深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]110731 ~保安院やらせ~
▼なにやら原子力安全・保安院がやらせをやらかしたという話が流れてきたりしまして。
 ちょっと唸っちまいました。
 九電の、やらせと云われた件については、実際何が問題なんかわからない、だったわけですよ、オレ的には。まぁ、やり方が最善だったとも思いませんけど。
 なのに、こっちの件は「ありえん」と思ってしまったのでなぁ……なんか、自分の中に複数基準があるんじゃないかという気持ち悪さが……。個人的な話でアレですけど。
 や、説明はつくんだけどねー。九電のほうは、九電は主催者だったわけじゃなく、現場をよく知り給料を得ているとはいえ一国民でもある(まさか国籍剥奪はされてまいよ)社員が、個人として云うべきことがあるなら(あるだろうから、という方向性の文面だったのがまぁ、ちょっとどうかと思わないではないんですが)云ってこい、という依頼だったわけで、主催者側が自演を命じたような保安院の話とは全然違う話だよにゃー。
 空席が目立つと体裁悪いから埋まるように取り計らえ、ってとこに限ってはまぁ、本当にそういう順番だったなら、それをダメって云われちゃかなわんよなぁ、とは思いますけど。んが、空席が目立ちそうということになる前に席を埋める人数を動員しはじめたってことがあったとしたらやっぱ妙な話だと思ってしまうよにゃー。
 んが、「出席を許可します」と社員に周知したとかだったとしたら、どう読むべきことになるのだろう、とか思ったりしてみたり。ゲラゲラ。
2011/07/31 (Sun)
[日々のいとまに]110730 ~トリくん~
▼今週は謎の演出が繰り返され……というか、これ、1 回 2 回だと楽しいですが、こんだけ繰り返されるとさすがにクドいぞ……? とまぁ思えてきてたわけですが、ラストでドカンとひっくり返りました。うへぇ、すげぇタメだ。なるほど! デスティニー!
 よし、今期はこれで行くぜ! と腹を決めたぜ!
 ま、ほかには 1 本も(1 話も)観てないので、これだけ観るか、何も観ないか、の 2 択なんだけどねー。
2011/07/30 (Sat)
[日々のいとまに]110729 ~CAPTAIN アリス 5 巻~
▼高田裕三「CAPTAINアリス」5 巻読了。
 てか、スピルトヴォースで旅客機に張り付くとか仰天展開じゃのう、と前巻の時点で思ってた(まぁ、オレの知識はしょせん大戦略止まりなんですけど!)わけですが、今度は低空であの機動は怖すぎる……。
 ……などと思ってたら今度は大型旅客機で……いやあの……なんてな事態にまで発展して大笑い。いや、素晴らしい。やっぱこれスゲェ面白いです。
 アリスの強気モードと弱気モードのコントラストはちょっとくっきりしすぎな気はしないではないですが、超強気モードとなるともうそんなんどうでもよくなるぐらいの熱さなのも相変わらず。
 以下、ちょっとだけネタバレ水面下。
2011/07/29 (Fri)
[日々のいとまに]110728 ~魔法少女まどかマギカ オリジナルサウンドトラックCD Vol.2~
▼梶浦由記「魔法少女まどかマギカ オリジナルサウンドトラックCD Vol.2」到着。
 うん……まぁ…… Vol.1 の収録時間から予想はしてましたが、もう 1 枚あるよねぇ……というのがとりあえずの印象でございました。くそ、残りなんてどうせ買うんだから、さっさと全部つけちゃえよなー! とか思いましたが、よく考えたら今んとこ買ってない巻も買う予定ではあるのじゃった……初回版は避けるってだけで……。思わず BD 5 巻と 6 巻は限定をポチってしまったんですが、ちと早まったか……? まぁ、実際の発送までに熟考するとします……つーかさっさと残巻の通常版をぽちってしまうべきなのかなぁ?
 内容(サントラの、だよー)的には期待通りの大満足でした。
 ん? BD のほう?
 夏の間は無理だろ……。
2011/07/28 (Thu)
[日々のいとまに]110727 ~自販機の節電~
▼ま、好きにすればー、ってなとこではありますが。
 金入れたら光れよ! とは思うんだよ!
 でないと商品見本が見えないちゅーねん。
 入れても何も光らないなら、まぁ、都会の自販機ならなんとか見えないこともないですが、入れたとたんボタンだけ煌々と光り出すから、商品が見えなくなるんだよ! どのボタン押すべきか重々確認してから金入れろってのかい! コインならまぁ可能だけど、千円札入れたいときはムリ! む~り~!
 などと。
 こちらを読んで、なんとなく普段思ってたことを書いてみようと思った次第。
2011/07/27 (Wed)
[日々のいとまに]110726 ~のりりん 3 巻~
▼鬼頭莫宏「のりりん」3 巻読了。
 楽しみに読み始め、熱く読み進め、面白く読み終わり。
 おおう、満足、いや、満足だがだからこそ早く先が読みたい!
 ……と、そろそろさすがに素直に思えるようになってきました。つまり、「この作者の作品がこんなに平穏無事なわけがない!」とか考えずに。
 い、いやいやいや、だからこそ油断ができないところでもあるだろ! 血糊の量はなくともこう、メンタルを狙ってくる毒とか、毒はなくても血糊はありうるとか……(いや公道で競走してると、作者がどうこうじゃなく、そういうピリピリ感があります。ある程度速度の出る、二輪車(装甲がないってことねー)乗りだってバックグラウンドのおかげか? この作品も、そのへんのあわやがきっかけで自転車になった面がありますし、今回もそういう空気もあったわけだし)
 まぁ、これだけ実力差がはっきりしてる競走で、いくら装備を工夫したからって、そんくらいでいい勝負になられてはさすがにないわーと思ってた(ってまぁレースマンガなら主役が天才って設定だったりもしますが、そういうんじゃないしねー。別競技での下地はあるってことになってるにせよ)わけですが、なるほど信号か。そりゃそうだよな。てか、自分がまともに走ってるのが基本東京だけなので、これくらい空の見える市街地の公道で、どんくらい信号があるのかっていまいち想像しにくいところではあったわけで、予想外の要素が入ってきたなと思ったり。主役が別の形であれ「その道はよりよく知ってる」って要素も、こういう形で入るとなお納得な感じで。溝がとか云いだすのも面白いけどさ!
