深度 、急速潜行~
▼新作キャンペーン第一回、DM やってきました。
 あー、うん。反省点も多い第一回でありました。正直、今回は新機軸テンコ盛りで組んで考えていて、なおかつ、そのテンコ盛りの新機軸が「かなり未完成」で見切り発車せざるをえないスケジュールだったため、そこでいろいろ紛糾することは覚悟してたわけですが、フタ開けてみたら、そもそも新機軸のとこに行く前の、まぁ、普通の組み方をしてた部分だけで時間使い切って終わってまして、まずそれ自体が反省点といえば反省点なわけですが、順にいくとしよう。

 キャンペーン開始前の迷走
 当初は「今回はハイパワーでいきます」というコンセプトで打診し、プレイヤー諸氏から概ね賛同していただき、構想を練りはじめました。練ってるうちに、どんどんパワフルさ加減は低下してゆき、実際のプレイはむしろストイックすぎて死ねるぐらいになってたわけですが、40 PTS Buy で 3.5 版の本全部オッケーというレギュレーションは、それでも、まぁまぁパワフルを維持したんではないかとは思います。んがしかし、当初「1 からはじめて初回で 5 レベル行くぜぇ!」とか云ってたのはさすがに有り得なくなっちまいました。これで期待はずれだったーという印象を持たれた方がおられ、すまんかったなぁ、と。
 んまぁ、実際ムリだよね、初回 5 レベルは。もちろん、なんか理由つけてショートカットさせればいくらでも可能ですが、「パワフルゲームで初回 5 レベル」とか云ってるってことは、要するに、「パワフルなキャラでこい。初回で 5 レベルいっちゃうぐらいムチャな遭遇用意しとくから!」という意味なわけでして、当初の予定変更して「ダンジョンに閉じ込められて、食糧や水も自力で確保を試みながら脱出を目指すぜ!」という形にしちまった以上は、まぁ、そこまでムチャな遭遇を投入はできん、ということになるわけでありました。とはいっても、今回レベル 2 段階は遊んでもらえるつもりでおりましたので、そこまですら到達できなかったのは時間の不足が原因です。時間の読みが甘かった。とくに、キャラクターメイキングに使う時間の読みが。で、それが次のポイントです。

 キャラクターメイキング時の迷走
 迷走というか、これはもう、構造的欠陥といえる域に達してきているのではないかと思います。実際、3.5 版の本は出すぎで、キャスターならともかく、前衛組もうとか思ったら、キャラ構築前に相当のとこまで練っておかないと、少なくとも「パワフルゲーム」に対応するのはかなり困難だよなぁ、というのが現実だよねぇ。
 現場でキャラ組むタイプのプレイヤーは、もはや前衛をやるべきではない、という印象さえあるのがなぁ……。キャスターならかなりゴマ化しが効くんですけど。このあたり、「ファイターはキャラ作成時の人生設計がタイトなので難易度高い」というのは 3 版の PHB が出た直後から云われてたコトですが、より極まってきてますな。
 充分に時間を取れば「ある程度は」現場で組むことも可能でしょうが、分担して本を持ってくるという根回しを相当に気合入れてやらないことには、現場で参照できる本が足らなすぎて限界があります。また、分担して持ち寄った結果全部の本が会場に揃ったとしても、自宅で自分の本を振り回して構築するのに比べれば相当、物理的な取り回しに遠慮が出るところでもあり、同様に限界があるでしょう。わたしが自宅で組むときは、タブブラウザに DnD 系の参照ページをありったけ開きっぱなしにし、CDS:PE さまのスペルリストやフィートリストといった便利ツールをありったけ開きっぱなしにし、そのキャラに関係ありそうな本はすべて、該当ページを開いて読み、開いたままにしてその上に別の本を開いて乗せて、さらにその上に重ね……といった無茶な取り回し方をしてるわけであり、ひと様の本でやろうとは、いくら傍若無人なボク様でもとても思えんよなぁ、これは。
 本と参照サイトさえ並べればそれで一発で組めるのかというともちろんそれも違いまして、その上で複数日にまたがる試算と仮組みを繰り返しているわけで、現場でやるには、その面でも限界があります。
 まぁ、それでも、そうした積み上げがあるおかげで、実際に現場で組めと云われたらそれはそれでこなす自信はありますが、「そうした事前のキャラ練りを「それ自体に楽しみを見出して」行っている」からこそであり、そうではない向きに敷衍できるものではもちろん、ありません。
 だからやれ。一日一時間、寝る前にヒマがあったらその時間にルールをめくれ。と、云いたかったし、云ってました。3 版の PHB が出た頃はね。あの頃なら、一日一時間でも数日もやればできた。でも、今は違いますわな。大全四冊が出揃ったあたりの時代なら、それでも、たまにはそんくらい気合入れてもいんじゃね? と思ってました。今はそれをすら超えてるもんなぁ。まして、今回は「全部使ってよし」だし。もちろん、全部使っていいからって全部使う必要ないじゃん、と云うことはできます。でも、パワフルだぜ? 全部使った上で、パワーゲームが成立するようなバランスで行くぜ、と宣言してしまってるときに、それは厳しいだろ、と、思うだろ。
 ……正直、今でも迷ってるんですよ。やっぱり、ハイパワーではなく、ローパワー(25 PTS Buy、コアおよび、ごくごく一部の他の本の要素、ぐらいでやる構想があった)のほうがよかったんじゃないか? と。

