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   深度 、急速潜行~
[日々のいとまに]090803 ~核武装とか?~
▼内田樹先生がなにやら書いてらっしゃいました>「日本の核武装は可能か?
 んまぁ、底知れぬ御仁なので、真意が奈辺におありかはいまいちわからんのですが、どうも、全然違ってるところがあるように思います。しかし、違ってるのはたぶんオレなような気もするところでありまして……。やっぱりオレがおかしいのか。うーん、そうなんだろうけど……。
 まず近頃の右傾化傾向についてですが、ネット上で見る限りは(つまりオレが見てる限りなので、恐らくとても偏ってます)これ、かつての右的方向性とは全然違うよね?
 近隣諸国はかつて大日本帝国に軍事的侵略を受けた経験からきびしい反対の声を上げることが確実である。
 たぶんそうなるんだけど、これ全然スジは通らないとオレは思う(そして思ってるオレのが明らかに異端)んですがどうでしょうか。
 すんげー単純に云うとさ。旧右は「中韓が欲しい」で、そう動いたわけっしょ?
 んで、現(ネット)右は「中韓が消滅すればいい」と、極端に云えばそうなるわけでして。
 核兵器は、それを向けた相手を手に入れるための武器じゃなくて、滅ぼすための武器だよな? だから、後者の目的には合致し、前者にはまったくもって合致しない、とオレは思うんだが、違うのか。現代の右傾化は過去の右とは全然違うモノなんじゃねぇの?
 オレは、「滅ぼす」ことと「奪う」ことは全然別個のことだと思うんだけどなぁ。DnD の言葉で云うと、ディスジャンクション(敵の持っているマジックアイテムを破壊する。つまり、戦いに勝ったら手に入るはずの戦利品を破壊してしまう)と「武器落とし強化(素手)」(相手の持っているマジックアイテムをかっさらう)ぐらい違うと思うんだけど……。でも、実利追求型の DnD のプレイでも「ディスジャンクションを使わない理由がない」と普通に云われてる感触なわけでなぁ……。オレにはどうにもわからない。
 もうひとつはアメリカです。「とりわけアメリカは日本の核武装によって失うものが多い」ってホントか? いや、たしかにアメリカの手から離れるものは多いでしょうが、それはすでに「保持したいもの」ではなく「捨てたい負担」になっているのではないかという「恐怖」こそが、それこそ現代の右寄りの人々の核武装方面の思考の根っこなのじゃあるまいか。だから、
 最終的には、アメリカが日米安保条約廃棄、在日米軍基地撤去というカードを切ってくることは覚悟しておいた方がいい。
 については、「(日本の出方とは無関係に単にあちらさんの台所事情の限界ゆえに)明日にも切られるんじゃないか!」という恐怖こそが前提にあって、だからこそ「そうなってもなんとかなると思えるように、いまのうちに核武装でも目指すしかねぇんじゃねぇの?」という議論になってるのであって、因果が逆だとオレには(ネット見てる限りは)見えるんですが、どうなのか。
 米帝にへいこらして守ってもらえるんだったら、いくらでもすればよろしい。まぁ、よろしくないかもしれんけどそれはおいといて。でも、よろしいという前提に立ったところで、あっちが「やだよ」と云ったら以上で、どうもそろそろ云い出しそうな気配が濃厚なんじゃねぇの? だってたとえばあいつら北朝鮮まともになんとかする気ないの見え見えじゃん! というのが、足場が右に傾く原因だとオレは思ってるんですが、やっぱ全力でズレてんでしょうかね?
 まぁかつての右も、「中韓と太平洋ぐらい押さえておかんとロシアその他に叩き潰される!」という「恐怖」に背中を押された感じもある(これも偏った認識だなぁとは思うんだけどさ)わけであり、奪いたい対象と滅ぼしたい(滅ぼせるもんなら)対象が変わっただけで、日本の右にとっちゃ同じっちゃ同じではあるとも云えそうですが、近隣諸国にとっては全然違うはずだと……オレは思うんだが……。
 わっかんねぇです。
 あ、オレの意見としては核武装そのものについては賛成しかねます。その核兵器を泥棒の手からちゃんと守り切る能力に非常に疑問を感じるので。チャームだとかドミネイトだとかコンフュージョンだとかディテクトソウツだとかを、動作要素音声要素物質要素省略してバレないように投げ合うのが主流のこの時代に、意志セーブが低くて心術切ってる日本がディスジャンクションのスクロールを買うとかありえんだろ。チャームかドミネイトかコンフュージョンで持ってかれるか、自分中心でキャストさせられるか、そっちのほうがよほどが不安だっつーねん。
 ところで、内田樹先生のその次のエントリはなかなか素敵で、ちょっとニヤッとしてしまいました。
 ちょっと長いですが、中略多用の切り貼りもなんなのでまんま引用。
 今度自民党が下野したら、「こういうこと」がまたあるのかしらと思うとついわくわくする。
 民主党政権にはあまり期待していない(だから施策があまりぱっとしなくても、失望もしないと思う)が、下野した自民党がどんな巻き返し戦略を練って来るかにはかなり期待している。
 いちばん現実的なのが民主党との「大連立」による政権復帰である。
 これはせっかく政権をとった民主党の議員たちが猛反対するだろうが、自民党側が示す譲歩によってはありうる選択である。
 衆参両院にまたがる「大連立・挙国一致内閣」ができる。
 ほとんど大政翼賛会状態であるが、経済危機や、あるいは北朝鮮がらみの外交危機に際会した場合に「挙国一致」の喫緊であることを言い出す人間は必ず出てくる(ナベツネばかりではない)。財界はそれをつよく望むはずである。
 だから、大連立の可能性は「危機次第」である。
 政権運営上の党内不一致で民主党が分裂して(綱領的に整合性のない政党であるから、可能性は高い)、自民党出身者たち(小沢、鳩山、岡田)が自民党と「保守合同」する可能性もある。
 保守合同の残りの勢力、つまり民主党内の旧社会党・旧民主党と社民党が「日本社会党・サクセション」を結党する。
 これに共産党が是々非々で政策協力して、新55年体制誕生。
 私はこれが日本人にはいちばん合っているのではないかと思う。

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 「日本人にはいちばん合っているのではないかと思う」
 おお。
 んで、
 、「どろどろ無原則の生活者政党」と「綱領的で倫理的に気負った社会主義政党」が6対4くらいの比率で拮抗しているのが、いちばんいい「湯加減」ではないかと私は思っている。
 オレが何か読み間違ってなければ、かなり全力で同意する次第です。
 ……いや、全力はちょっと云いすぎかもですが。
2009/08/03 (Mon)
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