 自転車競技での装備のレギュレーションが決まってきた過程と、その裏側読みも興味深いところ。解説役の絵面と喋り方が、「ああ、いつもの解説モードか」感を薄めてくれてるんかなぁ? 内容的にも興味深いです。んがまぁ……さすがにそこが問題になるような自転車に乗る日は来ないだろうと思うけどねー。
 で、レギュレーションについては、変えるのはいいし、そういう背景があってもべつにいいっちゃいいと思いますが、過去の記録を亡き物にするという思考はさすがにちょっとどうかと思ってしまうものではありました。規定変更前の記録なので参考記録です、と付記するぐらいにとどめてやるべきではないのかなぁと。
 で、以下ちょろっとネタバレ水面下。
2011/07/26 (Tue)
[日々のいとまに]110725 ~歌会~
▼そして。
 なんとなく、アリアンロッド RPG 2E が気になったりして、Roll and Role Station に買いに出撃。ついでにあめじん選手と OTTO 選手に声をかけ、秋葉でカラオケなどやってきました。
 で、比較的最近できた店に入ってみたんですが。
 異様な豪華さに仰天。なんじゃこりゃ。このテーブルの広さ、まさに TRPG やボードゲームをやれって感じじゃね!? と思うぐらいの。
 ……まぁ、お値段も張りましたけどー。2 時間で 2,000 円ぐらい、ってのは、歌会としてはまぁ、安くはないけど文句もない程度だと思いますが、ボードゲームやろーぜ、つって、たとえば 5 時間で 5,000 円とかとなると……これはちょっと尻込みだよなぁ……。
 割安な時間帯とかもあるのかなぁ……? 場所柄、難しそうな気はしますけど。
2011/07/25 (Mon)
[Life as a Half Drow]Dragons Slayers 7 ~英雄・伝説~ Session #04: Friends
▼4 版 Essentials キャンペーン「Dragons Slayers ~英雄・伝説~」第 4 回セッション DM で遊んできましたー。
 前回は若干時間管理にしくじり、予定していた遭遇ひとつ残して終了……ということで、今回は素直に行けば最後の遭遇を片付けて次エピソードに突入、ということになるわけですが、この切れ目でなー、PC に今後の方針選択をやらせたいステップがありまして、まぁ、誘導的なことはするし、そうそうわざわざ蹴られもしないだろうとは思うんですが、強引寄りなことはしたくないし……と、いろいろ考えた結果、ちょっとまた小細工を入れてみたり。
 てことで、以下水面下。
2011/07/24 (Sun)
[日々のいとまに]110723 ~カレーと牛~
▼……なんか上の表題だけですべてを語りつくした気がする……。
 いやもう。なんつーか。相変わらずだな、と、今度ばかりは云わずにはおれんところだろ思います!
 デスティニー!
2011/07/23 (Sat)
[日々のいとまに]110722 ~吉原御免状~
▼そしてー。
 今回の渉猟の周辺でちらちら名前の出ていた隆慶一郎著作に手出し開始っ。
 まずは最初の作品らしいっつーことで、「吉原御免状」読了。
 ええと、まぁ最初の動機は網野歴史学の副読本というものであり、その視点からすると、まぁ、直球ド真ん中というわけではないっちゃなかったとは思います。まぁねー、タイトルからして想像はつきますが、江戸期の話であって、副読本などが欲しい時代といえばまぁかなりずっと以前っちゃ以前なので。
 が、ひとつの小説として、これはもう素晴らしい傑作でございました。いやもう面白ぇ面白ぇ。読み始めたら眠れねぇというか、マクダーナルで読み始めて帰れなくなったというか、そんくらいの勢い。
 なるほど、これが現在における江戸時代の歴史認識において広く知られているものだとしたら、オレが中学で教わったのなんぞ天動説ぐらいなモンだな、とかそんなことまで思ったり。まぁ、そんなこともないでしょうが。
 ま、いっこだけオレの大嫌いなネタが使われてて、その点は苦笑しながら読んだわけですが。うん、「光秀=天海説」でございます。ん? 嫌いな理由? ……云いたくねぇな……。
 なんとなく「闇の太守」を思い出すような空気もあったり、主役の性格づけなんかは微妙に菊地秀行テイストを思い出すものだったりで、そのあたりの雰囲気も上々。うーむ、そういうふうに考えると、おしゃぶから人形娘を連想してしまうような……いや、さすがにこれはどうなのか……。
 で、最もインパクトがでかかったのは、柳生の扱いでございました。
 これはもう、なんというか、ひでぇ、としか云いようがないというか……。
 ま、十兵衞三厳と宗冬は、本人のやってることとして描写されてる範囲では別にひどくはないんですが、そのへん一身に引き受けた感のある義仙の扱いがなぁ……。まぁなんだ、悪役は必要ですが、こうまで徹底されると笑うというか、容赦ねぇなぁというか、そんな按配で。
 てか、あれだ。けっこうオレ逸刀流の思考に毒されてるんだなぁ、なんてことも思ったりなー。「いかなる手段を用いることも是、ただし、数において勝る戦いはならず」的な。まぁ、任務遂行集団としてはアホかってな思考ですが、名前が「柳生」だけになー。つい。
 そして、けっこう枚数残して決戦が終わり、最後こんだけの厚さ、どう使ってんだ? と思って読み進めて。
 やられた。
 いやもう、これはズルいというか、悪役の描き方の徹底ぶりにも通じますが、こうまで正面大上段正攻法で泣かせに来られちゃしのげるもんじゃねぇだろうよ、ってな勢いで。
 満喫した。
 よろしい、文庫で買える著作は全部読む方向性で!
 いやまぁ、出遅れ感はねー、否めないんだけどねー。網野赤松隆と、つい最近まで生きてた故人の本ばっか読んでるってのはなんとも。
 まぁでも著作が買えてるのならまだ間に合ってるんだろうってことでひとつ。
2011/07/22 (Fri)
▼で、台風よ。
 お前はいったいどこに行きたいんだ……。
 いや、涼しいのは素晴らしいことなので、ゆっくりしていってね! とも思うけどさ!
