深度 、急速潜行~
▼第四回。第三回はこちら
 今回は、セッションがこれになることが判明したのが直前の木曜とかそういう時期だったりで、仕込みの時間がほとんどなかったわけですが、いろいろあって、結果的には、前回用に作ってあった(到達しなかった)部分までで足ることとなりました。うーむ。
 参加者は以下の通り。
 “グッドラック”グラッド(あめじ):ソーサラー混ぜウォーロック。目指していたプレステージがようやく見えはじめていたが……。
 ドライ・ブラウ(DISK):ラプトランのモンク/サイキックウォリアー。次レベルから飛行可能になる予定。この時期の 1 レベルの差は本気で大きいよなぁと今回しみじみと。
 ネイベリー・ポートマン(BOSS):ドルイド。なんでオレがやるときだけ召喚モンスがこんなに強いんだろ、と不思議に思ったりもしたんですが、なるほど、ダンジョンが狭いから、召喚モンスが壁役ってのが現実的になるわけですな。
 ローネット(artemis):クレリック。殺したと思ったんだけどなぁ。安定した立ち回りですが、もうちょっと目立とうとしてもよいのでは、とも思わないでもない。

 Day 86: やられた集落をあさったり、死体埋めたり。……ゾンビって EXP になるよね?
 前回は戦闘終了したところで切ってたので、とりあえずその後始末を。滅びた集落で手に入るモノは決めてなかったので、ランダムで食糧が手に入る、とかそのあたりの処理に。その他、革製品があれば素材用に持っておく、とのネイベリーの宣言もありました。ババの死体は埋葬。囁、詠唱、祈、念。ババは埋葬されました。

 Day 87: 再びブタマンと遭遇。……前衛として限界を感じた。ありえん。
 さて、前回の後処理を済ませた一行は、前回終盤で発見した通路の先へと進むことに。
 そこは、広い空間の中のでかい上り階段でした。幅 100ft、奥行き 300ft、高低差 150ft の上り階段で、左右には、階段よりも一段がずっと大きい段差のある部分がそれぞれ幅 50 ft であり、その段差一段ごとの中央から天井へと太い円柱が立てられており、その円柱には大幅に意匠化された人型生物と思われる彫刻がなされている、って言葉で説明してもわかりにくいかもですが、要するにでかい上り階段。
 その先から現れたのは一体の片目のオーク。といっても知識がないのでオークとはわからず「ブタマン」と呼んでおくことに。
 ブタマンは、どうやらどこかで聞き覚えたらしきカタコトの共通語のフレーズで名乗りを上げ、一行に襲いかかりました。
「オレは片目のカラシニコフ! 停船せよ! しからざれば攻撃す!」
 フレーズは使いどころ間違ってますけど。
 「片目のカラシニコフ」は、以前べつのキャンペーンで登場させた「片目のガーランド」の、世界を超えた後継というか、プレイヤーに連想させておくためのネーミングだったりしますが、ガーランドに因縁の深いバーバリアンプレイヤーが今回欠席だったのは実に惜しかったところでありました。
 実際には、カラシニコフは二体の味方のオークキャスターの呪文援護を受けており、その二体はインヴィジブルで支援をするという仕掛けだったのですが、回数無制限だか常時だかのシーインヴィジブル能力を持つグラッドに早々に存在を見破られることに。(薄暗い範囲で、暗視の範囲外なので、シーインヴィジブルではまぁ存在の看破はできるけどそれ以上の観察は無効、ぐらいにしておきました)
 キャスター隊は基本的に援護用であり、戦闘がはじまってしまえばそれほど優れた戦力になるわけではないのですが、バレずにいればそれなりに不意も打てたかもなぁという意味では、面倒な看破性能。やれやれ。
 戦闘はドライとカラシニコフによる、ある意味ノーガードの殴り合いになり、モンキーグリップでワンサイズ上のグレートアックスを持ち、エンラージされたカラシニコフが有利な展開に。とはいえ、前衛同士で少々有利に持ち込んだところで、残った人数のほうの戦力が全然違うわけで、結果的にはあっさり倒れた感触ではありました。まぁ、しょうがないですな。残ったオークは慌てて逃げ出すものの、階段で疾走ができないこともあって、鎧を着たクレリックは逃げられずに倒され、ウィザードは逃亡して終了。普通のダンジョンなら逃げたウィザードが禍根になりそうなところですが、今回のキャンペーンは「ダンジョンフィールド」なので、まぁ、このへんは深入りしない方向性で。
 この遭遇は、カラシニコフが 5 レベル、キャスターがそれぞれ 3 レベルで、遭遇レベル 7。んまぁ、妥当というか、このぐらいの脅威が並ぶといつものキャンペーンぐらいの手応えになるのかなぁ、と思ったり。