 まぁ、とりあえず主たる反省点は以上です。今回、プレイヤー諸氏に少なからぬ方面で不完全燃焼感を持たせてしまった自覚があるのですが、それらはすべて上述の二点に起因しているように思います。
 本当にこの方針でよかったんだろうかなぁ……。
 いや、今さら出直すという意味ではないですけど!

 Player Characters
 ガイギャックス(OTTO):ヒューマン・バーバリアン・女。今回は高 AC バーバリアンで行く、とのことで、盾持ちバトルアックス使い。どうでもいいが名前がスゲェ。
 ドライ・ブラウ(DISK):ラプトラン・モンク・男。ハーフジャイアントという事前情報を全部ひっくり返してラプトランで登場。クリーンヒットでした。というか、わたしが DM でダンジョンものでパワフルで、と云ってる以上、飛行が重要なのはバレバレつー話はありますな。
 グラッド(あめじ):ヒューマン・ソーサラー・男。メイジアーマーで自分とドライに装甲を与えつつ、アニマリスティックパワー(早咲き)で味方を強化し、自分はスリングで攻撃、というバフ型アーチャー系ソーサラー。とりあえず精密射撃が手に入るまではいろいろとフラストレーションがたまるということで、今はまだ蕾でしょうか。パーティー構成の特性上、メイジアーマーの切れ味が素晴らしいことになってました。
 ローネット(artemis):ヒューマン・クレリック・女。このキャンペーンは「artemis が不参加のとき」に発動する可能性がけっこう高いものです。というのは、これ以外のキャンペーンがすべて artemis がいないと成立しない状態になっているので。その条件を踏まえてキャラを作るということで、ずいぶん苦労させてしまいました。
 メイベリー(BOSS):ヒューマン・ドルイド・女。これまでのうちのプレイグループのドルイドが、シェイパーとバフ型タッチアタッカー(プロデュースフレイムとフレイムブレイド主体のわたしのドルイド)だったので、今回はサモン中心で行くとのこと。とはいえ、初回は召喚も持続が短いため、相棒のヴァイパーを強化して投入しつつ回復に回ってました。
 ざっと見渡して、女キャラの多さに驚き。うちのプレイグループでこんなに女が揃うことがあったか?