2011/07/21 (Thu)
[日々のいとまに]110720 ~神獣聖戦 Perfect Edition 下~
▼そしてー。
 同日で買ってたら睡眠時間ゼロになってたんじゃないかという勢いで、山田正紀「神獣聖戦 Perfect Edition」下巻読了。
 満喫仕った。
 いやまぁ、上巻で感じたような若干の引っかかりはやっぱりないわけではないのですが、まぁ……慣れた? というよりは、積んだ幻想が下巻までくると本体になってきて、下敷きのごとく(じつは敷いてるってわけでもないんだけど)前置きされたアレコレとかを気にせず読めたかなぁということで。
 で、まぁやっぱり、素晴らしい短篇集/中篇集だと思います。で、それはそれとして締め(の直前?)はちゃんと全部踏まえて美しく、大満足。
 以前の版からマイフェイヴァリットだった二篇、「時間牢に繋がれて」と「硫黄の底」にはやはりしみじみずっしり。別の意味でベストエピソードと確信する「鶫」も以前と変わらずゲラゲラ笑いつつ最高でございました。つーかこれはラノベの域といえるんじゃまいか。最初と最後が最高なわけですが、まさかこの最後がああつながってるとは正直知らなかったぜ、とも云っておくとします。
 で、「鯨夢! 鯨夢!」がなー。今回の引っかかり対象。あーなんかさぁ、「ダーウィニズム」に関する上巻でとくに重かったあれこれの視点の置き方や、クジラに対するあれこれの偏り感がなー、なんかやっぱりちょっと気持ち悪いんだよなー、と云えば、オレが感じた気持ち悪さが、どういう種類の気持ち悪さと類似と感じられるかを伝えられるでしょうか。とはいえ、今巻のこれは、その類似を感じるあいつらとの一線の画し方が納得できる域だった(たぶん、あくまでオレの読み取り感度の問題ですが)のと、この一篇としての面白さがまた素晴らしいので、あくまでちょっとで済んだ感じということで。
 そして、それに続く「落日の恋人」の熱さときたら。
 ディープ・サウンド・チャンネルの最終決着戦としての見事さに長い長いため息。
 やはり、これだろう。
 しばらくしたらまたもう一度最初から全部読もうと思います。
2011/07/20 (Wed)
[日々のいとまに]110719 ~デスティニー~
▼そして、昨日の最後の言葉を書いて思い出した。あれの感想書くの忘れてた。
 ということで、いまーじーんー第 2 話。
 話については……あいかわらずよくわからんのですが、どんな按配になるんかなーと思ってた音楽が、まぁ、全般云々ではまだわからんにせよ、「うおっ」と来るものがあったのでちょいとめも。
 2 話ラスト、二段隠密接敵状態の劇伴が! オレ的に大好物! というか絶品じゃねこれ?
 ……どうでしょうかね。まぁ、あんま同意は得られないだろうなぁという気はしますが……。「劇伴趣味」であることよなぁ、と思うところであります。違う?
2011/07/19 (Tue)
[日々のいとまに]110718 ~蝦を殺したい~
▼あのですね、なんかほけーっと全然関係ないことでググルの海を彷徨っていたわけですよ。
 したらなんか奇妙な文章が目に入りまして。
 「蝦を殺したい:昨日の夜から蝦がいて刺されて 眠れません/蝦にきくのってなんですか?今日もなんです…耳もとにきて起こされます/かなりムカついてます 助けてください」(「/」は原文では絵文字)
 ……え、蝦……?
 ええと、えびが刺したり耳もとにきて起こされる光景を想像してあまりのシュールさにヘンな笑いが漏れちまいましたよ。
 ざっと調べたら「かえる」の意もあるらしいってか、ああそういやそうだよねーという感じですが、耳もとでかえるがゲコゲコうるさいのか? いや、その……それは飼ってるかえるでもなければ普通ありえんような……自分で飼ってるかえるなら殺すなよ……。
 ……などと思ってたら、なにやら「蝦」に「か」の読みがあるっぽい? ま、まぁ、それならわからんでもない……?
 とつまらん結論に落ち着きましたが、えびやらかえるやらが刺したり耳もとで起こしたりする光景があなたの脳裏にも浮かびますようにと念じつつ書いておいてみる。いまーじーんー!
2011/07/18 (Mon)
[日々のいとまに]110717 ~神獣聖戦 Perfect Edition 上~
▼オレ的にワンオヴフェイヴァリット山田正紀作品であるところの神獣聖戦、の完全版文庫版「神獣聖戦 Perfect Edition」、ついに来たかぁー! ということで、まずは上巻読了。
 うん、まぁ、ちょっとばかり思った。「あれ、こんな話だっけ?」と。
 まぁ、こんな話だったと思います。読み進むうちに、そうそう、これこれ、という感じでバリバリ呑まれて行きまして、とりあえず上巻ラストまで一気駆け。
 ええと、でだ。
 絶賛しておく、としたいところなんですが、まぁ、一気駆けするとちょっと悩んでしまうのは、なんとも自分に納得いかないところではあるんですが、まぁ、正直なところとしてなぁ……。
 もともとどういうふうにこの作品が好きだったかと云えば、「短篇集」……あれ、「中篇集」と呼ぶべきなんか? としてでありました。で、今回もその視点においては文句なく絶賛。最強なのは、上巻では、やっぱり以前の版にもあったエピソードの「怪物の消えた海」と「円空大奔走」でしょうか。以前のと変わってる部分もあるようには思いますが……というか違うってことはわかるんですが、じゃあ以前がどうだったかの詳細となるとそこまできっちりとは覚えてなかった(というか新たに読むと上書きされちゃうんで)し、今の版で文句なく大満足なのでそのへんはとりあえず忘れておいてみる方向性で。
 その他の各エピソードについてもそれぞれ絶品(いくつかは下記の引っかかりを伴いはしましたが)です。んで、こういうコトを云うのも実にアレなものではあるとは思うのですが、北海道の真理にゴロゴロ転がってしまったのは我ながらなんというか……なんともなぁ……という感じではありました。これに転がるというのはたぶん、複数の意味で病んでるんだなぁオレという感じでな……。(ちなみに「心理検査士」「真理」で検索してみましたが、こんなイカレたコト云ってる奴は他に見当たりませんでした。むーん)
 で。それでは、どこにちょっと引っかかるかというとだ。
 全体を貫く大背景的な部分の説明についてでなぁ。
 キーワードは「分裂病」「ダーウィニズム」といったあたりでありまして……このへんさぁ、実際、現実に属するこうした要素を、こうまである偏った角度から断定的に語る必要あったんかなぁ? んで、その偏った角度からの断定的な視点が本筋に重要な意味を持つのかっつーと、そうでもなくて……べつにそれらを下敷きにしなくても、その上に積んだ想像(幻想?)の素晴らしさが薄れるものでもないと思うんだけどなぁ……。「べつにそうした引っかかる要素が本質的な意味を持っているわけではない」という意味で、この点にネガティブ感想を抱く必要性はないはずなんですが、どうしてもこう……感情的には引っかかってしまうものがあったのではありました。ぐぬぬ。
 で、そうした「なかったことに思ってもべつに本筋が変わるわけではない」ような解釈的引っかかりを気にしないようにして読めばどうかというと、これは文句なく全篇素晴らしく面白いわけでありまして……。
 うん……完全に自分の中の問題だなこれは……。
 なんだけどなー。
 まぁでも、やっぱり結論は「短篇集(中篇集)として絶品」ということに、とりあえずは、しておくぜ!
