trackback
この記事のトラックバックURL
・この記事へのトラックバック
* Top *