 Day 1: 「目が覚めたら洞窟にいた。ありえん。変な奴らも脱出のため協力。ババが AoO で死んだ。ありえん」(ドライの日報より)
 君たちは、前の晩、「片道何日かかかる」ダンジョンへと、はじめての冒険に旅立つ支度をして眠りについたはずだった。
 翌朝、目が覚めたのは、眠りについたのとはまるで違う場所だった。
 奇妙な場所だった。さしわたし 50 フィートほどの円形の広場で、四方向にアーチがあり、どこかへ続く通路が延びている。部屋の外周部の天井の高さは 10 フィートほどで、円形部分の天井はドーム状になっており、中央部の高さは 20 フィートほど。円周部の天井と壁の接するあたりに八つの燭台が掲げられ、その上に燃える炎が半径 20 フィートを照らし出している。足元の床には奇妙な模様が描かれており、その模様が淡い光を放っている。燭台とこの床の模様の光のおかげで、全体として、この部屋の中は「明るい」範囲となっている。
 君たちは、まず、自分が寝る前に支度した所持品がすべて、身の回りにあることに気がつくだろう。続いて君たちが気づくのは、周囲で、同じように、狐につままれたような顔で周囲を見渡している者たちの姿。それに続いて気づくのは、どこかから聞こえてくる獣の咆哮のような声や、さまざまな生き物の足音のような不規則な音……。

 ……なんてなひどい導入でキャンペーン開始。とりあえず、初対面の一行、お互いに自己紹介をし、探りを入れたりしながら、「ここを脱出するまでは協力しよう」ということで合意に達します。達したところで最初のモンスター登場。それは見慣れぬ服を着たゾンビ。まぁ、さすがに生ゾンビ一体ならたいした強敵ではないんですが、初めての共同作業に戸惑いながら、また殴打使いが多かったこともあり、少々時間がかかったりしつつこれを撃破。探索を開始します。
 とりあえずしばらく探索していると、たてつけの悪い石の扉に直面。
DM「破壊難度 28」
プレイヤー「あ、それは Take 20 でも開かんわ」
DM「あんですとー」
 普段、たてつけの悪い扉とかめったに出さないわけですが、DMG に普通に載ってるモンが開けれないようなモノであることにマスター愕然。ってまぁ、数えてみりゃ当たり前ですけど。STR +4、協力で +2、携帯用破城槌で+2 ぐらいで開けろってことなのかねぇ?
 実はこの裏にちょっと重要な情報を用意してたので、どうしたもんかと悩みつつも探索は進行。最初の遭遇は 4 匹の中型モンストラスセンチピードでしたが、これはまぁ大した問題もなく撃破。ま、難易度低いとはいえ毒のセーヴ失敗してたらヤバかったかもだけど。
 続いて、奥に演壇があり、手前には左右に椅子が並んでいる、という礼拝堂風の部屋に。
 まず、明かりが持ち込まれた時点で、演壇の上に二体のクロスボウ装備スケルトンが、部屋の手前の左右にヘヴィメイス装備のスケルトンが登場。戦闘開始。
 この時点ではさほど厳しい遭遇ではなかったハズですが、射撃担当がウザい、ということで、手前の近接スケルトンを処理し終えたところでガイギャックスが演壇へ突進。すると、途中の椅子の陰から次々と立ち上がる新たな近接スケルトンたち!
DM「あー、行くまでのあいだに気づくだろうから、残りのアクションで引き返してもいいよ?」
ガイギャックス「いや、戻らない」
 次のラウンドから、スケルトンは思い思いに手近の PC に攻撃を開始し、パーティーは分断された状態になります。ガイギャックスは二体の近接スケルトンに張り付かれたまま、演壇に這い登ることを宣言。
DM「いや、それは、失敗する高さじゃないけど、AoO のマトだぜ? 左右の壁まで行けば階段で上がれるし、それなら軽業も試せるし……」
ガイギャックス「いや、ここで上る」
DM「あーんじゃ AoO。ダイス目 17、と 17。両方命中。ダメージが……」
ガイギャックス「死んだ」
DM「あーうー……」
プレイヤー「もう今回のレポートタイトルは「ガイギャックス死す」でキマリだね!」
 ……君たち、それはいくらなんでもどうかと思うのだが……。
 前線、というわけでもないにせよ、敵戦力吸引者が倒れ、パーティーは全体が前線みたいな状態に。ローネットとメイベリーは善戦しますが、いずれも消耗して昏倒。グラッドはメイジアーマーで守りを固めつつ、寄ってきたスケルトンを後退しつつスリングで撃破。つーか、前に味方がいると遮蔽で射撃が厳しいけど、むしろ自分が矢面なら余裕なんじゃないかという印象すら生まれたヒトコマでした。一度は死にかけたものの、同じくメイジアーマーを貰って固くなったドライが高 WIS を頼りにローネットとメイベリーを安定化させ、再度突入。グラッドのスリングと共闘し、残ったスケルトンを殴り壊して戦闘終了。
 もームリ、ということで、入口の扉にピトンを打って篭城態勢を作り、回復を試みることになりました。
 一応地下とはいえ、明かりを消してみる(節約と、酸素消費しすぎることを回避するため)と、礼拝堂のステンドグラスの向こうから淡い光は差し込んでいることが判明。
ドライ「壊してみよう」
DM「どうやって? ガラスとはいえ強度はそれなりにあるし、高いところにあるんだけど?」
 ラプトランは低レベルのうちは滑空しかできないので、これはとりあえず諦めておくことに。
 深夜までには、生きていたローネットとメイベリーは意識を取り戻し、死んだガイギャックスから装備を回収して、翌朝、探索を再開することに。つーか、この文章ひどいですな。やれやれ。