2011/07/17 (Sun)
[日々のいとまに]110716 ~値段障壁~
▼んで、ちょっと思いついて、回路とかキュアとかカリスマとか、DVD でもあれば欲しいなーと思って検索してみて。
 嘆息。
 邦画って高いよねぇ……。
 うん、まぁ、無理、かな……。ああでも、どれかは欲しいような……どれかとなると絞れないような……ぐぬぬ。いや、素直に一番点数の高いヤツといえば CURE 一択なんだけどねー。他のにあるような「異様さ」成分はちょっと少なめで、その成分こそが、ただ好きってだけでなく「持っておきたい」という感情の重要な源泉になるわけではありまして……。
 ……まぁ、こっち系の黒沢作品で見てねぇのをレンタルででも見るほうが先かもですが。
2011/07/16 (Sat)
[日々のいとまに]110715 ~そこに、顔が~
▼牧野修「そこに、顔が」読了。
 かなりのヒット、だったかと思います。
 いやまぁ、云いたい感想はいろいろありますが! 水面下にしてもちょっとばかりこれはネタバレが過ぎるんじゃないかというようなコトばっかになりそうなので、やめておく……かな……うう……。
 ああ、これは云っても大丈夫そうかなぁ? なんとなく「回路」っぽいな、と思ってたら引用文献に上がっててフきました。大好きな映画じゃぜ。いやでもこの引用表記ってつまり小説版があるってこと? み、見た記憶ないような……文庫だったら欲しいなぁ……。
 で、えーと。なんというか、角川ホラーの、こんくらいの厚さの 1 冊モノにはまさにこうあってもらいたい! という感じの、素晴らしい一冊でございました。ってのはヘンな云い方だよねぇ? 仕掛けの部分もなかなかきれいで唸った感じで。で、まぁ、対極にあるのが心臓狩りのシリーズとかバチカンのシリーズとかだよなぁとは思うのでありますが、どっちも大好きなので、まぁ、どっちの方向性もバリバリ出していただきたいぜ、ってな感じでひとつ。
2011/07/15 (Fri)
[日々のいとまに]110714 ~幻影博覧会 4 巻~
▼幻影博覧会 4 巻読了。
 まずは、完結したことを全力で寿ぎたい次第ッ!
 ……以下、一応ネタバレ水面下。
2011/07/14 (Thu)
[日々のいとまに]110713 ~オバマも救えないアメリカ~
▼林壮一「オバマも救えないアメリカ」読了。
 ええと、先日の大渉猟大会のときに新書の棚の前を行ったり来たりして、何度も目につきはしたものの、まぁ今はオバマとかメリケンとかいう気分じゃねぇんだよってかこのタイトルちょっと早すぎるか遅すぎるかどっちかなんじゃね? とか思ってスルーしてた……んですが、ふと思いついて著者名見たらあの「弱者として生きるアメリカ」の人か! ということで、タイトルのセンスはどうなんだろうとは思ったものの、印税進呈したいぜという気分で購入。
 で、読んで。
 あれ、なんか既視感が……?
 と思いつつも、新刊だよなぁ? と首をかしげつつ読んでゆき……いや、重要なことだというお考えはわかりますが、あまりに同じようなことを何度も書かれるのはどうなんでしょうか……? とか、まぁ、思ってしまうわけでして……。
 尻尾を読んで納得。
 「本書は日経ビジネスオンライン連載「ルポ:“弱者”として生きるアメリカ」の一部と「新潮 45」連載「オバマが救えないアメリカ」を再構成し、加筆したものです」
 さ、先に云えーっ! (むしろオレが先にココ見るべきだった?)
 ううむ……いや、そうとわかれば本の内容に文句はねぇですよ。タイトルはねぇ……もとになったふたつの連載のタイトルは興味を引くものなのに、「が」が「も」になったとたんなんともオレ的には目を引かないものになっちまってるということは感じますが、そりゃまぁ感じ方は人それぞれだろうから、売り上げ的にどうなのかはわからねぇっす。
 新潮のほうの連載は紙の雑誌のようなので、まぁ、これもいいか。
 んが、日経ビジネスオンラインのほうの連載はさぁ。ネットで今も見れるわけじゃよ。(無料の会員登録が必要かな?)
 で、そうと知ったら、ということで見てしまいまして。
 いや、やっぱこれはスゲェ連載だったなぁ、と再納得というか、当時いちばん楽しみにしてた連載のひとつだったことを再納得したわけでありますが、これが新書になるとこうなるのかぁ……と思うと……なんとなく……うーん……というか……。
 だってぇー、連載のほうが写真の点数も多いしカラーでインパクトあるですのー。
 ウェブのほうは無料で、というのはアレな云い方ですが。
 でも金取ってる方が、その点では明らかにクォリティは、まぁ、下がる、て云い方ができてしまうものなんだよなぁ……と思うと……なんだか、うーん……と思ってしまうものでありました。
 いや、だったらどうだっていうんだよ、と云われて答えられるオレじゃないのではありますけど。
 ありますけど。
 ううむ……。
2011/07/13 (Wed)
[日々のいとまに]110712 ~ヒュペルボレオス極北神怪譚~
▼大瀧啓裕訳「ヒュペルボレオス極北神怪譚」読了。
 満喫。
 初見のエピソードもあれば、見覚えのあるものもあり、クトゥルフ・ワールドツアーで初めてその存在を知ってから断片的に買い漁ってきたものが、少しずつこうして文庫の形でまとまった形で手元に持てるようになってきたことに、今回はとくに感慨深かったり。
 またあらためて「クトゥルフ・ハイパーボレア」とかやりたいよなぁ*、というか、あらためてもなにも、あれを元にした準備は何度かしたけど実際にプレイしたことはなかったっけ? などとも思ったり。で、ワールドツアーの日付見て愕然。1990 年 4 月かぁ! まぁ、たかだか 21 年、大いなるクトゥルフは気にしませんからオレも気にしません、という感じで行きたいところではありますが! プルミナ萌え!(←) 村を焼いて焼きつくせ!
