深度 、急速潜行~
▼ガンダム UC 2 巻読了。
 感想。「ああ、「古き良きガンダム」だ」
 何から何までガンダムでビビリ玉。何を云っているのかわからねーと思うが、読めばわかるぜきっと。
 今巻の挿絵でようやくクシャトリヤがクインマンサの直系ということがしみじみわかりましたとさ。あんだかね。
 しかしまぁ、なんですな。ガンダムの作品としてこんだけガンダムらしい作品になってるとしみじみ感じますが、この人の作品がやめられない止まらない出てる巻買い尽くして次はまだかーゴルァーってな感じになるのって、要するに、かなりのところまで「先が読める」からなのかも。読めるというのもアレですが、予感がビシバシ来るというか、フラグがビシバシ立てられてるというか、伏線の指向性がはっきりしてるというか、先の展開がかなりの範囲で予感できる感じなわけですよ。で、「次はいったいどうなるんだろうワクテカ」だと、たとえば巻の切れ目だと「フー面白かった満足! 次はいったいどうなるんだろうワクテカ」だったり、「ふおー! そこで切るのか! 次はいったいどうなってしまうんだ! ワクテカ!」だったり、まぁどっちでも、とりあえず心理的にひと区切りつくんですけど、予感できる系(まぁ、ある程度の予感はどんなブツであれ与えており、かなり意表な場合でも「そうか、あれが伏線だったのか! やられた!」というふうにあとからならば「予感であった」といえる認識を与えるものではありますが、ここではそれがとくに強いものを指す、ということで)だと「ええい、どうせ次はこんなことになってしまうんだろ! ギャー! やっぱりそうか! ちくしょう!」って感じで次のページ次のページと繰ってしまい、「ええい、どうせ次はこんなことになってしまうだろ! 何でこんなとこで切るかなぁ! さっさと次出せよギャース!」ってな感じで終わる、と。そんな感じがしてみたり。
 そらまぁ、「破滅兆候の至る快楽」的なもので、「家主の秋子さんがあゆの顔を不思議そうに眺める始めると、この話の落とし所がわかったような気がして床を転がる」とかそういうアレで、「ああもう、こんなことになるんか? ああ、なりそう! やっぱりなった! ギャー! およよよよ! って朝だ! どうしてくれるんだ!」というのはアリはアリなんですけど、その途中の宙吊り段階で既刊が尽きてしまうってのはあんまし望ましい状態じゃないんじゃないかなぁ、とも思うわけでなぁ。
 なんか「さっさと続きを読め」と急き立てられながら読んでるような気持ちになるんだよな、この人の小説は。
 「続きを読みたい」という欲求を駆り立てられるというよりも、なんつーか、強制されてる感が漂うというか……。
 うまく云えないんだけどさ。
 これだけ、読んでる間は面白くて、読み終わったら「ああ面白かった」と思うのに、なんだか幸せな気分にならないというか。いや話の中身があんま幸せじゃないとかそういうのとは無関係に。中身はぜんぜん幸せでなくても、なんだか読後感として、「この本を読めたことが、読んでいた時間が、幸せであったのだな」と感じる本ってのはあるわけで、そういうのとかなり逆というか。
 ……それはそうと、全然関係ないですが、ラプラスといえばやっぱりピエール・シ・モーンド・ラプラスだと思うわけですが、となるとやっぱりヒヤデスあたりまで行くんでしょうか。箱の中にはディーカッツェーデアシュレーディンガー(←うそくせぇ)ばりに名状しがたき者が生きているやら死んでいるやら久遠に臥したりしてるんでしょうか。対抗するには水の星の太平洋の底から例のあれを呼び出すしかないんでしょうか。そのための目覚まし時計がわりにコロニーをガッツンガッツン落として(そろそろ終わりにしとくか……)
2008/07/16 (Wed)
080715 * Top * 080717
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