 Day 2: 「魔法陣が光ってまた一人でてきた。また女ババだった。不安だ」
プレイヤー「では最初にオレらが目を覚ました場所を通過して……」
DM「では、そこに来たときに、床の模様が光を放ち、そこからズモモモモモと(ガイギャックスのプレイヤーの)新キャラが登場」
プレイヤー「そんな登場か!」
 新参戦の、今度は両手武器で火力重視に組みなおされたババを仲間にし、さらに探索を続行した一行は、次々と奇妙なものの満載された部屋を発見します。
DM「そこには古いからっぽの浴槽と、壊れた太鼓が」
プレイヤー「……?」
DM「そこには鉄の処女が」
プレイヤー「鉄の処女!?」
DM「その部屋にも鉄の処女が」
プレイヤー「また鉄の処女!? ま、まぁ開けてみるか」
DM「では中にはまだ食べられそうな保存食が」
プレイヤー「なんじゃそりゃー!」
 ……まぁ、ネタ割ると、DMG に載ってるランダム部屋要素を配置してただけだったり。今回は、町などでの補給ができないので、こうして出てきた妙な物品群でもうまく使えば生存の役に立つだろう、と思って配置しておいたわけです。
 そんな感じで、ミディアムサイズのモンストラススパイダーなんかを倒したりしつつ、休憩したりもしつつ、進んでゆきます。

