深度 、急速潜行~
▼「二十面相の娘」第六話「現世の夢」
 うーん……微妙……。
 いやまぁ、悪いってわけじゃないんだけど、冗長かなぁという印象が。で、冗長なわりに重要な台詞とかがけっこうカットされてたりで、それはどうなんだろ? ってな部分が。
 チコとアンジーについては後述するとして、他メンバーについてはハンスの遺言がなかったのは残念。二十面相の虎に向ける台詞もいいのがふたつほど(盗みのために殺した事はないね/自分で見て自分で聞いて自分で考える(中略)そうすれば君も死ぬ事はなかったはずだ)落とされてて、これも残念。もったいねぇ。
 酒盛りが早くから盛り上がりすぎたのが惨事の原因のひとつ、ってな描写は、一味がちょっとパーフェクトチームに描かれすぎになってた(のは原作に比べて同行時代が長いから当然なんだけど)ことを考えれば、説得力あって上々。ムタさんもまぁ、アニメ版であんだけ注目したからには描写濃くなるのは当然つーことでアリでしょう。
 空根探偵はちと厳しい。原作では「突きとめましたよ、千津子さんの居場所」という仕込みをしておいて、美甘の金で英国旅行に行ったらあら大変、という展開でプクスなイイ感じなんですが、その仕込みなしでやってしまうと、何でこいつココにいるんだ? という疑問が。有能そうな描写もなかったので、何だか不自然な気が。前回気になってた部分だったんですが、結局、裏書きなしで強行かぁ。
 で、本題、チコとアンジーですが、うーん……。冗長だよなぁ……。
 まぁ、ある種の新解釈で、チコのほうはあれはあれでアリな気もしますが、アンジーがもったいないなぁ。出羽の守になってしまいますが、原作ではアンジーもチコも(枚数の制約もあったのかもですが)かなりクールでドライで、あの「あっけなさ」が好き(だからおじさんの退場に際して(のみ)のチコの取り乱し方が際立つ)なんですが、ま、書き込みが丁寧になったこと自体はよし。問題は、その書き方で。
 チコのほうは気にしてるのに、アンジーのほうは平然、ぐらいのほうがアンジーはカッコよかったんじゃないかなぁ。というか、粘着する敵役というのはどうも小物感がにじみ出てしまってしょぼげでだなぁと。白髪の粘着はあれは裏話がわかってくると切なくてしびれるんですが、アンジーは「チッ、ついてない」とか「お互いさま!」といった、割り切り感が原作版での魅力だったと思うんだがなぁ。
 最後、チコのほうはそれでも手をさしのべてしまう、という心理的な動きそのものは、アリだと思いますが、あんたどんだけ握力あんだよ! と思わんわけにはいかない描写になってしまっててウウウム。というか屋根の上で戦いすぎだお前ら。天候が荒れ模様になってたのはいい演出(駅で寒がってるシーンとかイイ感じ)だと思うんですが、あの荒れ具合にしては屋上組が自由に動きすぎなんじゃまいか。最後、アンジーがミハルってるのにチコは左手の指先だけで体勢維持してることだけでもどうかと思うところを、そのまま右手一本でアンジーつかまえたとしてどうするつもりだというのか。さすがにありえん気が。「お気に入りのクツだったのに!」から、裸足でガラスの破片が散乱した車内に降り立つ絵面の寒々しさもないのは残念。まぁこれは片足だけクツ履いてる描写の喪失感で相殺でしょうか。
 つーことでけっこう疑問が残ったりしてしまいましたが、次回からはがらりとフンイ気も変わってくるわけで、気分変えて楽しみに待つ方向性で。
 個人的にはこっから先が本命だしなー。
 チコをあんだけウェットに描いたことが、この先にどう影響してくるかなぁ。
 とか思ってたら一週休みっすか!! ギャフン。

▼ファミコンウォーズ Wii 版の CM がやたら面白そうです。
 ……しかし、リアル殺し合いをディフォルメしたモノがここまで楽しそうだというのはどうなのか、とか思ってしまう野暮なボク様。ウーム。
 ふむ、コレからの連想つーのもヘンですが、二十面相の娘はしっかり出血してていい感じですな。さすがにブラッドバスにはしてないにせよ。
2008/05/18 (Sun)
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