深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]090129 ~矛盾螺旋~
▼「空の境界」第五部「矛盾螺旋」
 なーげーえー!!
 ってまぁ、長いっつーても二時間未満で、このド長編エピソードをよくまぁ格納したなぁと感心したっつーのも実際のところです。恐れ入った。
 時系列のシャッフルとかは、追うのにかなーり疲れましたが、だからといってそんなにわかりにくくなってたってことはなく(実際に経過した日数だけがわからない)うまい仕上がりだったんじゃないかねぇ?
 以下、映像化に関しての印象。まぁ、原作読んだのもずいぶん前なので、原作についての記憶があいまいな部分もあるかも。
・d20 というか、DnD というか、コンティンジェント系の手段が全力投入でびびり。これほどだったっけか。というか、クラシックの 8 レベル呪文だったっけか? 「殺すと蘇生が可能になっちゃうから、殺さずに拘束しよう」ってまさにド最近 DnD のリプレイで読んだなぁ……。たぶん昔っから基本?
・十月? 十月だよね? ちょっと寒そうすぎない? 土地どこなんでしたっけ、これ。本州の平野部で、十月に初雪を観測する土地? 北海道……? じゃないと思うんだけど……。まさか、設定が十年前だから、この十年で温暖化が進行したことの表現……なわきゃないよな。つーか、現実の気象(その年のその日の、ってこってす)を参照……なんてしてないと思うけど……うぬぬ? つーか、我々の現在の現実もそのくらい寒いといいんだけどな……。今のたとえば東京で、十月にあんなちゃんとしたコート着てたら異常者じゃぜ?
・枕ザクザク。おおお。
・登場した瞬間から全力でザコ臭が漂うアルバの描写がすげぇ。原作だと、最初っからあそこまでザコっぽかったワケじゃないと思うんだけど……! アルバ、痛みはそこまで訴えるものじゃない。少しは耐えるものなんだよ? 少し、頭冷やそうか。クロスファイア・シュート。例外なくブチ殺されて終了。
・荒耶宗蓮がまとう三重結界は、もっと「見ても得体が知れないモノ」って表現だろうと思ってたけど、アニメになっちゃうとけっこう普通で恐ろしさが半減だったような気も。まぁ、アクションとしては妥当だと思いますが。というか、宗蓮に限っては映像化したことによって「怪物性(橙子が定義してみせたことと近い意味合いかな)」が薄れてしまったような気もするにゃー。ああして描かれれば「やたら強いみたいだけどなんとかやれそう」な気がしてしまうし、なんとかするまでの大変さの内面描写はできないわけで。文章で読んだときは、少なくとも当初段階はとてもとても「なんとかやれるとかいうレベルのモンじゃねぇムリムリムリ!」という感じだったわけでして。まぁ、オレだけかもだけど。
・んー、オレにとっては、脳のかわりにチップが入ってたからって何よ? という気分なわけですな、焼きプリン以来。あれで散々考えたテーマだったっつー感じで。
・橙子の猫はかわよすぎて死ねる。あんなかわよいとは思わなかった。もっとこう、「抽象的な異界猫(出身地は土星)」みたいなモノを勝手に想像してました。
・マンションの一階ロビーはとても人が住む場所とは思えないデザインですな。
・幹也のビジュアルのせんべい屋化がさらに進行。宗蓮はそうは見えないんだけどねぇ。
・鮮花の必殺「ローンチ・ブック」が素敵。ただまぁ、鮮花の真価は式との会話ですから、幹也や橙子との会話が中心だとまぁ、さほどではないなぁ。
・第一部のうさぎ跳びアクションに続く着物アクションの新境地「くるくる吶喊」すげぇ。というか、あれぞデルウィシュ旋舞か。
・そして「式のターン!」を鮮やかに表現する、あの、「式の主題」が、なんと、もはや「鳴りはじめる直前に」わかりますよ! ど、どないなっとるんやー。あの曲の「間」がなぁ。salva nos 以来、えんえんと聴き続けて刻み込まれた梶浦ファンのアレですか、前奏や間奏に特定の要素が出現することによって己を変革! ……となると、やはり 3 か 5 を劇場で観ておくべきだったよなぁ。fiction 版の salva nos を聴いたときに思ったのは「Noir 劇場版で、fiction 版の salva nos が流れる」とか夢だよなぁ! ってコトだったわけだし。近い心理的効果が得られたかも。くりーすてー・えーれーいーそん! まぁ、忘却録音ではそんな場面はなさそうなんだよねー。終章には、あるかも……?
・具体的にはトラック22、1:09から1:14ぐらいまでの、独特、といってよろしいと思われる梶浦必殺の進行から、1:17から1:18にかけての「間」! これでスイッチ入るよ!
・しかし、トラック 21 には唖然。15 分オーバーですか!
・ラストの式はえーとえーと。あんな悟ったようなツラしてられる幹也はおかしいよね! とだけ云っておこう! つーか、たとえば自分だったらと想像すると、むしろふじのん襲来なんて余裕で流せます(というよりそもそも邪心が生まれないと思う)が、今回の式はぜってー流せねぇと思うぜ。
・そして予告の鮮花に本格的に死ぬ。例のあれは「「鮮花が狙ってやってる」という効果を狙って作り手がやってる」というのが実に効果的に表現されてる感じでしびれます。ぐおお、やっぱ観に行くべきなのか六部! 混んでるのかなぁ?
・結論。素直に評価するならここまでで最高傑作。いわばドラクエ 3 って感じでしょうか。いや、素直な盛り上がりといいつつも、時系列のシャッフルとか手も込んでるし、相当な大物ですな。
・なお、このシリーズは毎度、部屋を真っ暗にして観てます。画面がひたすら暗いので、そうでもせんと実際問題として「見えない」のじゃよー。劇場用の画面作りってこういうことかぁ。
・一問一答の質問者に「MADLAX」がいてフイた。明らかに梶浦ファンってことがこのシリーズの入り口になった人がいるんだなぁ(と勝手に決めつけてみる)
2009/01/29 (Thu)
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