 次はアヴェロワーニュが来るとのことで、そちらも楽しみですというか、このシリーズ、20 年……はちと無謀だと思いますが、10 年早く欲しかったなぁ、とはまぁ、正直なところ、思うっちゃ思うよね……。いや理想的には 15 年……むむむ。(ちょうどその頃がオレ的にいちばん手を変え品を変えクトゥルフをやっていた、また、やりたかった時期)

* これを布石としてクトゥルフ・ワールドツアー・シリーズはぜひとも「クトゥルフ・ハイパーボリア(完全版)」を実現させて欲しい(中略) 実現すればかなり画期的だと思うんだよね。日本製サプリメントの傑作になると思う!
 禿同!
2011/07/12 (Tue)
▼生存戦略、全 26 話のうち第 12 話まで観終わり~。
 ……という夢を見ました。
 いや、どんだけインパクトあったかっつー話だよな。インパクトってより、あんだけ繰り返し動画見てたら脳に焼きついて当然、ってことかもですけど。
 てかこれ実際は全何話なんだろ?
 幾原仕事ってことでは信頼しておりますが、音楽はこれまでのところ存じ上げなかった方ですので、そっちのセンについても注目しつつ、今後も楽しみに観てゆきたく思っております。
2011/07/11 (Mon)
[日々のいとまに]110710 ~狙撃者たちの集い~
▼さて、EXVS は……まぁ、やる仲間と会うときにはゲーセンで待ち合わせて数ゲーム、という程度のペースになってきているわけですが、単なるオマケであったはずの「VS. ファイト」のほうが……なんか最近はむしろメインになってんじゃねぇかというぐらいの勢いになってきていたり。
 で、ゲーセンのほうの仲間(のうちケータイ連動登録してる連中)と情報交換したり、オレなどはその中から出撃時のパートナーも選んで(ケータイ連動のほうの有名な強いヤツを連れてくのがこのゲームではたぶん一般的)遊んでおるわけで、TRPG の集合時などでも、始まる前の時間とか、休憩時間とかにその話題が飛び出したりもし、それはそれでやってない人もいるのに度が過ぎてもどうかって話ではありますし、話してる方はそれで話し足りてるかっつーと全然足らんわけで……。
 じゃあ、そのネタで盛り上がる会を一席どうよ?
 ということになり、どうやら予定が合いそうということで昨夜、集合しておりました。
 いやぁ……そりゃ途中違う話題とかも挟まりはしましたが、ケータイゲー、しかもゲーセンのゲーム連動(ってこの部分はほぼ連動してないんだけどさ)のオマケゲーの話であんだけ盛り上がるとかなぁ。はじめた当初は思いも寄らなかったぜ……というか、内輪でこれオレが始めるの一番遅かったしね。
 よもや自分がランキング上位(といっても三位ぐらいまではまず入れないんだけどねー)常連になる日が来ようとは想像もしてなかったわけですし……。いや、狙撃体勢を整えてからはそりゃまぁそれなりに狙って行けてるわけではありますが、当然追加料金は一切払ってないわけであり、そんな体勢でこんだけ容易に行える狙撃だけでこんだけコンスタントに上位にいられるってのは、まぁ、不思議なことだよなぁ。
 なんてなことを語りまくりまして、実に楽しい会となりました。
 まぁ、今後ともよろしく>関係各位
2011/07/10 (Sun)
[日々のいとまに]110709 ~生存戦略~
▼そしてー!
 幾原新作をチェキなど。
 いやぁ……相変わらずというか、十何年経って云うのもどうかと思いますが、相変わらずというか。
 すげぇ。
 なんか笑い男の全身像みたいなモブとか最高でございます。回想の電光掲示板とかも熱いんじゃが、一番下の行がちょっと読めんなぁ……うちはデジタルな放送が(ケーブル経由変換で)来るようになってからというもの録画ということが不可能になっちまっており、確認が困難なので……。
 んでまぁ、問題の部分などは動画が上がってたので見てみて、見てみて、見てみて……とぐるぐる輪ってしまいましたのことでした。そしてさらに、原曲の動画も発見されて、そちらも見てみて、見てみて、見てみて……。
 なんともな。
 いやまぁ、どっちもいいなぁ、と普通なコトしか云えないですけど! んがしかし、原曲がイカしててこそであることは云うまでもないですが、このアレンジは熱いぜ、というのはやっぱり思うぜ。ブラスの入り方とかもう大好き。A メロのコード進行が変わってるのも劇伴的には素晴らしい。ついでにハイハットが L8 から L16 になってるのも大好物じゃぜ(←ってこういう表現はアリなのか?)
 そして、さんざん聞き比べて。
 「歌謡曲……」「今、奴らがやっているのはどうみたって20世紀のロックじゃないんだぜ!」
 ……などといったセリフが脳内にふと湧いてきたのでありました。ログナー司令、時代はさして変わっておりませぬぞ。(←?)
2011/07/09 (Sat)
[日々のいとまに]110708 ~心臓狩り (2) シャーマンの一族~
▼梅原克文「心臓狩り (2) シャーマンの一族」読了(正しくは 2 は丸数字)
 話としてはかなり満足に面白かったです。がまぁ……仕掛けがなー。ってのは話のではなく設定の仕掛けがなー。この人の作品って毎度そうな気がするんですが。てかパラサイトイヴ(あ、別の作者だよーもちろん)もそうだったっけか。おお、その着眼は面白い! と思って読んでると、「ちょ、なんでそんなミョウゴニチの方角に!?」という感じになるというか。
 いや、それはそれでゲラゲラ笑える方向性で面白いんですけど、最初の印象からの温度差に戸惑うことはまぁままあるなぁということで。
 慣れればコレでゴーだぜ!
 てことで、その件ネタバレ水面下。
2011/07/08 (Fri)
[日々のいとまに]110707 ~九電ヤラセメール事件~
▼あのですね……。
 これ、いったい何が問題なん?