 Day 88: 小物なブタマンがいっぱい。やたwww迎え撃ち強いwwwかつるwww
 回復後、階段とそれに続く橋を踏破した一行の前に広がっていたのは、オークがけっこうな集団で住むエリアでした。ふたたびランダム(カードドロウ式)探索になり、幾度かの戦闘がありますが、いずれもオークで、遭遇レベルじたいは合わせてあるものの、実際のところはザコばっかで、今回のキャンペーンの手応えを象徴するような展開に。
 今回のキャンペーンは、「ザコは本気でザコ、ボス格はやたら強力」で落差が激しいんだよなぁ、なんだか。
 いずれも低レベル(3 レベルまででした)のクラス持ちオークに率いられたオークウォリア(つまり MM と同等。武装はカスタマイズ)の集団で、クラス持ちの構成を多少入れ替えつつ、といった感じ。本格的にザコでした。語るべきこともないような勢いで。

 Day 89: 温泉発見! ……ブタくさい。ありえん。
 で、ランダムで温泉を発見。「清潔で安全な温泉」と明記しているのに、いろいろその場のノリで盛り上がって、ブタマン(オーク)が使ってた温泉だからブタダシが出てるだろうとかそんな話に。まったくもう! べつに DM は困りませんけど!
 しかし、その直後にあのような惨劇が待ち構えていようとは、誰も予想し得なかったのです……。
 いやまぁ、展開がそっちを指向しはじめて、DM はかなりビビってましたけど……。

 Day 89-2: ありえんありえん。グラッド死んだ。ありえん!
 まぁ、ザコはくっきりとザコ、というのが明確すぎると、ボス格が出てきたときに切り替えが間に合わず惨劇、ということになりがちなのかなぁ、と、そういうのが今回のキャンペーンでは多い気がします。べつに、そんなに組み方の気合が違うわけでもないのに、何でなのかは DM 的には謎です。実際に遊んでると、感触がそうなってるのはくっきりとわかるのですが……。
 はじまりは、ザコ戦でした。
 幅を維持するためにちょっと見づらいですが、文字で示してみます。■は壁。厳密にはちょっと違うけどまぁ、流れを表現するにはこれで充分かなということで。

