深度 、急速潜行~
▼「二十面相の娘」第十話「白髪島」
 唖然。
 おいおいおいおい。白髪島事件、全トルツメですか!? つーか、いろいろと重大なネタがこれでカットになっちまったっつーか、田宮清次はけっこう重要な役回りを背負うはずだと思うんだけど……いいのかこれで。
 ほかにも、おかげでチコの重要な萌え描写(「お嬢さまは……時々恐ろしい事をさらっとおっしゃる……」by トメ、「そんな風に足音をたてないのは盗っ人か探偵だけさ。君はどっちだい?」by 田宮、そしてもちろん「あなたも上手におやりなさい」by 虹子)とか、叔母さん(!)の重要な萌え描写(「赤の他人の生き死にに興味ないんじゃないかな……」by トメ)とか、我らが田宮清次の重要な萌え描写(本人のセリフで「バイバイ虹子。君の性悪なトコロは好きだったよ」)とかが全滅! どどどどーすんねんこれ!
 ……とまぁ、なんか文句っぽいものをとりあえずまとめて吐き出してみましたが。
 デキはといえば、文句が吹っ飛ぶくらい素晴らしかったです。なんかせっかくの舞台設定というか、わざわざそこまで持ってった甲斐ってものが薄れてしまった点はちとアレではありますが、いろいろ整理して軸をまとめ、対時間の進行密度が上がってるのは、これはこれでなかなかのモンといえるんじゃないかと。んーまぁ、小平次編から「役者つながり」ってのが切れちゃったのももったいないっちゃもったいないけどさ。田宮清次バッサリなことが今後の展開に不自然さをもたらされさえしなければ上々になる予感。うまくやれよ。今回じたいはよかった。先に響かないか不安なだけ。
 絞り込んだ軸が「戦争」ってのも難しいテーマ(テーマとしては定番すぎるので)ってのも気にはなりますが、ま、原作でも重要なテーマ(アニメほど絞ってはいないけど)なわけだし。
 白髪野郎登場からは素晴らしい仕上がり。チコの動きもいいし、まともに動くまともな手練れの動きがしっかり描かれてることによって、白髪野郎のまともじゃない動きが際立ってまたカッケェことカッケェこと。チコの鎖アクションも動画ならではの鮮やかさで、これまたカッコよすぎなぐらいでありました。むしろイコ系? いいぞ、最終決戦あたりの追跡戦のアクションとかが実に楽しみだ(先走りすぎ)
 以下、激しくネタバレなため水面下。
 ここからネタバレ水面下。以降のネタバレがあります。
 んでーっ。田中敦子かーっ。
 いや、まぁ、正直、ちょっと考えはしましたとも! 「希代の義体使い」だしさ! でも男役の実績は知らなかったので先日の素人予想でははずしておりました。なるほど、田宮清次トルツメならこいつはワンオブ最高のキャスティングだな。
 夜光石の存在も、こうなると気になってくるところ。わざわざ原作のルビーと変えた(原作ままの、二十面相が「託された」という設定も、白髪野郎とでもしっかりつながるはず)以上、重大な意味があると思ってよいでしょう、これは。単純にいけば、例の装置の起動キーかなんかか? しかし、ここはひとつ、「第五形態」という予測でいってみるぜ。どうよ?
 ってか、アナスタシアのルビー返還といい、アニメ版は原作ではやたら軽視されてた印象のある「石」の類に関する描写が丁寧ですな。
 今後期待されるオリジナル要素としては、やはり明智探偵の活躍、ってのが入ってくるんでしょうかね。個人的には、名前からしてどうやったって大活躍しそうな明智が全然しょんぼり、っつーあたりの肩すかし感はむしろ大好きなのですが、ちゃんと活躍してもそれはそれで熱いことでしょう。
 けっこうな幅で原作から振れてきましたので、「先が気になる」系もじわじわと水位が増してきて、続きが楽しみです。
2008/06/22 (Sun)
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