深度 、急速潜行~
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▼笹本祐一「ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)」読了。
 って、なんすかこのタイトル! ありえんだろ!
 本屋で「お、笹本新刊か!」と手が伸びて、思わず一瞬止まりましたがな。「……あにこのタイトル……」ってなアレで。
 すげぇ。
 正気を疑うぜ……。
 中身はといえば、そんな印象がブッ飛ぶ、実に「らしい」爽快な一品でありました。これでなくてはな。
 つーか舞台になってる「鯨座たう星を回る、ふたつの月をもつ地球型惑星」って、そーれーはー。あれ、だよな。あの星。思わず本棚から引っ張り出して確認しちまいましたが、あれで確定でしょ。
「この星は、今夜、あなたが見上げる星空の中に存在しているのです」
 感動。(ってまーオレの誤解で別件なのかもだけどさ)
 まーなんだ。これ読んで再確認。この人の文章、こんだけ映像化向きに見えるにもかかわらず、実際そうなったのがなんで少ないのかけっこう不思議だったんですが、文章がすでに映像的すぎて、本物の映像ではどうやったって「文章を超えられない」ってことなんだろうなーとか思うわけです。描写行数がふんだんに割かれているわけでもないのにこう感じるというのは何なのか。つーか、「文章+挿絵」ですでにパーフェクトなバランスになってるってことなのかも。
 以下、ネタバレのため水面下。
 ここからネタバレ水面下。
 こりゃもうなんつーか主役のキャラクターが最高です。燃える。いや序章がまたアレでな。「どうして、こんなことなってしまったのだろう」みたいなコト云ってて、「あー、これはあれか。美亜型か? 絢型か? いつものパターンか」とな。思うだろ。どっちかっつーとヤル気ねぇ系の系譜かな、と。
 全然ちげぇ。つーかお前、自分で選んでるじゃん!
 「それが、力だよ」「ありがとう、お母さん。他のも射ってみていい?」
 この気合の入り具合は素晴らしいです。んで、売られた喧嘩は「当たり前のように」買う、と。ベル・アラート的な「勢い勝負」(っても実はあれも全部計算に基づいてはいるんだけど、描写が「勢い勝負」的だなと)なわけでもなく、きっちり(ただし快速で)手順を踏むやり方が、笹本の名人芸的な文章テンポでたたみかけられる快さよ。つーか、ひっそり乗員の大半にカムアウト済みとかそういう手回しもしびれます。部長の度量もカッケェしなぁ。
 チアキはぜってー白鳥号の船長の末裔だと思ってましたが別件か。てかまぁ白鳥号については、素直に学院の財源は当時の稼ぎだったっつーことなんでしょうな。
 で、「宇宙の海は?」「おれの海」と「馬鹿め」にゲラゲラ笑う、とかそういう按配でひとつ。
 序章に「半年前」とあるので、続刊も「二足草鞋」で海賊やってくってことなんでしょうな。
 しかしまぁ、ソーラーセイラーとかいうやたらカッケェブツの魅力があんだけ描き出されたあとで、オルクス系(つまり経理部長がハバを利かせてそうな)海賊船を振り回すというのは、なんか道具がランクダウンしそうな不安がなくもないんだけどねー。
2008/11/09 (Sun)
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