 Day 3: 「初日に続き、今日も倒れた。ありえん」
 ダンジョンは、らせん階段を中心とした縦にも広い構造で、上のほうで、深い縦穴のある部屋に到達。
DM「ラプトランは夜目あるんだっけ? じゃあ、薄暗い範囲だな。80 フィートほど下に、冒険者らしき死体が 3 つ、転がってるのが見える」
 ロープは妙に大量に持っていた PC たちは、協議の結果、腕力のあるバーバリアンがロープを支えて、ローネットとドライが降下して調べてみることに。
 降りてみると、たぶん予想通りだと思いますが、立ち上がり、襲いかかってくる死体たち。ドワーフファイターゾンビとヒューマンクレリックゾンビ、それにヒューマンウィザードゾンビ。ゾンビだけにたいした能力ではないのですが、フルプレートを着込んでいるため装甲が厚く、下にいるふたりの武器が殴り(殴打)とモーニングスター(殴打および刺突)であるため大苦戦。しかも、上で待っているほうの後方にはスパイダーが一匹現れ待機部隊も大焦り。
 実はこのクモはべつに戦意はなかったのですが、そんなことは見てわかるはずもなく、PC側から先制攻撃してしまったことでヤル気になってしまい、二正面戦闘がスタート。
 クモはまぁ、たいした問題にはならず撃破(って CR 2 の大型だったのに余裕だったな、そういえば)したものの、「後方も警戒しとかなければ」という印象が焼き付いてしまったのか、分断状態のまま戦闘が進行します。
 下ではローネットが倒れ、ドライも被弾。上からロープづたいに相棒の蛇を送り込もうとメイベリーが急き立てますが、これも容易には従ってくれません(相棒は普通はアンデッドを攻撃したがらないため技能判定が必要)
 今度はグレートソード装備で来ているバーバリアンが降りれば斬撃武器でいい火力になるはずですが、腕力担当が降りてしまうと引っ張り上げるのが困難になるため降りられず、仕方なく上から戦利品のクロスボウで援護するも、雀の涙。
 ようやく判定に成功したメイベリーの相棒が降下し、さらに腹をくくったグラッドも降下したものの、相変わらずダメージが通らずジリ貧の気配が。
DM「オーケー、ではグラッド、アイディアロール振ってくれ」
グラッド「アイディア?」
DM「INT の 5 倍のパーセンテージロール成功すれば何かひらめく」
グラッド「INT 12。失敗。ってかこれでもパーティー内最高 INT なのに!」
 ……最近やたらと低 INT パーティーが続くうちのプレイグループでした……。
 次のラウンドに再度のロールで成功。
DM「君の足元にウィザードゾンビの残骸がある」
グラッド「それで?」
DM「そのゾンビの残骸はバックパックを背負ってる」
グラッド「……! オーケー! 漁る!」
DM「中にはワンドが一本……って、普通はワンドが何のワンドかわからないか。うーん……まぁ、今回はアレだ。ワンドには「MM」と刻まれている!」
グラッド「ええい、やってみるさ! 「マジックミサイル!」と叫んで振ってみる」
DM「ゾンビにダメージ。んで、ワンドが少し短くなった」
グラッド「……少しずつ短くなって、チャージが尽きたらなくなるわけか!」
 まぁ、ワンドの正体がすぐわかったのはさすがにちょっとオマケでした。ワンドが「チャージ消費すると短くなる」ってのは、普段は冗談で云ってますが、今回は本気です。
 予備武器で誰だったかが持ってたダガーを拾ったドライと、グラッドが振るワンドのマジックミサイルでゾンビを削り、その間にローネットがなんとか復帰。
ローネット「もう燃やすしかねぇ! クレリックゾンビに油を振りかけます。タッチアタックは成功」
DM「あー……うん……えーと、一応アイディアロールよろ」
ローネット「INT 8 だよ! 失敗!」
DM「オッケー。油はクレリックゾンビにかかった」
 さらに次のラウンドのロールで成功。
DM「クレリックゾンビはバックパックを背負ってる!」
 ここで出す予定のワンドがないと、たぶん生残できないだろう、と思ってる DM 必死。
ローネット「でも燃やさないと生き残れなそうなんですけど!」
 火ダメージはクリーチャーにはそんなに決定的なほどは入らないんですが、まぁ、殴打や刺突よりはマシってのも事実。ここはこれ以上強くはやめろと云えないところですが、ドワーフファイターゾンビも倒した他プレイヤーがなんとか押しとどめてくれ、防御に専念してクレリックが耐えている間に、マジックミサイルその他でクレリックゾンビも撃破。ここで手に入ったキュアライトウーンズのワンド 20 チャージ、レッサーヴィゴーのワンド 20 チャージ、クリエイトウォーターのワンド 10 チャージが、この頑張りに見合ったかどうかはプレイヤーの側で判断してやってください……。
 ゾンビ部屋を出た一行は、さらに階段を上がり、次の部屋へ。部屋の隅には死体がひとつ転がっている模様。
ドライ「ではその死体の 10 フィート棒を投げつけてみよう」
DM「別に動く気配とかはないよ」
ドライ「では近づこう」
DM「では Ref 20。失敗したら死ぬ気がする……」
ドライ「……失敗……」
DM「すると足元に穴が! 構造見てもらえばわかると思うけど、さっきのゾンビ部屋の真上で、ここからだと落差 110 フィート……あれ、ラプトランだと落とし穴平気なんでは……?」
ドライ「平気だよ! こえー! 失敗したら死ぬってナニゴトかと! っていうかオレ以外なら死んでるし!」
DM「まぁこのトラップが脅威度 5 で経験値になったということで!」
 我ながらひどいシナリオだ。そしてそれをキレイにクリアしてしまう巡りあわせって恐ろしいですね!
 この死体は、さっき遭遇したゾンビと同じパーティーのローグの死体で、こちらはゾンビになっておらず、背負い袋からいろいろと装備を回収。

