深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]090214 ~Lyrical Magical, Full Power~
▼さて。
 騎士カリムとかキャロとか口走ってしまったからには、そろそろ語るかなぁ……。
 実のところ、A's 以降のサントラ単独売りねぇのかよ! とキレた翌日ぐらいには決断してました。「じゃあ買うしかないか。A's サウンドトラック全 6 枚(DVD つき)を」
 ってことはだ。本命がサントラとはいえ、DVD もついてくるなら、そりゃまぁ観るわなぁ?
 ってことはだ。セカンドシーズン全話観ることになるんであれば、ファーストシーズン観ないわけにはいかんだろ?
 つーことで、「魔法少女リリカルなのは」全 3 シーズン全話観ました。
 えーと、昨年中ぐらいには観終わってたかな? まぁ、「いろいろ」あって書かずにおりましたが、なかなかに印象的な作品だったので、やっぱ書いとくことにしよう、つーことで、そろそろつらつらと。
 セカンドシーズンは全話 DVD 揃うことが決まってるわけであり、なんとかしてまずはファーストシーズンを観とくべぇ、ということで、とりあえず PPV かなんかで手軽に観る方法ねぇかなーと思って探してみたわけですが、見つからず。仕方なく、「いろいろ」手段を講じて全話視聴。
 なるほど。
 デキはいいですな。ちゃんと面白い。ただまぁ、それ以上の強いインパクトがあったかというと、ちょっと微妙なセンという感じ。まぁ期待してたのが「マジカルスタッフで砲撃して排莢」なんてな描写だったりするわけで、それはセカンドシーズンを待たねばならないってこと(これは事前に円盤の人から聞いてたので、期待はずれってことじゃないです)で。
 つーか、世評通り、確かにまっすぐヲタを見つめた作品ですが、事前の想像「萌えヲタ狙い撃ち」ってのは見当違いでした。明らかに燃えヲタ狙いだろ。ってかマジカルスタッフが大魔法ぶっぱなした後でブフォーッ! と排熱排気するなんて描写、まともな思考からはぜってー出て来ねぇ。まだ排莢こそしてないけど、方向性は同じだなこれ。
 キャラ萌えとかそういうのは、正直に申し上げて、あんまない感じでした。っつーか、かの有名なコピペ「魔法少女リリカルなのは?またキモヲタ狙いのアニメだろ→2時間後→フェイトちゃんとちゅっちゅしたいお~」とかの事前の印象が強かったために、「こんな騒がれ方するフェイトってどれほどのキャラなんだ?」ってな按配に期待が先行しすぎたのかも。こっちは、ちょっと、期待はずれと云えば云えるかなぁ。なんつーか、これ、ある種の、しかもかなりよく見るテンプレートじゃね? いやまぁ、それが悪いとは別に云わんけど、オレ的には今さらとくに響かなかったかなぁ。むしろ主役のほうがキャラが面白いですな。「まず叩く。それから交渉」ってスゲェ。熱い。(←これはアンサイクロペディアから入った弊害) つーか、中盤の主役の「抱え込んで悩む」描写とかはなかなかイイ感じでした。なるほど、ローフルグッドはこうやればいいのか(←大誤解)
 ちょっとしんみりきたのはプレシア女史の最期。これ、フェイトを拒絶して退場してるわけですが、最後の最後で「フェイトを道連れにしない道を選んだ」というふうにオレには見えたんだがどうだろ。フェイト側にはきつかったところではありましょうが。
