深度 、急速潜行~
▼ダヴィンチコード下巻読了。
 おおおお。
 全編通してすばらしく面白いのに、トータルの筋を俯瞰しようと思うと全然どうしょもなくつまらない、というモノってけっこう世の中にあると思うんですがどうでしょうか。
 まさにそれ、という感じ、かなぁ。
 あっそー。とか、そういう感じで。まぁ、しょうがないですな。始まる前も、終わった後も、我々の現実から遠く乖離してしまうことはないように「それによって世界が革命されてしまう」テーマを描いてるわけで……。メリケンホラーにはときどき、現実的な描写による、現実的な事件の積み重ねの果てに、なんだか世界が滅びてるんですけどどうなってるの!? な結末を迎えるものがあったりするので、そういう系をちょっとばかし期待してなくもなかったんですが、ま、このあたりか。
 オチも、云ってはなんだけど、よくできてるけどよくできてるだけ、という感じ。というか、むしろエピローグ前で終わってたらかなりよかったんじゃないかとオレは思うんですが、ま、これは主観ということで。
 ただ、筋を俯瞰するつもりで振り返ると「えーと、あっそー」とかそういうアレであるとはいえ、読んでる間は全編通してすばらしく面白かったことは強調しておきます。つーか、オレがクリスチャンでなく、かつ、キリスト教徒[の/による/のための]信仰的フィクションを中途半端に渉猟した経験があるという妙なバックグラウンドを持つためにそういう妙な評価になってるだけな気もするんだよな。
 似たような立ち位置でも、「ちゃんと」そういうネタをバックグラウンドとして持ってれば、もっと多くの部分から多くのニヤリを吸い上げることもできただろうなぁ、と思われるところ。
 つーか、筋知った上でもう一度読み返してみるのがいいのかも。
 今はそんな気分なのでありました。
2008/08/16 (Sat)
080815 * Top * 080817
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