 とても詳細に知ってるってわけじゃないんですけど、いつも通りのネットのニュースと、今回は TV 報道もそれなりに見た範囲でだ。何がいかんのかまるでわからんよ。
 「指示」だったらそりゃマズいと思います。でも「依頼」でしょ? 実質指示同等の圧力を持つ依頼だという味方もあるようで、実際現場の空気によってはそう受け取られる可能性もあるかもですが、あんだけ無視されてるってことは「依頼は依頼、指示じゃない」という受け取られ方だったことを示していると思われるんですが……。
 意見の出し方も、自宅から出せ、とのことで、つまり勤務時間外ってことだべ? 勤務時間外の民間企業人って「一国民」とは看做されないってこと? んなアホな、とオレは思うんだけどなぁ。勤務時間内に自宅に帰らせてやらせてたんだったらマズいだろうねぇと思いますが、そういう情報は今のところ見てねぇです。
 全文によると、「発電再開容認の一国民の立場から、真摯に、かつ県民の共感を得うるような意見や質問を発信」とのことで、真摯かつ県民の共感を得うるような意見や質問を、詳しい知識を持ってる者が出すことはむしろ必要なことじゃねぇの? 実際に、真摯かつ県民の共感を得うる意見や質問になっていて、それを覆すだけの説得力が反対側になかったんだとしたら、そりゃまさに県民の共感を得られたってことで、それこそ本当の県民の意見を反映するための道筋になるんじゃねぇの?
 ……まさか、出された意見や質問の中身を議論に活用するのではなく、送られた数だけ数えて番組にしたわけじゃないよねぇ? もしそうだとしたら、それは番組の作り方こそが問題だと思うぜ? いや、ここはちょっとオレにはわからんのですが。
2011/07/07 (Thu)
[日々のいとまに]110706 ~ラスト・サマー~
▼なんか、ここ最近でこれ(のシリーズ)を TV 放映するだとか、しただとかいう噂が流れてきまして。
 見っかなぁ、などともちょっとは思ったわけですが、こんだけフェイヴァリットな映画ならもう買っちゃっていいんじゃねぇの? という気分になり、っていうかずっとそんな気分ではあったんですが値段が折り合わなかったんですが、アマゾンで何度目かで調べたらちょうどリーズナブルなのが手に入るようだったのでポチリと。
 そして到着したのでダラリととりあえず流してみる……つもりがしっかり観てしまいました。さ、さすがワンオヴマイフェイヴァリット……。
 んでまぁ、感想も以前とほぼ変わらず。ジェニファー・ラヴ・ヒューイット萌え映画で、漁港町萌え映画(クトゥルフ好きの視点で)で、独立記念日の祭の魚のハリボテに萌え死ぬ映画でございました。つーか、後二者の比率が今回はさらに高まったというか、この画面からあふれ出る魚臭さはもう何なの。たまに海岸からちょっと内陸に入ったっぽいと思ったらそこの住人が魚裁いてる場面だったりするし、この魚臭さは明らかに狙い澄ましたものでありましょう。フー。
 ということで、この素晴らしき魚のご神体の画像など貼っておく次第。これの口がゆっくりパクパク動くんじゃよ……たまらん……。
2011/07/06 (Wed)
[日々のいとまに]110705 ~ご紹介~
▼てことで、ってどういうことで?
 よくわからないですが、以前からよくお邪魔しており、べつに和風ゲー作る気はないけどこの素材群はイカすなぁ、と思ってたところを勝手に紹介させていただきます。
 ひょうぶろぐさま。
 とくにアイコンと歩行グラフィックが最強すぎると思います。現在の最新になってる記事とか拝見しますと、和菓子とか和傘っぽいものが典型かと思いますが、こういうバリエーションが揃ってるってすげぇ「おおおっ」と思いますですよ。そんくらいパレットいじれよと云われて以上なのかもですが、オレ色のセンスねーんでなー。
 こちらの和風歩行グラフィックをベースにいろいろ切り貼りさせていただいて和風モノでも作ってみようかなー、なんて今は思ってたりしたりしなかったり。
2011/07/05 (Tue)
[日々のいとまに]110704 ~ツクールシリーズ素材集 和~
▼で、まぁ……その、なんつーか……渉猟の流れとは関係ないっちゃ関係ないし、オレメンタル内部的にはあるっちゃあるんではありますが……。
 ツクールシリーズ素材集 和をアマゾン経由で購入。
 ま、悪くない値引きだったので、というのはあります。そこまで期待したかっつーとまぁ、してませんでした。べつにクォリティに疑問があったわけじゃなくて、XP ベースで遊んでる(作ること自体が遊びなんだよーオレ的には)身には、VX 規格、それも、両方視野に入れた非商売の人が「どっちでも使えるようにするけどまぁ、(たとえばオートタイルの構造とかは)VX 向けかねぇ」という感じで作ったものならともかく、もとのメーカーが VX 規格に特化して作った素材を、そこまでまんまで満喫できるわけは最初っからねぇわけですので。
 で、過大な期待をせずに、それなりの割引になった価格で買ったものとしては、「お、いいんじゃね、これ?」という感じでした。
 ……てことで、たぶんほぼ誰にも需要のない感想など。
 キャラクター(歩行グラフィック):人間キャラクターについてはまぁ、覚悟していたことですが、まるで使い道なしー。これについてはちょっと文句というか、もうちょっとこうならんかったのか、と、云いたいことはあります。等身などの面が VX 規格すぎるので、自分にとって使えるものにならないことは最初っから覚悟していたわけですが、じゃあすでに VX 等身のキャラクターをメインに使ってたらこれがまんま使えたかというと……正直厳しかったと思います。だってさぁ、どう考えてもその場合、ちびキャラツクールをフル活用してるハズなんであってさぁ。和風ベースのちびキャラツクールか、それに準ずる、服とか髪型とかの「分割素材」データならば、「よし、次は VX 等身ベースで和風を作ってみるか!」という選択もあったと思うのよ。でも、そりゃ数はそれなりに揃ってるとはいえ、いじりようのない完成品だけではなぁ……。和風ちびキャラツクールをたとえば今後、登録者限定サービスとしてでも出してくれるとかであれば……それはすげぇ使いたいし、NPC 用としては今回提供されたキャラクターは充分なクォリティとヴァリエーションだと思いますので、今後そういうサービス出てくれたりすることを大いに期待する次第であります。非人間キャラクターや物品については「よしよし」という感じ。襖とか障子とか期待通り。欲を云えば、「木の格子戸」とかが欲しかったなぁとか、舟はもう少しヴァリエーションが多ければ嬉しかったかなぁとは思いますが、まぁ充分満足です。
 顔グラ:眺めるクォリティとしては充分。使うことを考えると……まぁオレが XP ベースで作る以上はどうせ使わないのでノーコメント系で。