 Day 4: 「110ft の穴に落ちた。死を覚悟した。が、鳥なので助かった。あとゴキが強かった。虫キライ」
 最終日は、最上階から水没地帯を突破して、最後の戦闘の舞台へ。
 最後の戦闘は、いつか出そうと誰もが思っていたと思われる、我らが猛悪クリーチャー「ジャイアントコックローチ」2 体でありました。
 こいつら、脅威度 2 にして AC 20、攻撃 +8、ダメージ 1d6+7 というふざけた性能を持ってます。遭遇レベル 4 で、まぁパワフルゲームのレベル 1 パーティーに対するボス格としては有り得なくはないレベルだと思いますが、その内実がこいつだとちと本気でキツいんじゃないか?
 結局、グラッドがレイオヴエンフィーブルメントで敵の攻撃力を弱体化し、前に立つバーバリアンとドライが、それぞれメイベリーとローネットに張り付いてもらってキュアのワンドを消費しながら耐え、グレートソードの破壊力と、グラッドのスリングとワンドから繰り出されるマジックミサイルでなんとか削りきって撃破。時間切れにて終了となりました。ここまでの経験値がひとり頭 1,100 点。パワフルに組んだ PC で、かなりギリギリの戦闘をこなして、ようやくこの数字。スケルトンやゾンビに装備つけると大変なコトになる見本、ってことでしょうか……。
 その後、二次会に場所を移して、その先の場面の描写などをしておき、次回に続く、となりました。

 その先の場面から先が、新機軸「ダンジョンフィールド」になりますので、次回も DM 的にはヒヤヒヤな日々ということになりますが、これはもう腹くくるぜ。
 ダンジョンフィールドは、以前もちらりと触れた「その後、あちこちで意味のない分岐と行き止まりを歩き回るハメになり、「メリケェーン!」とか叫んだりしつつボス部屋の前にたどりついた」系で細かい探索を処理しながら、フィールドマップのごとくだだっ広いダンジョンを先へ先へと進んでゆく、というアイディアです。ふつうにフィールドでたとえば山岳地帯を歩いてれば、ダンジョンを探索してるのと同じように「この崖をなんとか越えなければ」とかそういう場面に遭遇してるはずだけれど、そういうのは全部、それ系のスキル判定と、「距離に比して(遠回りしている分などで)所要時間が長い」で処理してしまってるわけです。それと同様に、ダンジョンもやってしまおうかな、ということで。そうした「迷路度の高いゾーン」やら「単純なゾーン」やらを組み合わせた構造の中をどっちへどう進んでゆくか、が移動時の意思決定の中心になる、というネタ。正直、面白くなるかどうかわからん。やってみなきゃだ。
 で、ヴィジュアルイメージというか、「巨大ダンジョン」構想におけるひとつの参考書としたのが、「わけわけかんねぇけとカッコよくて、なんだか面白い気がする!」マンガ「BLAME!」でありました。ということで、キャンペーンの仮タイトルが「BLAMDISH!」に。つーちょん(!)まで含めてタイトルですのでシクヨロ。まぁ、べつに再現したいというわけではなく、あれはサイバーダンジョンなのに対して、こっちはあくまでクラシカルなファンタジーダンジョンが際限なくつながってる、ってだけですけど。
 最初のダンジョン(つまり、今回遊んだすべて)をけっこう早い段階に作り上げてしまった後、ダンジョンフィールド構想を、実際にどういうローカルルールに収斂させてゆくかについて直前までずっと考えてたわけですが、その時期はひたすら BLAME! を読んだり眺めたりしてましたとさ!
 つーか「例の形態」になった直後のシボとか、その後のシボと行動をともにする時期のサナカンとか、さすがに萌えすぎで死ぬと思う。純粋にヴィジュアルだけで。
 ちょうオススメなので是非。
 ……まぁ、攻略の役には立ちませんけど! あくまでモチーフなだけで、再現する気ないしね!
2008/03/09 (Sun)
080307 * Top * 080310
■ Comment
 マスターおつでした~。
 いやぁ、なかなかスリリングな状況で面白かった~。