■■■■■■■■
■    56■
■   4  ■
■  3   ■
■  2 1ク■
■■■■■ド ■
    ■グロ■

 後列は忘れたのでこのくらいで。数字はザコオークで、フィギュアではなくダイスを置いてあります。クはクラス持ちオークで未塗装のフィギュア。ドはドライで黒塗りのデーモン系フィギュア(羽が生えてて拳を固めているのでラプトランモンクにしたっぽい) グはグラッド。ロはローネット。
 これはグラッドが行動した後の配置。グラッドはドライにメイジアーマーをかけるために接触したわけですが、不用意な行動といえばいえますな。敵が 5 フィートステップで踏み込めば殴られる位置なわけです。モノを考えうるモンスターはキャスターに見える者を優先的に狙う、というのがわたしの場合はデフォになってまして、クが一歩前進してグラッドを攻撃。
グラッド「それ敵かよ!」
 ザコをダイスで、大物をフィギュアで、というのは、ザコモンスターのフィギュアの数がなかなか揃わない(っつーか、同一デザインのフィギュアを並べてしまうと固体識別が困難になるため)うちのプレイグループでは普通の表現法なんですが、クラス持ちオークにはファイター系のフィギュアを使っており、一見 PC っぽく見えることも事実。くっきりザコなザコ戦が続いたことで、切り替えが遅れた一例なのかなぁという展開に。
 まぁ、大物とはいっても低レベルのファイターであり、死ぬようなダメージではないですし、この戦闘はあっさり片付くわけですが、この戦闘後の回復でグラッドは全快から 2 点足りない状態になり、ローネットにキュアマイナーウーンズを希望したところ、もうないとの返答。ないならないでまぁ、2 点ならいいか、ということで戦闘後処理を終了。
 うん。死亡フラグだよな。
 ここでカードがそろい、ロイヤルフラッシュが使用されることに。(今回のカード式ランダムダンジョンについてはこちらの説明が完結でわかりやすいと思います)
 高い役だし、なんか美味しい宝物でも出るだけだろう、とすごい勢いで信じ込んでいるプレイヤー諸氏。
 いや、それは誤解だし、今回はとくに危険だからちょっと待て! と思いつつも顔に出せない DM。
 たしかに美味しい宝物も出る予定ではありますが、ノーリスクじゃないんじゃよー! とくに今回はヤバいんじゃよー! 前回 CR 5 のミネラルがあれだけ暴れたことを鑑みるに、その後、いくらリソースがあんま減ってないとはいえ、レベルアップできる経験値が入っている(ことは未宣言ですが)にもかかわらずレベルアップしてない状態で遭遇するのはかなりヤバいんじゃよー! 今回は CR 7 のミネラルなんだから!!
 テレパシーは届かず(当たり前)ロイヤルフラッシュは使用されました。
 隠し通路を配置し、その奥に何かいるらしいという描写。
 戦闘開始前にもう一手手番を要求していいかどうかプレイヤーは迷ったようで、そのあたり、表現がはっきりしてない部分があったかなぁというのは DM 側の反省点。結局、準備はなしで、一応配置だけはそれなりになったところでイニシアチブロール。
 出現したのは、空中に浮いた、ローブとフード姿のミネラルでした。
 蛇足気味に書いときますが、今回のこのミネラルの口調とかは、即興で、先日のゲド戦記に登場したクモの口調を意識してみましたが、気づいた人いたかなぁ?
 イニシアチブの値も敵有利になり、散開する前に(といっても、散開する意志がどれだけ共有されてたのかは DM 側からはわかりませんが)マキシマイズド(サドンで)ファイアボールが炸裂。ローネット(CON 修正がマイナスで HP に不安)がセーブ失敗し、これは死んだかな、と思いつつ 36 点を宣言。ローネットはなんと HP -9 で生残。ひー。
 マキシマイズだと一発でキャスターレベルがバレるわけで、「このレベルのパーティーにファイアボールをぶつけるイベントがそろそろあることは予想の範疇として、5 レベルキャスターでも脅威度は充分あるはずなのに、5 レベルでなく 6 レベルキャスティングで撃たれるということはどういうことか」とプレイヤーに読まれるんじゃないかなぁとドキドキしてた、っつーかむしろ読んでくれ! こいつはソーサラーだ! 呪文の数は多いぞ! と念じてたわけですが、プレイヤー隊はふつうにウィザードと読んで残り呪文数を推測しはじめ、ヤベェ感の水位が上昇。んまぁ、考えてみりゃ、ウィザードでもスペシャライズしてれば 3 レベル呪文の数は同じになるんですが。
 しばらく相談が行われましたが、とりあえず逃亡はしない方針になったらしく、ドライは飛びかかって組みつきを試行。タッチ AC も高めにしてあるのでとりあえずこれはしのぎますが、組みつかれては詰みが見えるので、ミネラルは慌てて自分にグリースをキャスト。なお、この組みつきは強化フィートも何もなしに行われたもので、AoO は出せるはずなんですが、ミネラル側は武器なんて持ってなかったので出すことすらできず。なんじゃそりゃ。ちなみに名前は「イルシドラ」というのですが、名乗る理由も機会もなかったです。前回のミネラルもで、あちらは「フォルツ」
 その後、ウィザードの読みでももう一発ぐらいはファイアボールがあるだろうという読み(妥当ですな)から、PC 隊は散開。といっても、通路としては多少広いとはいえ、横への散開でファイアボールをかわせるものではないので、前後に散開。回復呪文を貰ったものの全快ではないグラッドとドライがイルシドラの下あたりに、一応プラスになったローネットとネイベリーが後方に待機する配置に。
 回復呪文が飛ぶのをこちらも見ているので、イルシドラはまず後衛を処理すべく空中を壁沿いに(フライではなくレヴィテートであることの表現)前進して後衛にファイアボールを撃ち込みます、と宣言しかかったところで、たしか、イニシアチブの処理順を間違ったことが判明したんだったかな? ちょいと巻き戻して後衛の行動を行ったところ、配置が変更となり、後衛は曲がり角の向こうに隠れる形に。
 それを追っても移動距離的に視界に捉えられるかは微妙なことになったイルシドラ、攻撃目標を変更して前衛ふたりにファイアボールをキャスト。グラッド、HP ジャスト -10 で死亡。
 会場騒然。
 というか黙然。
 戦闘じたいは、グリースが切れたところにネイベリーのダイアホークが組みついて、あとは時間こそかかったもののワンサイドゲームとなりましたが、失ったものは巨大でありました。
ドライ「嘘をつくなローネット。卿は嘘をついている。グラッドがおれを置いて先に死ぬわけがないんだ……!」
 この状態で続行もあるまい、ということで、今回はここで終了。

 通常のキャンペーンなら、そろそろレイズデッド資金ぐらいはありそうな時期ですが、この世界ではキャストしてくれる人材そのものがいません。死ねばまぁそれまで。今後、レイズデッドがキャスト可能なレベルになり、かつ、ダイヤモンドが手に入ればまた別ですが、現状ではちょっと遠すぎです。
 いやまぁ……DM もショックだぜ。とくに主役のいるキャンペーンではないですが、DM 的に、主役格はグラッドだったのでなぁ……。第二回、第三回とも、PC 紹介の最初がグラッドなのはそんな理由だったりも。まぁ、プレイ中の不規則発言で目立ちすぎって要素は大きいですが。
 しかし、復活が困難である以上、キャンペーンクリア頃には初期メンバーがひとりも残ってない、なんてコトさえ有り得なくはないわけであり、その現実を改めてまざまざと見せつけられた思いでもあります。
 さて、次回、どんな二代目キャラでくるのか!
 そして、もしドライが退場にでもなったら日報はいったいどうなってしまうのか!
 興味シンシンになりつつ以下次号!

 戦術的には、やっぱり、キャスターは組みついちまえば脆い、という当たり前といえば当たり前なことが改めて明らかになった、ということは云えそうです。
 今後、敵ミネラルは考えとかないとなー。
 いやまぁ、ザコミネラルキャスターもいてもいいはずではありますけど。
 ってかまぁぶっちゃけ珪素生物なので、後半になればなるほどザコも続々なんですけど、まだそれは遠いですな。
2008/07/13 (Sun)
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