 タイルセット:クォリティについては満足。ヴァリエーションというか品揃えについては若干不満はありますがまぁ納得かなというところ。これさ、プレビューだといまいちわからんかもですが、てか実際に画像ファイル開いてみてもわかりませんでしたが、地上地形(サンプルだと右上の一群)のさぁ、たとえば草地のタイル、周囲に土色の部分があるじゃん。これ当然、土色の広い地面の中の一角に草を生やすため、と思うわけですが、土色の部分がべったりのタイルが存在してないよね? これどういうこと……? この点と、あともとの VX のタイルセットもそうなんですが、「看板」あるじゃん。これ、文字とか模様なしの「看板の板部分のみ」の素材を入れといてくれればすげぇ夢広がる使途の優れた素材になると思うんだけどなー。ないんだよなー。で、そういうのなしであるものだけで作りきれるほどのヴァリエーションかというと、そうではないなというのが実感ではあるところでして。まぁでも、文句はその程度で、大筋としてはイイ感じかと思います。
 敵キャラ:いいんじゃないでしょうか。まぁ、左右反転素材だけあんなに数入れられてもなぁとはそりゃ思わないではないですが、その分をないものと考えたらまるで数が寂しいのかといえば、べつにそう寂しいってことはないですし。欲を云えば、もっとこう、なんつーか、貧乏くさい感じのが欲しいなぁとは思いますが、不満つーほどのことではありませんです。
 アイコン:まぁこんなところですか。どうせならこの三倍ぐらいのマイナーチェンジ素材でも入れてくれりゃあ、おほ、ってなトコだったとは思いますけど。というのは、「日本風モノのアイテム」の見かけって、日本人だったらいくらでも考えつくところじゃん。そういうとこが過剰になってたりすると感動があったかなぁと。とはいえ、べつに不満というわけではありません。和服素材とかはとくにアリガテェ感じ(だけどヴァリエーションは全然足りないので自分でいろいろいじってるわけですが)
 ウィンドウ:これなんかもマイナーチェンジでいいので十種類ぐらい入れときゃいいのになーとか思ったり。和風って絞ればいくらでも考えつきそうなモンじゃね? 不満ではありませんけど。
 戦闘アニメ:さ、さすがに無関係すぎてコメントしようがねぇっす。
 音楽:まぁこれは値段のうちというよりオマケということのようですが、あー、なんつーか……もうちょっと……こう……と正直思わないではないかなぁ……いや、わかるんだけどさ、方向性は。なんてか、全然和風じゃねぇのが多くね? じゃあ何風かというと……ああそうか、「時代劇風」か! ということで、これが本来「素材」として収録されてるものではなく、「サンプルゲーのオマケ」であり、サンプルゲーが時代劇テイストっぽいことを考えれば妥当ってのは理解したんだけどねー。んがまぁ、サムスピ系とか、べつに和風ではない RPG の「和風ステージ」用曲系とかを期待してしまったため、ちょっと「違くね?」感があったのではありました。他だと……たとえば川井憲次がやたらとうまいじゃん、という系のテイストと云って通じるんじゃろか……美夕の OVA 版とかはパーフェクトすぎてアレですが、その後でも TV 版とかさくや妖怪伝とかが思い出される系の……。収録されてた中では町曲は「そうそうこれだよこれ」という感じでございました。これについては絶賛しとくぜ。他もこんくらいのコテコテなノリでこの数揃ってたら大喜びだったんだけどにゃー。
 サンプルゲー:あー、たぶんデキはイイんだろうと思います。んがまぁ、VX の基本的なシステムがもう受け付けなさ過ぎてアレであり、進めなくなりました。ぐぬぬ。いや、「何故、戦闘進行中にこちらの HP と MP の表示がされてないのか」ってとこでしてさー。ホント何でこれわざわざ表示しない仕様にしてるの? あと、VX でゲーム作れねぇなぁとしみじみ思った理由のもうひとつは「画面サイズがヘン」ということであったなぁとも思い出したり。544x416 だっけ? これいったい何だってこんな珍妙なサイズを基本にしたんじゃろ……? あと、評価(ってエラソーですが)とかじゃなく、感想ですが、序盤に宿屋の「三人部屋」に泊まることになります。この宿屋の三人部屋がねぇ。画面に表示されてる(手前側の壁に隠れてるであろう部分は含まない)だけで三十三畳あるのですが……三十三畳の部屋を三人部屋として使う宿屋って、なかなかスゴくね……? しかも江戸近郊だぜ? なんつーか、オレの中に「和風」を強く表現するさいの重要な要素として「貧乏臭さ」……って云うとアレ? 「侘び寂び」とかにしとく? そういうのがあるのかなぁ、などとも思ってしまったのでありました。
 で、まぁ、全般として、クォリティには文句なし、商売として素材集売るならこのくらいの量でこのくらいの値段はまぁ取るのかなぁ、というところで文句はないのではありますが、でもやっぱり量的というか幅的にはすげぇ物足りなさは感じるところではありました。バリバリ素材集出してってくれれば――…ってその場合はもうちょっとは値段をこう……とは思いますが――いいんだけどねー。これひとつで素材集展開終了とかだとすっと、まぁ……まぁ、なんというか……というか……。
 どうなるんかなー。
 てかこれ、本格的に XP 用の素材に切り替わったモノとか手に入らんものかなぁ。
2011/07/04 (Mon)
[日々のいとまに]110703 ~一段落~
▼そしてー。
 ……ええと、こんくらいだったかな、今回一気に渉猟した本は。
 まぁ、これで終了、というつもりはないというか、そこまで満腹したかっつーとよく考えりゃ当初の興味の焦点についてはまだ全然読み足りてねぇぞってなとこではあるんですが、とりあえず目につくモンを片っ端から買い漁って、とりあえず行き着けてる本屋で新たに買えるものが見当たらなくなってきたので、まぁここで一段落ということで。
 総括? ええと……網野と赤松はハズレがない(ただし評価基準は全然違うよー)な、ってとこでしょうか。まぁ、どちらもちょっと前に一世を風靡した方のようで、乗り遅れ感は……否めないのではありますけど……。てか、その時差の間にふたりとも亡くなられてるしなぁ。
 今後は、網野著作で存在のみ認識してるのがあるので、それを見つけたら購入する、のと、あと「日本社会の歴史」はどうするか悩み中。新書なので気軽に手を出しちまえばいいのかなとも思いますが。
 それから、「もういちど読む 山川日本史」は買ってあるので読まねば……と思いつつ、まぁ……さすがは教科書、普通の読書のようにすいすいとは行かないものでありまして、これはおいおい……。
 そのへんを踏んだ後で、いよいよサンカ方面の本にも手を出してみようかなぁとか思ってたり。
 なんせ門外漢もいいところで、この程度読んだくらいで何がわかったとも云えないところでもありますし、ついでにブーム的なのに乗り遅れてるわけでもありますので、詳しい方いらっしゃいましたら、「これも読め」などご教示いただければ幸いです。あ、できれば文庫と新書と 3,000 円未満ぐらいまでの本で!
