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   深度 、急速潜行~
▼いやーまぁ相変わらず火曜の夜はツラいツラい。
 とはいうものの、一時期は本気で「これ観続けるのは愚かではあるまいか」と思ったフェイトーがまぁ前回今回あたりは、少なくともがんばって起きてた分は満足し得る密度になってきてるんでそれはそれでよい、んですが。
 ですが。
 進行密度が納得できるセンになってきてる分だけ、つくりのしょんぼりさが目立つ印象がナー。
 シロウが例のアーティファクト剣をエミュレートするシーンの詠唱なんかはそれなりに盛り上がった*1 わけなんですが、問題は、その、後だ。
 一撃必殺技で残り 7 ラウンド分をすっとばしてバーサーカーを斃す場面とか、動かなきゃダメっしょ!
 テキストでの描写なら盛り上がり得たのかもしれんと思うけどね。動画であれでは話にならんのだよ。あれじゃ二十数年前にサイド 7 でザクを倒したガンダムのほうがずっと上だぞ、アニメの動きとしては。
 あーもうもったいねぇなぁ。
 原作に忠実というか文句の出ない進行を保って、演出なり見せ方なりを動画ならではの形に腹くくって作り直すぐらいのことはしていいっていうか、するべきだと思うんですがねぇ。たとえばオレのしょんぼりなセンスでひねり出せる程度の案としては、あの巨体七人分の血がもすぬごい勢いで噴き出してあたり一帯血の海、リンは血の匂いにむせ返って目覚める、とかそんなような「見た目のインパクト」とか。んで、「サーヴァントが滅びるとは……こういうことだぁー!」とかバーサーカーが叫んで消滅すると大量の血も消え失せ、血の海に浸って重く濡れた服*3 とかも瞬時に乾いて「はじめから何もいなかった、何もなかったように」全てがもとに戻る、ただし、バーサーカーが刻みつけたセイバーやらシロウやらの傷が癒えるわけではない、とか*2。
 ……ま、んなコトを考えてると、しみじみ思うわけで。ノベルゲーみたいなモノ、とくにこういう「燃える」方面の盛り上がりをするモノをアニメとしてデキのよいモノに仕上げるってのは容易なことではないのであるな……なんてな。
 ……ところで今回のふぇいとーは「萌える」方面(だろうと推測。オレ的にはボール球だったので)では妙に気合が入ってたようにも思わなくもないのだが……そっちに枚数とか気合とかが偏ったなんてコトが有り得るのかねぇ?

*1 「蓄積された年月」まで口走らせる勢いはテキスト屋であるなぁと納得した次第。
*2 いや、こんなんじゃしょうもないってことは自覚してますってば。まぁ要するに見た目をハデにしろって程度のことで、一応オレのしょんぼりなセンスで思いつくような例をあげてみたまで。うーん……もちっとまともっぽい案としては、残り七回分の試練の記憶(牛舎の 30 年分の汚物とか)があふれ出す、とかそんなので(まともか?)
*3 しかし重く血に濡れた布、みたいなモノの描写はアニメが今にいたるまで実写の足元にも及んでいない*4 モノのひとつかもですが。
*4 「現実に近づこうとしているらしい「リアルを標榜する」3DCG」はこうした点においてアニメよりも現実から遠い場所にあり、このあたりがオレが「いわゆる 3D」に全く惹かれない理由のひとつ。いや、乾いた布からしてそうなんだけどさ。でも、金のかかった洋画の「実はこのシーン全部 CG なんですよ」とかでは違和感のないデキになってたりもするのは想像を絶するわけですが。そんなに日本の技術はしょぼいのか? いや、しょぼいのは仕方ないってか、そんなんしょぼくても全然かまわないと思うんですが、そんなしょんぼりなモノをもって進むべき道、金のかけどころ、金かけただけのデキみたいに云うのはまったく理解できん。違うだろ。それは「再現しようとする現実」に対する作り手の見方が絶望的に間違ってるぞ。
2006/04/26 (Wed)
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