 まだキャラが下積みだったひとは多少不満が残ったようですが、個人的には低レベルだからこそ楽しいネタ部分が残って嬉しかったりw
 一気に5レベルいっちゃったら、食糧問題なんてクリエイト・フード一発とか、考える必要すらなくなっちゃうもの。

 しかしこうやってマスター+プレイヤー2人がそれぞれリプレイ的な記事を書く状況ってのも面白いねぇ。
 それぞれが違うところをクローズアップしてたり、あるいは同じトコでも微妙に違う言い回しだったり、見比べてみるとかなり面白い。
 別にみんな嘘を言っている訳じゃないんだけどね。
 まぁ私のトコは少し「演出」も入れてはいますがw

 次回からの新機軸、楽しみにしてまっせ~。
2008/03/13(Thu) 16:23 * URL * BOSS #Fk/aaUxg[編集]
 いや、スリリングすぎて怖いわいw  面白かったけどねぇー。
 つーかLV1から全開で回転してました。応急処置とか、ピトンで扉封鎖とか。少ない選択肢で頭使ってましたよ。
 しかしグラッドさまさまでしたよ。メイジアーマーがなかったら生き残れてないですよ?

>がそれぞれリプレイ的な記事を書く状況ってのも面白いねぇ。
 だねぇ。書き方に特色あるし。読み物としてはBOSSの書き方がよいですな。うちのは、大体の項目を淡々と記述してるだけなので。まぁ記録主眼だからですが。

 いやしかし楽しみですな。単純にサイオニック&モンクで成長が楽しみですし、閉じ込められているという状況も面白いし。低LV時の困窮具合がどうなるかなぁw
2008/03/14(Fri) 00:09 * URL * DISK #4yuftn/A[編集]
 確かにクリエイトフードなし時代というのも楽しいかもw まぁ、技能で調達は容易だとは思いますが「また茸かよ!」とかそういう感じになりそうだしなw
 演出についてですが、台詞の口調とかはウチもかなりいじってますし、流れをいちいちリアルに説明してたら量がアレなことになるので、よろしいのじゃないでしょうか。

 グラッドはえーと本人からネタ割れが出てたので解禁で行こう。1 レベルは下積み的なものであり、たぶん本人は不完全燃焼だったと思うのですが、メイジアーマーが生命線だったことは明確であり、またゴキ戦での STR 低下レイもかなり明確に効いてたわけで、貢献度では決して「下積み」でなかった、というのが大したモンだと思います。

 ダンジョンについては、「低レベルだから低難度で」とかそういうことを全く考えず、遭遇レベルこそパーティーレベルに準拠してるものの、構造とかはダーゼンに劣らぬ全開っぷりで組んでたりするわけで、マップ書きながら「やりすぎかなぁ」と思ってもおりましたが、プレイヤーは百戦錬磨なわけだしねぇ? いいよねぇ?w

 今後は新機軸なので、地図書きとかは微妙になるかもですが。
 というか、マスターが設定するのに「どう地図書こう……」と悩んでるアリサマなので、プレイヤー諸氏におかれましてはどうなるやらという感じですが、どうしたもんでしょうかね。
 積み木でも買ってくるか?wWw
2008/03/14(Fri) 21:50 * URL * DRR #/7QgdNBM[編集]
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