 あ、あと、小説方面ですが、どうやら隆慶一郎作品はけっこう網野史観に拠っているということらしいので、そっちにも手を出してみようかなぁと思っていたり。棚でよく見る名前ではありましたが、そういうならば、もっと早くに手を出しときゃよかったかなー。
2011/07/03 (Sun)
[日々のいとまに]110702 ~夜這いの民俗学・夜這いの性愛論~
▼そして、赤松啓介「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論」読了。
 どうやら今回の渉猟のとりあえずのシメとなったっぽいです。
 まぁ、なんだこれ明らかにタイトルからしたら外道じゃねぇのよ、という感じではあるんですが、なんせ赤松上手いしなぁ、というのと、どうもタイトル詐欺(的にオレが感じる)モノが比率として多めという印象があったので、まぁこれもどうなんかねというか、学芸文庫で赤松著作はあと 1 冊、というところまで来てたことでもあるので突撃。
 まぁ、あんがいというかやっぱりというか、べつに夜這いの話しかないわけではなく、夜這いの話っちゃ夜這いの話を軸にしてはいるものの、これまでのに比べて、マチ視点の話が多めだったりと、思ったよりも外道ってわけでもなかったかなという印象でした。
 てかねぇ……このフリーダム加減、正直、現代人たる自分の感覚からすると、そりゃあ「なんじゃそりゃ」ではありますよ。ただ、その中ではちゃんと回ってる(住民ではない住人とかを切り離してることなどがそりゃ気にはなりますが、中では、ね)し、それはそれでアリな世界なんかなぁ、というふうにファンタジーとしてではあれべつに悪くない世界というふうに見えるわけですが、そこから文化が持ち込まれたって話であるにもかかわらず、マチとなるとね……。なんとも、こいつはタフな世界だぜ、というか、ねぇ……。まぁ、ムラの「内側」からはみ出してる人々が流れてきてたりもする感もあるわけであり、その意味では、そういう部分を切り離してマチなどに追いやってたからこそムラは「内側については」それはそれでアリかもってな域を維持できてたって面はないんかなぁ、とか思ったりしてしまうのよ……。
 ま、教育勅語、は知らんけど、それ以降の価値観に汚染された感覚が云う言葉ではありますけど。
 でもやっぱ、女中と総称される人々の上から下への階層分けとか見てると、うへぇ、という感じには、なるよねぇ? どうよ?
 で、面白いのほうも相変わらず健在で、足袋屋の女親分と云々、とタイトル通りの夜這い系話をひと通りしたかと思うとすげぇ勢いで脱線して、足袋についての薀蓄が怒涛の勢いで流れ出してきたりする話の引っ張り方の上手さはホント恐れ入るというか、これべつに狙ってやってるわけでもないと思うんだけど、すげぇ勢いで飲まれます。商家の夜這い話の前段ということだろうなぁという感じで商家の構造についてのこれまた妙に詳細な薀蓄が始まったかと思うと、確かにその後商家の夜這い話になりはするものの、べつに構造解説いらなかったんじゃね? というような話だったりと、なんかもう、いくらでも薀蓄が詰まってる感じが素晴らしい。といって、そっちの薀蓄の部分だけ語ってよと云ってもまぁそうそう出てくるもんでもなく、夜這い云々の話とかをまず始めてみてはじめて、そういえば、という感じで薀蓄とかが出てくる感じの人だったんかなぁ……などと妙なことを思ってしまったり。
 ……で、そのノリに便乗するわけでもありませんが、そういや他の赤松著作について、書き忘れてたことがありました。
 この人のマチ関連の話、けっこう直球な犯罪の実践話とかが、やっぱりこんな感じのちょい脱線という感じで続々出てきてこれもまたなんともはやという感じになったりするんだよねー。今の感覚だと性犯罪だろ、とか、思想犯罪(いやこの人はそっちはそっちで本物らしいので)だ、とかそういう話じゃなく、単なる詐欺まがいとか窃盗とか。逆碁打ちの話とか、唖然としか云いようがない話の散開っぷりで実に参りました。てか、今「逆碁打ち」でググったら 1 件もヒットしねぇぞ。誤字? いや、綴りを変えてもヒットしなかったし……。
 一番笑ったのは、箒の掃き方についての薀蓄(なんて一見タイトルの夜這いとか全然関係なく、実際にもほとんど関係なく、まぁ、登場人物たちの側面描写程度の重量ですよ。面白いし文量もけっこうですが)で「水上勉さんに尋ねてみたら、京流、寺方流とナニワ流、店方流の違いがわかるかも知れない。何を、アホをというかも知れんが、あるかもわからんぞ」とか云ってたトコでした。これ手で書いてるテキストですぜ? 他の部分も、まぁガクジュツ的というには砕け寄りですが、こんなふうに急にノリが変わったりしてまぁ話上手いわ、と。挙句に「記憶の一つ一つを、他の資料で検証することはできなかったが、いずれ整理して大論文に仕立て直しするときには「注」を三百、五百とならべてお目にかけるから、それまでは「聞き書」資料ぐらいに読み流してもらいたいのである」とかとんでもねぇ与太を飛ばし出したりして。
 ……その大論文、是非読みたかったぜ。
 で、これまた例によって、棘、というか、そういうような寸鉄も紛れ込ませてあるわけでして、まぁねぇ。そういう面のフリダームを業として請け負うことの存在と隆盛(そして、この筆者の視点で云えば、そこからの税収)と、ムラ的フリーダムと、どっちがいいんだよ? というのはまぁ、なかなか簡単には意見することのできないところであるなぁ、とかも思いますわ。いや、どっちがいいってそりゃどっちもよかないと現代人のオレとしては思いますが、じゃあどっちが「悪い」かっつうとさぁ。
 てことで深入りはしないでおきますが、まぁ、なんだ、「徴兵制で若者を叩き直せ」みたいな思想は、そりゃ妄想だよな、と納得しますわ。まぁ叩き直るとは思えんわなぁ。そんなふうに集団作ったら、低きに流れたところで並列化されるんが関の山だろうよ、とか思ったりした次第。
2011/07/02 (Sat)
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