 で、サントラはまぁ事前に購入して聴いてたわけですが、やっぱ劇伴は、できれば BGV つきで聴いたほうがいいに決まってるよね。我らが HuMI こと佐野広明師(オレ的に代表作は「殻の中の小鳥」「雛鳥の囀」「渡り鳥に宿り木を」あたり。ちょっと毛色の違う名作として「分裂守護神トゥインクルスター」(こちらは林家ぱーを知った作品でもあります)も挙げられるでしょうか)の仕事は、まぁ納得といった感じのデキ。ま、やっぱり大御所の仕事と比較しちゃったりすると若干安定を欠く気はしなくもないですが、殻雛系と分裂守護神系の伝統が息づいていると、そう思って聴けばそう聴こえる感じ、といったところ。ただまぁ、アニメの劇伴として聴くと、若干音が……うーん……オレあんまし「音」についての感想というのを持たない(持てない)たちなのですが、ちょっと、厳しい、かなぁ、という感じがしなくもなかったような……。まぁ、「譜面」を聴く耳はともかく「音」を聴く耳のほうはあんまし自信ないのであれですけど。
 曲目的には、「この広い世界に」「やすらぎ」「なまえをよんで」「君に会いたくなったら」あたりは文句なく絶品。「決断の時」はなかなかの名曲なのですが、これと似た進行の別の曲がありましてですな。最初、なのはがユーノを拾う場面をはじめ、けっこう多用されてた曲。そちらが未収録なのは残念。未収録といえば、「最初に流れる劇伴」(StrikerS のサントラに別アレンジが収録されており、そちらのタイトルから類推して、曲名は「夢見た未来 夢見る現在」かと思われます)が未収録なのはものすごく残念。シリーズ通して最強の名曲のひとつだと思うんだけどなぁ。いっそ耳コピでもする? 「撃ち抜いて、夜も暗闇も」は熱い。これこそゲーム音屋の面目躍如って感じで。シューティング系の最終面道中突入とかそんなノリですか。「集え、星の輝き~スターライト・ブレーカー」のほうは、音だけ聴いてもそこまで感動しなかったんですが、BGV とセットだと猛烈に熱いですな。最初のファンファーレからディヴァイン・バスターの「照準砲撃」をぶっかまし、中間部、転調して盛り上がるところで本命の「全弾頭核」スターライト・ブレーカー投射。なるほど。いいつくりだ。こういう同期のつけかたが非インタラクティブメディアの劇伴の真骨頂だよなぁ。
 んでまぁ、佐野広明のファンとしては悔しいところではありますが、「Take A Shot 」の盛り上がりは異常でありました。さっすが矢吹俊郎ってとこかね。挿入歌のイントロで士気上げる手練手管は極まってるぜ。
 OP、ED についても、当初はようつべから音を吸い出して聴いたりしてましたが、えいやっと腹くくって CD 購入。いずれもけっこうな名曲だと思います。とくに ED はパーフェクトなデキと申せましょう。A メロのベースラインとか絶品です。B メロからサビにつながる部分とかも素晴らしい。てかこのベースラインとコード進行だけでじわりとくるぜ(←病人) あとハイハットもかなり最高。なんというか、こういう、「定型詩」みたいなつくりの曲ってのは、イイものは本気でイイのです。「明日への勇気」*系? まぁ、新しさは感じないと云ってしまえばしまえる感じではある、のかなぁ。
 つーことで、本日はここまで。
 なんかあんまし誉めてねぇ気もしますが、ちゃんと面白かったですぜ。てか、トータルで A's が極まりすぎで、StS は作品そのものについては絶賛しがたい部分もあるとはいえ、音楽的にはさらに強まった素晴らしい仕上がりだったので、若干ファーストシーズンが印象として色あせてしまったっつーことでひとつ。
 しかし A's については書こうとすると書くコト多すぎになりつつあり、いつあぷれるかは不明。ギャフ。

* しかし、その時期けっこうようつべを徘徊してたわけですが、以前諏訪が熱唱してたのを聴いてちょっと感心した「Hustle Muscle」も発見してチェキ。そしてその第一印象が「おおおお『明日への勇気』!」というものだったオレは病んでいるのか。
2009/02/14 (Sat)
■ Comment
・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
 
■ Trackback
この記事のトラックバックURL
・この記事へのトラックバック
* Top *