深度 、急速潜行~
▼「二十面相の娘」第十二話「魔人対怪人」
 なんか OP に妙な SE がついたような気がするんですが……。
……これしょぼくね? と思うのはオレだけですか? いや、SE がしょぼいというわけじゃないのですが、「SE が入る」ということがしょぼいというか、安いというか、うーん……。
 で、なんか脚本も微妙。それ自体が悪いわけじゃないのだけれど、重要な要素がかなり欠落してる気が。うーん。
 前回の素子ダイブでせっかく「二十面相の協力者を殺す」の仕込みをしてるのに、今回でチコが二十面相の協力者を頼って歩き、それが(白髪が仕込んでおいたおかげで)不調に終わる、という回収がなし、ってなぁ。で、「もうここ以外に/私の知ってる場所はない」で島に到着するところが、白髪から呼び出しってのはちょっとがっかり。まぁ後者は場所が原作と違ってかなり遠いため、このアレンジは妥当っちゃ妥当とも思いますが、前者がもったいないなぁ。尺の問題でしょうがないとは思うものの、「いつのまにか集まって来やがって/仕方ねェ/面倒みてんのさ」も後々につながるいい伏線だと思うんだけどなぁ。
 白髪と対峙してからもなぁ。
 「力が無いなりの戦い方を仕込まれてるか」とか「いいぞ――事が起これば子供も女もありはしない。彼のやり方だ」とか「はは、ひどい事になったな」とかなぁ、惜しいんだよなぁ。もっとも、白髪の、いわば「女な部分」の描写に力が入ってる点はこれはこれでイイ感じですな。圧倒的優位に立ってなお、まだ優位に立てていない、という感情が伝わる素晴らしいつくり。といって、チコの側も優位に立っているという実感があるわけではないというのがまた上々。最後にチコが白髪にかける言葉がより効果的に響く伏線になることでしょう。
 本格的に惜しいなぁと思ったのは、「あぁ今試したね。無駄だったろう」「そして私達2人に押し潰されて、いずれ私達の可愛い娘自身は居なくなるだろうね」あたり。
 で、いろいろセリフがなくなってたりしたのは惜しかったのですが、ビジュアル的には文句なしに素晴らしい仕上がりで満喫。音楽も、さすがに梶浦や菅野の破壊力には及ばないまでも、レイジフレンジー起動から水中戦あたりにかけては動きともども上々で大満足です。水中戦あたりはどっちかっつーと岩崎テイストでしょうか。
 白髪も、人間としての動きと人形としての動きが切り替わる瞬間まで見事に描かれていて絶品。
 で、次回はー。ってもうその回かっ!
 田宮清次の話があったほうが納得な仕上がりになったと思うんですが、尺の問題つーことでそれはもう云わないでおくぜ!
2008/07/06 (Sun)
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